受験生にとって食生活は重要です。
勝ち飯・合格しそうな縁起がいいレシピ何てのもよく耳にしますね。
受験勉強をするときや試験を受ける際には脳ミソを使いますが、脳は体全体のエネルギーの消費量の2割ほどにもなるからです。
そのため脳の働きを活性化させるにはどういった栄養素が必要か知ることは重要なことです。
せっかく今まで頑張ってきた受験の成果を最大限に発揮するためにも、きちんと食事管理をしたいですよね。
親御さんからしても、受験シーズン中はお子さんの食事に注意をされる方も多いはずです。
今回は、受験期間中から当日や前日にかけてのオススメの食事、受験当日に持っていくとよいお菓子などもご紹介します。
食事管理をしっかりして是非とも合格を勝ち取りましょう。
受験当日や前日での食事面に注意すべきこととは?
受験当日や前日に食事を摂る際に注意するべき点についてご紹介します。
食事を作るときのご参考にしてみてください。
消化に悪い物を食べない
受験前日からは消化に悪いものを食べないようにしましょう。
消化しにくい食べ物を寝る前に食べてしまうことによって、睡眠中も胃が働き続けてしまい、眠りが浅くなってしまう可能性があります。
適切な睡眠を摂ることができないと、試験当日に支障をきたしてしまうでしょう。
縁起を担ぐためにカツ丼を食べる家庭もあるでしょうが、カツ丼のような揚げ物を含む食品を試験前に食べると、パフォーマンスが落ちる可能性があることを理解しておきましょう。
受験のゲン担ぎ・縁起のためだけにカツ丼を食べることはナンセンスです。
スナック菓子も酸化した油を大量に使用しているので消化に悪いです。試験前日や当日はなるべくスナック菓子を食べないことをオススメします。
脂肪分を多く含んだ肉も消化が悪く胃もたれしてしまうためNGです。
またしっかりよく噛むことで消化も良くなります。
食べ慣れていないものを食べない
普段食べ慣れていないものを食べることによって、消化不良を起こしてしまう可能性があります。
受験前日は普段食べることのない豪勢な料理を振舞う家庭もありますが、あまり食べたことの無い食材は避けるよう注意しましょう。
消化不良を起こしたまま受験に臨んでしまうと、試験中にお腹を壊してしまい集中できなくなる可能性があります。
試験中は緊張によって特に体調を崩しやすくなりますので、万全の体調で臨むためにも食べ慣れた食事を摂るようにしましょう。
火の通ったものを食べる・生物は食べない
刺身や生の肉などは火の通った食品に比べて食中毒にかかるリスクが高まります。
試験前日に刺身を食べて、食中毒にかかってしまい、当日は下痢や嘔吐をしてしまい、試験が台無しになってしまっては本末転倒です。
試験前には、作ってから時間がたったものや生物は避けるようにしましょう。
寝る前の3時間前までに夕食を摂る
受験日前日は、就寝の3時間前までに食事を摂るようにしましょう。
食べ物が消化されている状態で睡眠に入ってしまうと寝づらくなり睡眠が浅くなります。また胃もたれした状態で受験当日の朝を迎えてしまうリスクが高まります。
食事を摂ってから3時間程で体内の食べ物は消化されますので、体に負担をかけることなく眠りにつくことができるでしょう。
朝食を抜かない
受験日当日は朝食をしっかりと摂るようにしてください。
朝食を抜くことによって脳にエネルギーが届かず、試験に集中することができなくなってしまいます。
試験で力を発揮するためにも、朝食は必ず摂るようにしましょう。
低血糖値で頭の働きが鈍くてぼ~っとした状態で試験を迎えるのは最悪なパターンです。
しかし、後で詳しく述べますがドカ食いすると血糖値があがり過ぎて眠くなってしまいます。
腹8分目あたりに朝食は留めておくべきです。
試験開始の3時間前までに朝食を摂る
試験開始の3時間前までに朝食を摂るようにしましょう。
3時間前までに朝食を摂っておくことで、試験が始まる頃までに食べ物を消化し切ることができます。
脳にエネルギーが行き届いた状態で試験を開始できるため、万全の態勢で試験に臨むことができるでしょう。
オススメの食事や食材は?
