学生のお子様がいらっしゃる方には、子供の上履きに名前を書いてあげる機会もあることでしょう。普通のペンで上履きに名前を書こうとすると滲んでしまうことがあり、意外としっかり書くことが難しいということがわかります。

インクを滲ませないで上履きにしっかりと名前を書き込むことは可能なのでしょうか。この記事では、上履きに名前を書く際の有効な書き方をご紹介します。

名前を書くことに失敗した場合の消し方についてもご紹介しますので、お悩みの方はぜひチェックしてみて下さい。

 


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上履きの名前がにじんでしまう理由

 

 

上履き

 

上履きに書いた名前が滲んでしまう現象は、人体の毛細血管の働きにも似ていることから、毛細現象と呼ばれています。

毛細血管は、血液が血管の隙間を滲み出るようにして広がっていく性質があり、上履きに書かかれたインクも血液と同様の働きをします。

布製の粗い繊維の隙間をインクの粒子が通過することで、余分な繊維にもインクの色がついてしまうことがインクの滲みの原因であると言えます。

布よりも繊維の細かい材質のものに名前を書く場合はインクが滲み出してくることはありませんが、学校などにおいては上履きの材質を自分で決定することはできないため、布製の上履きを避けるという選択肢をとれる人は稀でしょう。

今回は、布製の上履きの使用は避けることができないという方のために、布製の上履きに名前を書いても滲ませない方法に絞って解説します。

 

 

上履きの名前を書くときににじまないで書くコツは?

 

 

名前シール

 

上履きに綺麗に名前を入れる方法はたくさん考案されてきましたが、主にマジックペンを用いて名前を入れる方法と、他の道具を用いて名前を入れる方法に大別されます。

上履きの名前を綺麗に入れる方法を順番にご紹介しますので、自分に合った方法を見つけて試してみてください。

 

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ペンの種類を変えてみる

 

用いるペンの種類を変えて対処する方法があります。マジックペンの中には、に対して適切に文字を書き込めるように作られている専用のペンがあります。

布専用のペンを使うことにより、上履きに書いた名前が滲んでしまうことを防ぐことが可能になります。学生のお子様がいるご家庭などの場合は、上履き以外にも布製のものを扱う機会が多いため、布専用のペンは重宝するでしょう。

最低でも一本は常備しておくようにすると便利です。

 

湿らしてから名前を書く

 

上履きの名前を書き入れたい箇所を先に湿らせておくことで、滲ませずに名前を書き込むことができます。あらかじめ布の繊維を濡らしておくことで、水の粒子がインクの粒子の入り込む隙間を塞いでおいてくれるからです

上履きを濡らしすぎると名前を書き込むことすらできなくなってしまうため、湿らせる程度に留めておくことが肝心です。霧吹きなどを用いながら、上手に水量を調整しましょう。

 

ヘアスプレーを利用する

 

先にヘアスプレーを上履きに吹きかけておくことで、綺麗に名前を書くことができます。ヘアスプレーのコポリマーという成分がインクを弾く働きをしてくれるため、インクの滲みを防ぐことが可能になります。

ヘアスプレーの種類によってはコポリマーが含まれていないものもあるため、この方法で名前を書く際は、コポリマーが含まれているヘアスプレーを選択するようにしましょう。

 

シールを利用する

 

名前用のシールを用いる方法もあります。シールの表面に名前を書いた後に上履きに貼れば、上履きに直接名前を書き込む必要もありません。シールの表面はもちろんペンが滲まない作りになっているものがほとんどです。

中にはデコレーション用の名前シールも存在するため、使い方を工夫すれば可愛らしいオリジナルの上履きを作ることも可能です。大抵の名前用シールは洗濯しても問題無いような作りになっていますが、シールによっては耐水性の無い種類もありますので、洗濯の際には注意しましょう。

 

スタンプを利用する

 

ペンを使わない方法として、名前用のスタンプを用いる方法もあります。名前を書き込むシールとは異なり、スタンプの場合は文字ごとに用意されたスタンプを組み合わせて利用するため、ペンを用意する必要はありません

スタンプのフォントやサイズはメーカーによって様々ですので、自分の好みのものを選択しましょう。

スタンプだから洗濯したらすぐに取れてしまうのではないかと不安になるかもしれませんが、食器などへの利用も想定されており、しっかりと耐水機能を施されているものがほとんどです。

一年ほど利用してもスタンプがとれていないという声も上がっていることから、スタンプには丈夫なインクが使われていることがわかります。

 

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名前を縫い付ける

 

上履きに名前を縫い付けてしまう方法もあります。この方法であれば、糸と針があれば他の商品を買う必要もありませんし、名前が取れてしまう可能性も低いでしょう。デザインにこだわりがある人は、自分のセンスデコレーション可能である点も大きな魅力です。

名前を縫い付けることに大きな手間がかかることは難点であると言えますが、手間をかけるだけのメリットは得られる方法であると言えます。

 

 

失敗したらどのように消したらいい?

 

 

上履き袋

 

上履きに名前を記入することを失敗してしまった場合は、除光液を使って消しましょう。油性ペンを落とすことができるアセトンエタノールといった成分が含まれている除光液を購入してください。

布に除光液を含ませ、消したい箇所を数回叩けば文字が薄まりますので、あとは石鹸や漂白剤を用いて洗い流しましょう。完璧に消すことは難しいですが、次の文字を書き入れることが可能になる程度には文字を消すことができます。

除光液を用意するのが面倒な場合は、失敗した文字を消さずに隠してしまうという方法も有効です。白いマジックペン修正液で失敗した箇所を塗りつぶして文字を隠すことができます。名前用シールで名前を書き直し、失敗した文字の上から貼ることも有効な方法です。

 

 

失敗しても問題無い方法で名前を書くことがオススメ

 

 

名前を失敗した際に文字を消すことが面倒に感じる場合は、名前シールを使用しましょう。シールであれば、名前を書くことに失敗したとしても、新しいシールに書き直すだけで済みます。

文字を消すための労力も必要ありませんし、インクが残ってしまうリスクも無いためオススメです。刺繍で名前を入れる方法も失敗した場合はすぐに修正できるため、縫い付ける手間が気にならないのであれば、安全な手段であると言えるでしょう。

ペンを使わないという方法としては名前スタンプも該当しますが、特殊なインクを使用している場合があるため、文字が簡単に消すことができるとは限りません。

油性ではない特殊なインクが用いられている場合は、除光液を使ってもインクが除去できない可能性がありますので、名前スタンプに関しては失敗しない前提で使った方が良いでしょう。

 

 

対処法はたくさんある!

 

 

上履きが滲まないように名前を書く方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

上履きに書いた名前が滲んでしまう問題については、多くの人が同じように悩んできたこともあり、様々な対策が講じられていることがわかります。

今回紹介した以外にも面白いアイディアを用いて名前を入れている人々がいますので、ご興味があれば色々検索して探してみるのも良いでしょう。方法はたくさんあるため、使いやすい方法を選んで上履きに名前を入れてみてください。