似ている飲料として牛乳と豆乳がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、牛乳と豆乳の味や栄養価の違いについてご紹介します。

どちらを飲もうかと悩んでいる方は、是非チェックしてみてください。

 


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牛乳と豆乳は何が違う?

 

 

牛乳

牛乳と豆乳にはどのような違いがあるのでしょうか。

それぞれの性質を確認してから比較してみましょう。

 

牛乳とは?

 

牛乳は牛から生産することができるため、動物性のタンパク質が主な成分になっています。

牛乳にはカルシウムが多く含まれており、カルシウムの働きを促進する効果のあるリンも豊富に含まれていることから、カルシウムを効率的に摂取したいという人に向いています。

また、カルシウム以外の様々な栄養素を含む点も牛乳の良いところでしょう。

必須アミノ酸やビタミンAが含まれており、非常にヘルシーな飲料であると言えるでしょう。

 

豆乳とは?

 

豆乳は大豆から生産することができるため、植物性のタンパク質が主な成分になっています。

大豆が非常に栄養素が豊富であることで知られているように、豆乳にも様々な栄養素が含まれています。

大豆レシチン・リノール酸・ビタミンB群・鉄分などを摂ることができます。

 

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両者の違いは?

 

牛乳と豆乳を比べた時、どのような違いがあるのでしょうか。

牛乳と豆乳の異なる点をいくつかご紹介します。

 

乳製品であるかどうかの違い

 

どちらも乳と言う言葉がつくため乳製品であると考えてしまいがちですが、豆乳に関しては乳製品には含まれません

乳製品は定義上、動物の乳を加工して作られる製品の総称とされています。

牛の乳から作られる牛乳は紛れもなく乳製品ですが、豆乳は乳製品としての条件を満たしていないため、乳製品であるとは言えません。

 

アレルギーの違い

 

アレルギーを持っている人は牛乳と豆乳を飲む際に安全を確認する必要があるでしょう。

乳製品にアレルギーがある方は牛乳は避ける必要がありますし、大豆アレルギーがある方は豆乳を避ける必要があります。

どちらも異なるアレルギーですので、自分にとって摂取しても問題無いものであるかは事前に調べておきましょう。

 

カルシウム量の違い

 

牛乳にも豆乳にもカルシウムは含まれていますが、含有量には大きな差があります。

普通牛乳に含まれるカルシウムは無調整豆乳の7倍ほどあり、牛乳の方が豆乳よりも遥かにカルシウム量が多いことが分かっています。

牛乳の中で最もカルシウム量が少ない無脂肪牛乳でさえ豆乳の6倍程度のカルシウムを含んでいます。

カルシウムが欲しい場合は断然牛乳を選ぶべきであるということが分かるでしょう。

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牛乳の中では低脂肪乳が最も多くカルシウムを含んでいるため、カルシウム摂取に重きを置きたい場合は低脂肪乳を選択することをオススメします。

低脂肪乳は脂肪が少なく牛乳ならではのコクが無いため、普通牛乳に慣れている方にとっては物足りなく感じるかもしれません。

低脂肪乳で多くのカルシウムを摂りたいものの不味いのは嫌だと考える方は、低脂肪乳を他のものと混ぜることを検討すると良いでしょう。

低脂肪乳と普通牛乳を半分ずつで割ることによってある程度コクを出すことができますし、料理に混ぜてみるのもアリです。

低脂肪乳や無脂肪乳は普通牛乳と比べて脂肪が少なく太りずらいため、ヘルシーな飲料でもあります。

工夫して積極的に摂取すると良いでしょう。

尚、カルシウムを多く摂ることで得られる効能は骨を丈夫にする効果とリラックス効果です。

カルシウムが骨を強くしてくれることは有名ですが、リラックス効果があることまで知っている方は少ないでしょう。

気持ちの昂りを抑制する効果や安眠効果をもたらしてくれるため、落ち着かない日々を過ごしている方にはオススメです。

 

血液に与える影響の違い

 

血液に良い影響を与えてくれるのは豆乳の方で、植物ステロールやサポニが体内のコレステロールや脂肪分をコントロールして、血液をサラサラにしてくれる働きがあります。

さらに豆乳に含まれるオリゴ糖が腸内環境を整えてくれたり、レシチンという成分が脂肪の燃焼を助けてくれたり記憶力をあげてくれたりします。

牛乳と比較すると、豆乳は体の機能を整えてくれる働きに優れていることが分かるでしょう。

特にビタミンB群を多く含み、カロリーも少ない無調整豆乳はダイエットにも高い効果を発揮してくれます。

 

 

代用はできるのか?

 

 

牛乳

牛乳と豆乳は見た目が似ていますが、お互いを代用することは可能なのでしょうか。

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両者とも見た目は似ていますが味も成分も大きく異なるため、ドリンクの代用は難しいでしょう。

牛乳は好きでも豆乳の植物独特の臭みが苦手だという方は多く、パンを食べながら一緒に飲むものとしても豆乳は適していません。

しかし、料理の場合は代用されることが多々あります。

料理で牛乳を使う場合、料理にまろやかさを加えるために用いられますが、豆乳にもまろやかな風味を出すことができるため、問題無く代用できるでしょう。

料理の過程で牛乳や豆乳の味はほとんど分からなくなるため、味の違いに悩まされることもないでしょう。

代用できる例とできない例をそれぞれご紹介しますので、代用を考えている方は参考にしてみてください。

 

代用できる例

 

グラタンやプリンなど、本来は牛乳が使われる食品に対して豆乳を使うことができます、

豆乳プリンや豆乳グラタンという別の料理として雑誌に紹介されたりもしています。

豆乳は脂肪が少なくダイエットに向いており美容効果も高いため、あえて豆乳を使った料理を好む人も多いです。

脂肪が少ない分、牛乳を使った料理よりもコクに劣る可能性はあるため、調味料を加えて味を濃くするなどの工夫をしてみても良いでしょう。

 

代用できない例

 

豆乳の場合は加熱することによってタンパク質が分解されてしまう可能性があります。

加熱が必要な料理で豆乳を用いると、タンパク質の分離によって豆乳の膜や塊が発生してしまい、料理が失敗してしまう恐れがあるでしょう。

加熱が必要な料理を作る際は、豆乳を使わずに牛乳を用いるようにした方が無難でしょう。

どうしても豆乳を用いる場合は、できる限り分離を避けるために弱火で加熱するようにしてください。

 

 

アーモンドミルクについては?

 

 

アーモンドミルク

牛乳や豆乳の他にも、アーモンドミルクが注目を浴びています。

アーモンドミルクはビタミンE・オレイン酸・食物繊維などを含む、ダイエットと美容に非常に効果的な飲料です。

ビタミンEは若返りのビタミンと呼ばれており、体を老化に導く活性酸素の働きを抑える働きがあります。

オレイン酸には血中のコレステロールや脂肪をコントロールしてくれる働きがあります。

さらにアーモンドミルク自体には一切コレステロールが含まれておらず、牛乳や豆乳と比べてカロリーや糖質が低い点も魅力的です。

まさに良いことづくめの飲料であることが分かるでしょう。

豆乳と同様に味のクセが強いため、使いどころは限られますが、非常にオススメです。

アーモンドミルクは料理に使うよりも、アーモンドならではの味を活かしてラテやスムージーにした方が合うでしょう。

料理に使いたい場合は、様々なアイディアレシピも紹介しているサイトもあるため、参考にしてみると面白いです。

美容やダイエットに大きな関心がある方は、牛乳や豆乳と並行で、非常に効果の高いアーモンドミルクも試してみてはいかがでしょうか。