スナック菓子を開封してから時間が少し経つと、すぐに湿気ってしまいます。
せっかくのパリパリとしたスナック菓子がぐにゃりとしてしまい、中々本来の味を楽しむことができなくなってしまいます。
湿気ったスナック菓子をパリパリに戻す方法があれば夢のようですが、スナック菓子を買った時のような状態に戻す方法はあるのでしょうか。
今回は、湿気ったお菓子をパリパリに戻す裏技についての情報をご紹介します。
スナック菓子はなぜ湿気るのか?
まずスナック菓子が湿気ってしまう理由を知っておきましょう。
スナック菓子が湿気る原因は、文字通り空気中の湿気です。
スナック菓子を開封することでスナック菓子が空気中の湿気を吸うようになり、何もしなくても徐々に湿気っていきます。
空気中に水分がある限り、スナック菓子が湿気っていってしまうことは止むを得ないことであると言えるでしょう。
大抵のスナック菓子の中には乾燥剤が入れられていますが、飽くまでこの乾燥剤は開封までの湿気を防ぐためのものです。
乾燥剤があるに越したことはありませんが、スナック菓子が湿気を吸収するぺースの方が早いため、だんだん湿気っていってしまいます。
開封してしまうと乾燥剤で湿気を防ぐことはできないため、乾燥剤を入れているからといって安心することは禁物です。
スナック菓子をパリパリに戻す方法
スナック菓子をパリパリに戻す方法をこれからご紹介します。
二通りの方法をご紹介しますので、両方試してみてください。
加熱して戻す方法
加熱することによって湿気を奪い、スナック菓子をパリパリに戻す方法です。
電子レンジやトースターを用いて10~30秒ほど加熱してみましょう。
湿気ってしまったスナック菓子がパリパリになっていることでしょう。
ラップはせず、キッチンペーパーを敷いて加熱するようにしましょう。
フライパンによるから煎りが最も美味しいと言っている人もいますので、様々な加熱方法を試してみると良いでしょう。
乾燥させて戻す方法
乾燥させてスナック菓子から湿気を奪うことができれば、加熱をしなくても戻すことができます。
ドライヤーを当ててスナック菓子をパリパリの状態に戻すという面白い方法があります。
加熱によってパリパリに戻す方法は強力ですが、スナック菓子が油臭くなってしまうなどのデメリットもあります。
ドライヤーによって乾かす方法を使えばスナック菓子が油臭くなることは無くなりますので、ぜひお試しください。
また、冷蔵庫にスナック菓子を入れることでパリパリに戻すこともできます。
冷蔵庫には湿気を霜として回収して庫外に排出する機能が備わっているため、スナック菓子に含まれる湿気を奪ってくれる効果があります。
冷蔵庫は回収した水分を常に庫外に排出しているため、冷蔵庫内も乾燥した状態が維持されています。
冷蔵庫内にスナック菓子を入れておく限り、スナック菓子をパリパリにしてくれる上、湿気ていくこともありません。
スナック菓子にとっては、まさに理想的な保存環境であると言えます。
しかし、冷蔵庫を用いてスナック菓子をパリパリに戻したい場合は、冷蔵庫の野菜室にスナック菓子を入れることは避けましょう。
野菜は水分を奪われてしまうとしなびてしまうため、野菜の湿気を奪ってしまわぬよう、野菜室だけは湿度が高く保たれるよう工夫されている冷蔵庫が多いからです。
スナック菓子から湿気を奪いたいのに、高湿度に保たれている野菜室で保管してしまっては効果がありません。
冷蔵庫の中にスナック菓子を入れておくことで湿気を取ることができるという情報は様々なサイトで紹介されていますが、野菜室は湿気が高いという情報はあまり出回ってません。
冷蔵庫を利用してスナック菓子が湿気ることを防ぐことを考えている方は、野菜室にスナック菓子を入れてはいけないということも忘れないようにしておいてください。
スナック菓子を湿気らせない方法
湿気ってしまったスナック菓子をパリパリに戻す方法をお伝えしましたが、完全に購入時の状態まで戻すことは難しいです。
スナック菓子を湿気らせないで済むならその方が良いでしょう。
出来る限りスナック菓子を湿気らせないよう保管方法も考えてみてください。
スナック菓子を湿気らせないために、高温多湿の場所を避けるようにしましょう。
冷蔵庫に保管することがベストですが、涼しくて乾燥した場所に保管しておくことで、スナック菓子が湿気てしまうことを遅らせることができるでしょう。
スナック菓子をジップロックすることによって、湿気てしまうことを阻止することもできます。
スナック菓子を密閉した空間に保管しておくことで水分の吸収を防ぐことができるからです。
ジップロックが無い場合は、クリップなどでスナック菓子の口を塞いだ状態で保管するようにしておきましょう。
スナック菓子が少しでも空気に触れる面積を減らすことで、湿気ていくペースを抑えることができます。
注意点として、乾燥した場所に保管しておいても、スナック菓子が湿気るペースを抑えることしかできないということを覚えておきましょう。
スナック菓子をパリパリに戻すことができるというわけではない点にご注意ください。
冷蔵庫がスナック菓子をパリパリに戻すことができるのは、冷蔵庫内に湿気を排出する機能が備わっているからです。
スナック菓子がパリパリに戻ることは、冷蔵庫内が乾燥していることとは直接的には関係ありません。
湿気ったスナック菓子を楽しむ方法
スナック菓子を湿気った状態でより楽しむ方法についてもご紹介します。
スナック菓子をパリパリに戻すことが面倒に感じる方は、湿気ったスナック菓子に一工夫して楽しむ方法を利用してみても良いでしょう。
フライにする
湿気ったスナックをパリパリに戻しても購入時の状態と全く同じにはできないため、いっそフライとして楽んでしまうという選択肢もあります。
湿気ったスナック菓子に小麦粉をまぶしてフライにすることで、お菓子を増量することもできるでしょう。
当然ながらフライの味はスナック菓子の味に依存するため、注意しましょう。
スナック菓子によってはフライにすることで余計に不味くなってしまったということになる可能性もあることは覚悟しておきましょう。
お茶漬けにする
スナック菓子を砕いてお茶漬けに混ぜることで、美味しくなるという話があります。
スナック菓子が湿気ってしまって食べづらくなってしまったら、むしろお湯に浸して楽しんでしまおうという逆転の発想です。
しかし、お茶漬けはフライ以上に組み合わせによって味が左右される食べ物です。
お米とスナック菓子の相性が悪いと、かなり不味くなってしまうでしょう。
煎餅など、お茶漬けに合いそうな一部の食品に対して試してみるのが良いでしょう。
おこわにする
湿気ってしまったスナック菓子をお米に混ぜて一緒に炊いてしまうことで、おこわとして楽しむ方法です。
こちらの方法もいかにお米とスナック菓子が合うかが肝心になりますので、煎餅など限られた食品で試すようにしましょう。
煎餅などお米と相性が良い食品を用いることで、おこわとしてその食感を楽しむことができます。
スナック菓子を買ったらなるべく早く食べよう
湿気てしまったスナック菓子をパリパリにする方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
様々な保管方法などを説明しましたが、スナック菓子を最も美味しく食べる方法は、開封後すぐに食べることです。
できる限り保管することはせず、開封したその日のうちに完食できるようにしましょう。