夏になるとご飯のの保存期間が気になることと思います。

ご飯を冷蔵庫に入れて保管する場合、何日くらい日持ちするのでしょうか。

今回はご飯を保存する場合の目安となる期間や、注意点についてご紹介します。

余ったご飯の扱い方に困っているという方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。


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ご飯は冷蔵庫でどのくらい保存できる?1週間以上平気?

 

 

おひつ

冷蔵庫でご飯を保存する場合、3日程度が保存の目安となります、

ご飯の劣化が進む温度は2~3℃からであると言われており、冷蔵庫内の温度ではご飯の劣化を防ぐことができません

常温保存よりも長持ちしますが、冷蔵庫内にご飯を保存することは不適切であるということを覚えておきましょう。

1週間以上保存することも可能ですが、時間の経過とともに味は落ちていきます。

ちなみに夏に常温で保存する場合、半日以上は放置しないようにすることをオススメします。

半日を過ぎた頃にご飯が黄色く変色しはじめ、カビや雑菌が繁殖し始めます。

長く放置してしまうとご飯が不味くなるだけではなく、そのご飯を食べてしまうことで食中毒になってしまう可能性もあります。

一週間以上放置した人の中には、カビを見つけたという声もあります。

夏になると菌の繁殖はさらに加速するでしょう。

お米から少しでも酸っぱい臭いがしたら、すぐに捨てましょう。

炊いたご飯はなるべく放置せず、すぐに食べてしまうことをオススメします。

 

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ご飯の正しい保存方法は?

 

 

じゃー

ご飯を保存する場所として適しているのは冷蔵庫ではなく冷凍庫です

ご飯を長持ちさせたいと考えるのであれば、ご飯の劣化を防ぐことができる冷凍庫で保存するようにしましょう。

冷凍庫で保存した場合、一ヶ月程保存することができます。

保存したご飯を適切に楽しむために、冷凍庫を用いた正しい保存方法と解凍方法をそれぞれお伝えします。

 

冷凍方法

 

ご飯を美味しく冷凍庫で保存したい場合は、ご飯が炊きあがったらすぐにラップで包みましょう。

ラップにご飯を包んで冷ますと、ラップに水滴が付着します。

ご飯が人肌程度の温度になってラップに水滴がついたことを確認したら、フリーザーバッグやタッパーに詰めて冷凍庫で保存するようにしましょう。

ご飯を解凍する時にラップについた水滴をご飯が吸うことで、ふっくらとした美味しいご飯に仕上がります。

ご飯の温度にムラの出ないよう、ご飯にラップをする際には茶碗一杯程度に小分けにして、ご飯を平らにして保存してください。

熱を冷ましてからご飯を入れることが面倒な場合は、炊きあがった直後に冷凍庫保存してしまっても問題ありません。

この場合はご飯の水分が少ない状態で解凍されることになるため、パサパサとした食感になります。

特に味にこだわりが無い方や、チャーハンなどに使うという方は気にしなくて良いでしょう。

また、熱い状態のご飯を冷やす必要があるため、冷凍庫の電気代が上昇する可能性もありますが、微々たるものです。

ご飯を熱い状態で冷凍庫保存することをタブー視する声もありますが、上記のような程度の違いしかないため、自分の好みに合わせて保存方法を考えると良いでしょう。

 

解凍方法

 

ご飯の美味しさは水分をいかにそのまま利用するかによりますので、可能な限り水分を逃がさない方法で解凍してください。

最適なのは、冷凍庫から出してすぐに電子レンジにかけることです。

自然解凍するとご飯のデンプンが固い状態で解凍されてしまうため、ご飯が柔らかくなりません。

また、電子レンジは水分の電子を振動させて温めるものですので、ご飯が少しでも解凍されていると解凍された部分の水分に強く反応してしまい、解凍具合にムラができてしまいます

一度に大量のご飯を解凍しても、それだけ解凍具合にムラが発生しやすくなります。

 


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解凍のムラを減らすためには、毎回使う分だけのご飯をカチカチに固い状態のまま電子レンジで解凍するようにしましょう。

1分ほど電子レンジで解凍して、まだ解凍が足りないと感じたら一旦ご飯をほぐしてから再度電子レンジにかけましょう。

この手順を繰り返すことでご飯をムラなく解凍することができます。

最近の電子レンジには解凍モードがついているものもありますが、ご飯を解凍する際にはこのボタンを使わないようにしてください。

解凍モードは飽くまで食品を解凍するモードであり、ご飯を温めてくれる機能はありません

解凍モードでご飯を解凍する場合、解凍モードで解凍したあとにさらに通常の温めモードを使用するという二度手間が必要になってしまいます。

ご飯に解凍モードは相性が悪いため、最初から通常の温めモードで解凍して、出来上がりと同時に温かいご飯を楽しめるようにしておきましょう。

ちなみに解凍モードは、刺身などのように解凍はしたいけど温まってしまっては困るというもののために用意された機能です。

この解凍モードの使い方を正しく理解していないと、いくら電子レンジでご飯を解凍しても温まらなくて食べられないという落とし穴に嵌ってしまいますので、しっかりと機能の違いを把握しておくようにしましょう。

 

 

冷蔵庫でご飯を保存する際の注意点や工夫は?

 

 

ごはん

ご飯がパサパサになってまずくなるにも関わらず、ご飯の劣化進行を防ぐこともできないため、冷蔵庫はご飯の保存には適していません。

上記を踏まえた上で、冷蔵庫でご飯を保存したいという方のために、冷蔵庫で保存する方法をお伝えします、

炊いたご飯を、まずはお皿に移して冷ましてからタッパーにご飯を詰めましょう。

ご飯が温かい状態でタッパーに詰めてしまうと、水滴がタッパーに付着してしまう可能性があります。

タッパーに水滴が入っていると、その水滴が原因でカビが発生してしまう可能性がありますので、ご飯は必ず冷ましてから保存することを心がけてください。

冷凍保存する際には水滴がついている方が望ましいですが、冷蔵保存に関しては水滴がついていると危険であるため、混同しないように注意しましょう。

 


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ご飯をタッパーに移し終えたら、タッパーにラップをかけるなどしてフタをし、冷蔵庫に入れて保存しましょう。

また、冷蔵庫で保存したご飯の食べ方を工夫することによって、美味しく食べることができます。

冷蔵庫で保存したご飯はパサパサになってしまい、単体で食べるとどうしても不味く感じてしまうでしょう。

チャーハンやお茶漬けにするなど、ご飯ものの料理として一手間加えることによって美味しく食べることができるようになります。

少々固くなってしまったけど、食べる分には問題が無さそうなご飯に対しても有効ですので、ご飯が不味くて困ったときは試してみてください。

 

 

冷凍と冷蔵を混同しないようにしよう

 

 

ご飯はを保存する際に注意すべき点などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ご飯の保存に向いているのは冷凍庫であり、冷蔵庫ではないということを覚えておきましょう。

冷凍保存と冷蔵保存は似ているため、混同しないように気を付けてください。

冷蔵庫に保存する場合は、適切に保存したとしても長い期間保存できるわけではありません。

冷凍庫に保存した場合は一ヶ月程保存することはできますが、数日で味が落ちたという声も上がっています。

ご飯を美味しく食べるための最適な方法は、すぐに食べきることです。

本来はご飯を保存すること自体が望ましくないことであるということを忘れないようにしましょう。