この夏はジェットスキーを楽しみたいと考える人もいることでしょう。

初心者でも安全に楽しむには、どのような点に注意すべきでしょうか。

ジェットスキーの正しい乗り方や、持っていくべきものもご紹介しますので、これからジェットスキーを始めてみたいという方は、是非チェックしてみてください。

 


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ジェットスキーの正しい乗り方は?注意点は?

 

 

ジェットスキー

まず、ジェットスキーの正しい乗り方や注意点についてご説明します。

ジェットスキーの事故を避けるためにも、必ず目を通しておきましょう。

 

ジェットスキーの正しい乗り方は?

 

最初にジェットスキーの点検をしましょう。

燃料や船体の状況をチェックします。

フードロック・チョーク・燃料コック・ドレンフラグといった様々な箇所をチェックし、エンジン始動のテストを行っておきましょう。

点検が完了したら、海に入ってから再度エンジンをかけます。

乗り始める場所は、水深60cm以上の場所を選んでください。

 

 

海の中でエンジンをかけた際は、検水孔から冷却水が排出されることを確認しておいてください。

ジェットスキーの状態が万全であることをチェックしたら、後方から乗り込みましょう。

ジェットスキーに乗り込んだら、試運転をして感覚を掴みましょう。

方向転換や各部の動きを確認してください。

 

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ジェットスキーに乗る際の注意点は?

 

方向転換する際は、周りに人や障害物が無いことを必ず確認しましょう。

誤ってぶつかってしまうと大事故に繋がりかねませんので、注意が必要です。

湾内では高速走行を禁止されている場合もあるため、ジェットスキーを走らせるエリアでは制限速度があるかどうかについてもよく確認しておきましょう。

湾外に出てからは自由な速度で走行可能になりますが、常に燃料や機体の状態には注意を払うようにしてください。

岸から離れてしまうほど、機体がトラブルに見舞われた際に戻りづらくなってしまいます。

一般的な車とは異なり、海上で期待がストップしてしまうと身動きを取ることすらままならなくなりますので、慣れないうちは岸の近くで走行するようにしてください。

 

 

制限速度内で安全な湾内での走行を繰り返して徐々に慣れていき、ある程度の経験を積むことができたら湾外の海へと繰り出すと良いでしょう。

岸までジェットスキーを引いて帰ることも想定して、海中に危険な生物がいない海を調べて行くことも大切です。

時期によってはクラゲが大発生しまうところもあるため、体中が刺されてしまうことのないようにしましょう。

 

 

服装や持っていくべきものは?値段はどれくらい?

 

 

ジェットスキー

 

 

ジェットスキーをする際の服装や、持っていくべき物をご紹介します。

以下でご紹介するものをしっかり用意してジェットスキーに臨みましょう。

値段も併せてご紹介しますので、参考にしてみてください。

 

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水着

 

ジェットスキーに乗る際は、上半身にも水しぶきがかかりますので、水着を着用するようにしてください。

直射日光を浴びることになりますので、日焼けを避けたい場合は、ラッシュガードを着用しても良いでしょう。

水着とラッシュガードの種類にもよりますが、一式揃えても一万円以内に収めることができるでしょう。

着替えも忘れずに用意しておくようにしてください。

 

マリンブーツ

 

ジェットスキーに欠かせないものとして、マリンブーツも挙げられます。

ジェットスキーを運ぶ際に踏ん張ったりしますので、足を砂などで切ってしまうことのないよう、マリンブーツを用意しておくようにしましょう。

マリンブーツは3000円前後で購入することができます。

こだわりがある人は、本格的なマリンブーツを高値で購入しても良いでしょう。

安いものは1000円以下で購入することもできますので、お好みに合わせて選んでみてください。

 

ロープ

 

ジェットスキーには安全性を守るため、携行することを義務づけられている法定備品というものがあります。

ロープも係船索として備え付けること義務づけられている法定備品の一つです。

係船索とは、船を乗らない時に港に繋ぎとめておくためのロープのことを指します。

ジェットスキーの場合は、ロープを別の人に掴ませて走行を楽しむための牽引ロープとして使うこともあるため、ロープにこだわりを持っている人も少なくありません。

ロープはおよそ3000円~4000円程度で購入することができます。

 

小型船舶用信号紅炎

 

 

 

こちらも法定備品とて、携行を義務付けられています。

簡単に言い換えるならば発炎筒のことを指します。

携帯電話などの無線設備を備えるものがある場合、小型船舶用信号紅炎が無くても外部と連絡をとる手段があるということで携行を免除させる場合があります。

 


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しかし、携帯電話を持っていたとしても、その携帯電話には防水機能がついていなくてはならず、航行区域がサービスエリア内である場合に限るといった様々な制約がありますので、単純に携帯電話をもっているからといって小型船舶用信号紅炎を持っていかなくて良いという話にはなりません。

法定備品の条件に関してはよく調べておき、携行の免除をしたいときは船舶検査時に申請するようにしましょう。

小型船舶用信号紅炎を購入する場合、5000円程度で手に入れることが可能です。

小型船舶用救命胴衣または小型船舶用浮力補助具

もしもの時があった場合、人や船を沈まないようにするための措置として救命胴衣などを用意しておく必要があります。

小型船舶用救命胴衣または小型船舶用浮力補助具の携行も法定備品として定められていますので、忘れずに準備しておくようにしてください。

万全を期す場合は、救命胴衣と船舶浮力補助具の両方を用意しておいてください

人命第一ですので、救命胴衣を優先的に用意しておくことをオススメします。

救命胴衣は5000円のものもあれば、20000円以上するものもありますので、各種救命胴衣の機能と値段を比較しながら選んでみてください。

小型船舶用浮力補助具の値段は、10000円~20000円であり、最低でも一万円はかかるものと思っておきましょう。

 

船検証・免許証

 

ジェットスキーを楽しむ際に、絶対に忘れてはいけないものがあります。

船舶検査証書・手帳、および船舶免許証です。

これらは法律で携行することが義務づけられていますので、ジェットスキーを楽しむ際は必ず携行しておくようにしてください。

どちらかが欠けると罰金を取られてしまいます。

船舶検査証書・手帳の不携帯には 20万円以下の罰金が科せられます。

また、船舶免許証の不携帯の場合は 10万円以下の過科となります。

無免許運転していたことが発覚していた場合、30万円以下の罰金となります。

 

 

運転していた人だけではなく、ジェットスキーを運転させた人や、貸した人にも同様の罰則が科せられますので、ご注意ください。

ジェットスキーは法律上、車両と似たような扱いをされており、飲酒運転にも5年以下の懲役若しくは禁固又は100万円以下の罰金が課されるなど、厳格な規定があります。

海上で一時的に楽しむ乗り物であるとはいえ、乗る際には公道を車で走るつもりで気を引き締めるようにしましょう。

また、ジェットスキーには、検査済票ステッカーを貼っておくことも義務づけられています。

検査済票ステッカーを貼ってない場合あるいは脱落した場合には、20万円以下の罰金が科せられます。

ジェットスキーを楽しむ際は、法律をしっかりと意識するようにしましょう。