炊いたご飯を保温ジャーで保温しておく場合、何時間ほど保温可能なのでしょうか。

ついつい放置しすぎて臭くなってしまうという方のために、保温ジャーを用いる際の目安についてご紹介します。

美味しいご飯を楽しみたいという方は、この記事を参考に保温ジャーを有効活用してみてください。

 


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ご飯は炊きあがってからいつまでジャーで保温していても平気?

 

 

保温ジャー

 

ご飯が炊きあがってから保温する場合、どのくらい保温ジャーで美味しさを保つことができるのでしょうか。気になる目安を項目ごとに解説します。

 

美味しく食べられるのはいつぐらい?

 

美味しくご飯を食べられるのは、炊きあがってから何時間くらいまでなのでしょうか。保温ジャーの種類にもよりますが、およそ半日程度までが美味しいご飯を楽しめる限界時間であるとされています。

保温ジャーでさらに保温を続けることは可能であるものの、半日を過ぎるとどうしても風味が落ちたり触感が悪くなったりして、不味くなっていってしまいます

美味しくご飯を食べたい場合は、半日以内にご飯を食べきってしまうか、一度保温ジャーからご飯を他の場所に移してより長持ちさせることができる方法で保存しましょう。

固くなるのはいつぐらい?

保温ジャーでご飯を保存している場合、ご飯が固くなっていくのはいつぐらいからなのでしょうか。

ご飯を美味しく食べられる半日が経過した段階で、徐々に固くなっていきます。食感が悪くなっていくことは、即ちご飯が固くなっているということです。

ご飯が古くなってくると黄ばみが生じますので、見た目からある程度判断することも可能です。

見た目や食感から判断し、使用している保温ジャーはどのくらいでご飯が固くなるのかを把握しておくと良いでしょう。

 

臭くなるのはいつぐらい?

 

炊いたご飯は澱粉化し、臭いを発生させるようになります。ご飯が臭くなるタイミングは、ご飯が固くなり始める頃と同様で、段階的に臭くなっていきます。ご飯は半日過ぎたあたりから劣化が始まり、徐々に臭いを伴いながら固くなっていくと思っておけば良いでしょう。

また、ご飯が臭くなる原因は、ご飯の保温時間だけではありません。炊いているご飯が古かったり、保温ジャーの釜が汚れている場合も臭いが発生しますので、あまりにも早く臭いが発生するようであれば、ほかの原因も疑ってみましょう

保温ジャーの劣化によってご飯が不味くなったり、雑菌が沸きやすくなったりしますので、保温ジャーの清掃はこまめに行いましょう。

 

食べられるのはいつぐらいまで?

 

ご飯が固くなって不味くなってしまったとしても、食べることは可能です。少々古くなってしまったご飯は、お茶漬けにするなどの工夫をすれば美味しく食べることができる可能性もあるでしょう。

不快な臭いが強くなってきた段階で、ご飯を食べるのはやめておきましょう。ご飯の黄ばみも強くなり、場合によってはカビによって緑色や赤色になっている場合もあります。

目安として、2日過ぎたご飯は捨てることも視野に入れるようにしましょう。しかし、最近の保温ジャーは進化しており、物によっては3日間は美味しい状態でご飯を保温できるものも出てきています。

使用している保温ジャーのスペックや古さによってご飯が問題無く食べられる時間は変化しますので、自分の感覚を大切にしながらご飯の状態をかくにんするようにしましょう。

 

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いつでもオイシイご飯を食べるコツは?

 

 

じゃー

 

ご飯のなるべく美味しいまま保管する方法はあるのでしょうか。美味しくご飯を食べるためのコツをお伝えします。

炊きあがったらすぐに冷凍

炊きあがったご飯を冷凍保存しておくことで、劣化を止めることができます。ご飯は乾燥したり澱粉化することで劣化しますが、冷凍保存にはこれらの進行をストップさせる効果があります。

冷凍したご飯を解凍して食べることで、炊き立ての頃と変わらぬ美味しいご飯を楽しむことができるようになるでしょう。炊いたご飯を長期間保管したい場合は、保温ジャーでご飯を炊いた後に冷凍庫に移しておくと良いでしょう

冷凍庫でご飯を保管する場合、一ヶ月程度は保存しておくことができます。

注意点として、冷蔵庫に保管することは避けましょう。冷蔵庫の温度では、ご飯の劣化を食い止めることはできません。ご飯の劣化を食い止めるためには、2〜3℃を下回る温度である必要がありますが、冷蔵庫内はもっと高い温度が設定されています。

冷蔵庫に入れておいたとしてもご飯は劣化し続けていくため、冷蔵庫に保管する意味は無いでしょう。

 

おひつで保存した方が良い?

 

おひつを用いることで、さらに美味しいご飯を作る方法があります。保温ジャーで炊いたご飯をおひつに移すことで、ご飯の粗熱が取れ、ごはんの味が引き締ります

また、おひつが内部の水分を吸収することで、中の湿度が一定になります。ご飯に水滴がつくことを避けられるため、ご飯がベタベタせずふっくらとした状態を保つことできます。

ご飯にこだわるお店などでは、保温ジャーからおひつにご飯を移して品質を保つ工夫がされています。人によってはおひつを単なる保管用の器具ではなく、調理器具の一つとして見做している人もいるようです。

もちろん、おひつにご飯の劣化を防ぐ機能はないため、劣化の早さは保温ジャーとあまり変わりません。弁当のご飯など、早めにご飯を食べてしまうことがわかっている場合に用いると良いでしょう。

 

ジャーで保存するときに少しでも長持ち、臭くならない方法は?

 

保温ジャーを使用する際に少しでも長持ちさせる方法はあるのでしょうか。

保温ジャーが古かったり汚れているとご飯の劣化も早くなるため、保温ジャーのケアを日頃から行うことが大切です。

こまめに保温ジャーの清掃を行い、古くなってきたら買い替えることも考えましょう。

また、釜に張り付いているご飯から先に劣化が始まりますので、ご飯の量が減ってきたら真ん中に寄せておくようにしましょう

ご飯が釜に接する面積を減らしておくことで、ある程度ご飯を美味しいまま保つことがことができるでしょう。

 

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電気代についても気を遣おう

 

 

おひつ

 

保温ジャーの電気代も意識しておきましょう。

毎日1回炊飯し、12時間保温するとして、年間で2000円程度の電気代がかかります。

保温ジャーによってご飯を6時間保温すると、1回炊飯するのと同程度の電気代がかかります。

炊いたご飯を保温ジャー内で放置しておくと、それだけ電気代もかかりますので、ご注意ください。

また、2007年時点の保温ジャーと2015年の保温ジャーの電気代を比較すると、50%もの差があることがわかりました

新しい保温ジャーを利用することで、電気代を抑えることができますので、可能であれば新しい保温ジャーを使用するようにしましょう。

今後も年を経るごとに保温ジャーは進化していくことが予想されますので、それだけ使用する電気の効率も良くなっていくことでしょう。

定期的に最新の保温ジャーに買い替えることで、さらに電気代を抑えることができるようになる可能性があります。

 

 

炊いたご飯はできる限り早く食べよう

 

 

ご飯の保温時間の目安などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

冷凍保存やおひつを用いた保存など、ご飯の美味しさを保つコツをいくつかお伝えしましたが、最も望ましいのは、炊き立てのご飯を早めに食べてしまうことです。

節約に躍起になるよりも、こまめにご飯を炊いて、安全で美味しいご飯を楽しむことをオススメします。