お祭りにはたくさんのお店が出ていますが、その中でも大人にも子どもにも人気があるのが射的です。

コルクの玉を空気銃から発射して景品を打ち落とすものですが、簡単には当たらず、当たってもなかなか景品が落ちなくて(倒れなくて)悔しい思いをした人もいるのではないでしょうか。

射的で上手に景品を落とすコツと代表的な射的の景品を紹介します。

 


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銃の構え方のコツは?

 

 

射的で上手に景品を落とすには、銃やコルク玉の選び方や銃を撃つ姿勢など、気を付けなければいけないポイントがあります。

これらのポイントを踏まえて射的に成功すれば、子どもたちのヒーローになることも可能です。

 

鉄砲の選び方

 

縁日の射的に使われている銃は、多くの人に長い間利用されて場合が多いのではないでしょうか。

一般的には中古の銃になるので、ばねの力が弱っているようなものもあるでしょう。ばねの力が弱っていると、玉は力強く発射されず、勢いがな状態になります。

そのような玉は、もし景品に当たっても、景品を倒す力が足りなくなってしまう可能性が高いと考えられます。

射的の銃を選ぶときには、ばねの力が強いものを選んだ方が良いでしょう。
子どもと射的

 

コルク玉の選び方

 

コルク玉の選び方も重要です。何度も射的に使われているうちに、コルク玉は欠けて銃口にきちんとはまらなくなってしまうこともあります。

銃口にきちんとはまらない状態でコルク玉を撃つと、空気が抜けてしっかりと思った方向に飛ばない可能性があります。

 


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また、空気が抜けてしまうので勢い良くコルク玉は飛んでいかないでしょう。欠けていないコルク玉を選んで使うようにしましょう。

コルク玉か欠けていないかどうか、状態を確認することは重要ですが、コルク玉の向きも大切です。

コルク玉の細い方から銃身に詰めることが一般的のようですが、コルク玉が欠けているようなものばかりの時には、逆に太い方から銃に詰めてみましょう

そうすると空気が抜けることがなくなるので、勢いのある玉を撃つことができます。

 

撃つ姿勢

 

銃とコルク玉を選んだら、次はいよいよ撃つ姿勢についてです。撃つ姿勢がきちんとできていないと景品に当てることができません。

まず脇をしっかりと固めて、頬と肩で銃を固定します。この時に銃身を景品よりも下側に置くことが重要です。

片目をつぶって景品を狙って撃つ人がいますが、片目では景品の狙い場所がずれてしまうので、必ず両目を開けて撃つようにしましょう。

この体制さえできれば、コルク玉を景品に当てることは難しくはないでしょう。では、景品のどの辺りを狙えば良いのでしょうか。

 

景品の狙い場所

 

景品のど真ん中であれば狙いやすくて当たる確率が高いと思っている人は多いでしょう。しかし、景品に当たっても、倒せなければ景品を手に入れることはできません。

つまり景品が倒れやすい部分にコルク玉を当てる必要があります。景品の下のほうは、景品の重さがかかっている場所なので、当たっても簡単には倒れません。

景品の形状にもよりますが、景品の右上、あるいは左上にコルク玉を当てると景品は倒れやすくなります。

景品の真ん中に当たっても、景品は回転しないので、倒れません。上記の右上、または左上に当てることによって、景品を回転させて倒しましょう。
おじいさんと射的

 

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射的の裏技

 

射的をする時には多くの人が利き腕を使って銃を撃つのではないでしょうか。しかし、利き腕と逆の腕を使って銃を撃つと景品が手に入る確率が上がるかもしれません。

利き腕の場合には余計な力が入ってしまい、狙った方向・場所とは全然違う場所にコルク球が飛んでいってしまう場合があります。

前述した、脇を固めて頬と肩でしっかりと銃を挟み込む体制さえできていれば、あとは銃を撃つだけです。

力の抜けたリラックスした状態で射的をした方が、景品を打ち落とす可能性が高まるかもしれませn。

 

 

どのような景品を狙うべき?

 

 

射的の景品にはさまざまなものがありますが、代表的な景品について紹介します。

 

お菓子

 

射的の景品では、お菓子はポピュラーなものでしょう。箱型のお菓子であれば、射的の的として置きやすく、狙いやすい形状をしています。

お菓子の種類によって重さはまちまちですが、スナック菓子のように軽いものは倒れやすく、あんこ菓子のように重いものは倒れにくいようです。

欲しいお菓子を狙うのが一番良いとは思いますが、お菓子の重さや倒れやすさを考えると、射的の成功率が上がるかもしれません。

箱型のお菓子であれば、やはり箱の右上、あるいは左上を狙うのが鉄則です。

 

おもちゃ

 

お菓子と同様におもちゃも子どもたちには人気の高い景品です。多くのおもちゃは射的で倒れやすいような箱型や軽めのものです。

例えば、人気のあるキャラクターのカードや人形を景品にすると、多くの子どもが集まってくるでしょう。

しかし、中にはおもちゃそのものを的にするのではなく、小さな人形などを的にして、その人形を倒せたら高額なテレビゲームのソフトと交換するような射的もあります。

おもちゃの種類によっては、射幸心をいたずらに煽る可能性もあるので、大人が注意するようにしましょう。
最新の射的

 

商品券や割引券

 

神社などの屋台で行う射的ではなかなかお目にかかることはできませんが、デパートや商店街が主催している射的では、デパートや商店街で使える商品券や割引券が当たることがあります。

上記のテレビゲームソフトのように、決まった人形などを射的で倒すと、お目当ての商品券などが当たるものです。

射的は主に子どもが楽しむものですが、このような景品では主婦などの大人も真剣に射的に取り組んでしまうかもしれません。

 

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何回当てれば景品は倒れるか

 

景品に何回コルク玉を当てればよいのか、は銃やコルク玉の状態や、的の大きさや重さ、形状によってまちまちです。

たった一回で欲しかった景品を手に入れることもできますし、何回当たっても倒れてくれない景品もあります。

何度も当たっているにもかかわらず倒れない景品は、もしかしたら細工がされているのかもしれません。お店に抗議をしても、とぼけられてしまえばおしまいです。

もし、そのような疑いがあれば、そんなお店で遊ぶことは止めて、人が多く集まっているインチキをしないようなお店で遊ぶようにしましょう。

 

 

実際に射的で得することはあるのか?

 

 

射的の仕組みを考えると、お店ではなく客が得をする可能性は低いと思われます。縁日の射的には、テントや道具を借りる費用、お店を出す権利金、人件費などさまざまなお金がかかります。

その中でお店側は利益を上げなければいけないので、射的でばんばん大当たりを出されてしまうと大赤字になってしまいます。

もちろん、全然当たりが出ない、当たっても景品が倒れない、となると、そのお店で射的をする人がいなくなってしまうので、それはそれで困ってしまいます。

したがって、単価の安い景品であれば比較的倒れやすくしてあるものの、高額な景品であれば倒れにくいような荷重になるように箱に入れたりして、お店側も工夫をしているようです。

お店側はトータルで収益が出ればよいので、時々、目玉商品が当たるようにしている場合もあります。

そのようなタイミングにたまたま遭遇して、射的で高価な景品をゲットできたら、ラッキーでしょう。

つまり、一人ひとりのお客様単位で考えれば、射的で得をすることはあり得ますが、トータルではお店側が儲かるような仕組みになっているのです。

射的の腕を磨いて、景品を打ち落とす技術を向上させることはできますが、高価な景品をいつもゲットできるとは限らない、というところでしょうか。