オススメの食事方法や食材についてご紹介します。
試験で全力を出し切るためにも、食事にはこだわりましょう。
おかゆ・雑炊
試験前日の夕食として、おかゆや雑炊が適しています。
試験前日は睡眠時に悪影響を出さないためにも、消化吸収がしやすい食事を選ぶことが必要となります。
おかゆや雑炊であれば、消化がしやすく胃に負担をかけないためオススメです。
さらに両者共にお米を材料としているため、炭水化物を摂取することができます。
炭水化物は脳のエネルギーの源となるブドウ糖を作ってくれるため、受験を控えた脳にとっては最適の食事であると言えるでしょう。
受験日の前日の夕食には、おかゆや雑炊のように消化しやすくエネルギーも摂ることが可能な食事を選びましょう。
煮込みうどん
煮込みうどんも、おかゆと雑炊と同様に試験の前日の食事として向いています。
うどんは喉越しが良く、消化もしやすいため胃に負担をかけません。
うどんは炭水化物でもあるため、脳にエネルギーを与えてくれます。
お米と並び麺類も受験日前日の食事として向いていることが分かります。
味噌汁・玄米
受験当日の朝食は、食べ慣れているものを食べるようにしましょう。
普段食べ慣れていないものを食べることで突然体調不良に襲われる可能性がありますので、できる限り受験日は日常通りのの食事を摂る必要があります。
味噌汁とご飯のセットであれば、誰もが食べ慣れていると思われるためオススメです。
受験当日は食べ慣れている食事を選択した上で、脳にエネルギーを与えてくれるものや体を温めてくれるものを選ぶことが望ましいとされています。
味噌汁は体を温めてくれますし、ご飯は脳にエネルギーを与えてくれます。
味噌汁とご飯のセットは受験当日の朝食として向いていることがわかるでしょう。
お好みで食べ慣れているおかずを追加してみてください。
個人的には白米ではなく玄米がオススメです。
玄米は白米と比較して急激に血糖値を上げることが無いので身体に負担がかかりづらいですし、ビタミンB群を豊富に含んでいるので、糖質がエネルギー源であるブドウ糖へと変わるのを手助けしてくれます。
納豆
受験当日の朝食におかずを追加する場合、納豆を追加することをオススメします。
納豆は大豆を発酵させた食品ですので、多くの栄養素が含まれています。
さらに、炭水化物を効率よくエネルギーに変えてくれる働きのあるビタミンB1も含まれているため、ご飯との相性が非常に良い食べ物であると言えるでしょう。
試験の原動力となる大きなエネルギーを与えてくれるため、朝食に納豆を加えてみてはいかがでしょうか。
バナナ
バナナは消化に良く、食物繊維も摂ることができるため、受験当日の朝食にオススメです。
果糖やブドウ糖など様々な種類の糖質を豊富に含むので、脳に長い時間エネルギーを送り続けることができます。
なので試験本番の間食としても非常にオススメです。
しかし、食物繊維によってお腹が緩くなる人もいるので苦手な人は控えましょう。
健康食品
時間が無い時はウイダーインゼリーやカロリーメイトといった健康食品で朝食を代用しても構いません。
3時間ほどかけて消化される通常の食事と異なり、1時間ほどで消化されるという利点があります。
どうしても朝食を食べてくることができなかった場合や、試験前にスタミナ不足を感じる場合は、これらの健康食品で補ってみてはいかがでしょうか。
試験に必要な栄養素は炭水化物やビタミンB群であるため、エネルギーやビタミンを補給してくれる旨の商品を選ぶようにすると良いでしょう。
スポーツドリンク
試験開始30分前頃にエネルギー補給したいと思った場合、スポーツドリンクを飲むという方法もあります。
スポーツドリンクには運動時に消費したエネルギーを補うための栄養素が含まれているため、試験前に軽く栄養補給したいという場合にオススメです。
スポーツドリンクによって用途や成分の構成も変化する点については注意しておきましょう。
スポーツドリンクの中でも受験時に使用するものとしてオススメなものはポカリスエットです。
ポカリスエットは体液に近い液体であるため吸収も早いですし、糖分も含んでいるので脳にエネルギーを送り込んでくれるというメリットもあります。
勉強するために飲むドリンクとして向いているものがポカリスエットであると言えるでしょう。
対してアクエリアスは運動のパフォーマンスを高めるために作られているため、受験時の飲用としては向いていません。
エネルギー補給に特化したポカリスエットを選ぶようにしましょう。
飴・チョコレート
試験の前に飴やチョコレートを食べて軽く栄養補給しておくこともオススメです。
甘いお菓子に含まれる糖分が脳のエネルギーとして活躍してくれることでしょう。
特にチョコレートにはGABAというリラックス効果を与えてくれるギャバという成分も含まれるため、試験の際にうってつけのお菓子であると言えます。
受験時の緊張緩和にも役立ってくれるでしょう。
またオススメなのがハチミツを固形にした飴です。
受験シーズンにしておくべき対策とは?
これは、受験前日や当日の食事対策とは異なりますが、受験時に一番気を付けておかなければいけないことは体調管理です。
風邪やインフルエンザを引いてしまうと、受験は断念せざるを得なくなります。
マスクや手洗いうがいをしていても体内にウィルスが侵入するのを完全に防ぐのは難しいです。
そんな悩みを解決するのは、毎日ヤクルトを飲むのがオススメです。
ヤクルトにはシロタ株という乳酸菌が含まれており、腸内環境を改善するばかりではなく、体内の免疫強化にも効果があります。
体内の免疫の9割は実は腸内の細胞にいると言われているくらい、体調のコンディションは腸内環境に左右されます。
自分自身も1日2本ヤクルトを飲むだけでここ数年間は風邪を引かなくなりました。
受験シーズンの1月~2月だけでも毎日ヤクルトを飲めば風邪やインフルエンザの悩みから解放されることでしょう。
ヤクルトを飲むときの注意点としては、常に10度以下の環境で保存するようにしましょう。
間違っても常温で保存しないようにしましょう。
これはヤクルトのシロタ株が10度以上になってしまうと死滅してしまい、ヤクルト本来の効果を得られなくなってしまうからです。
また、ヤクルトを飲むときには必ず食後にしましょう。
空腹の時は胃酸の分泌が活発なので、乳酸菌を摂取しても、腸に届く前に胃酸でやられてしまい、効果が半減してしまいます。
乳酸菌は一度に大量に摂取するより、毎日時間を空けてコツコツ摂取することで効果を最大限発揮してくれます。
自分的にオススメのヤクルトの飲み方は、朝食後と夕食後に1本ずつ飲むことです。
最後は受験前日や当日の食事とは少しずれたことを書きましたが、受験シーズン中に風邪を引かないということはとても重要なことです。
栄養バランスを考えた食事を取ると共に、受験シーズンの1か月ほど前からヤクルを飲み風邪やインフルエンザを予防することもも是非加えてみてください。
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