賞味期限が切れてしまった牛乳は飲んでも平気なのでしょうか。
牛乳は生鮮食品であるだけに、賞味期限切れのものを飲むことで腹痛に見舞われてしまわないか不安に感じる方も多いでしょう。
この記事では、牛乳はいつまで飲んでも問題無いかについてご説明します。
賞味期限切れの牛乳の扱いに困っているという方は、この記事をチェックしてみてください。
牛乳の賞味期限はいつまで？
まずは基本的な牛乳の賞味期限について確認してみましょう。
牛乳はどの程度もつものなのでしょうか。
未開封の場合
牛乳が未開封である場合、およそ1週間から10日ほどは保存しておくことができます。
牛乳に賞味期限が記載されていますので、基本的には記載されている賞味期限通りだと考えておけば良いでしょう。
ただ、牛乳を常温で保存していたり、直射日光に当ててしまっている場合は劣化が早まります。
牛乳をちゃんと冷蔵庫に入れた上での賞味期限であるということを覚えておきましょう。
開封済みの場合
開封済みの場合、開け口から雑菌が入りますので、賞味期限に関わらず早めに飲んでください。
そのように牛乳の注意書きにも書いているはずです。
牛乳の中に雑菌が入ることで、賞味期限上問題は無かったとしても不衛生になる可能性があります。
雑菌が繁殖した牛乳を飲むことで腹痛になる可能性があるため、無理に長い期間保存して飲むことはやめましょう。
可能であれば開封したその日のうちか、一日後の間に飲むようにしてください。
賞味期限が過ぎた牛乳は飲んでも平気？使い道は？
では、賞味期限が過ぎた牛乳は飲んでも平気なのでしょうか。
開封前と開封済みのそれぞれの場合について解説します。
開封前
開封前である場合、少し賞味期限を過ぎてしまったとしても、問題はありません。
賞味期限は美味しく飲める期間を示すものであり、消費期限と異なり過ぎたらすぐに腐っていくというものではないからです。
開封前の牛乳を冷蔵庫でしっかりと保存していた場合、3日程度であれば問題無く飲むことができるでしょう。
1週間過ぎた場合はそのまま飲むことは少々不安であるため、ホットミルクにして楽しむようにしてください。
2週間以上過ぎている場合は未開封であっても危険ですので、飲まないようにしてください。
料理に使用するのであればギリギリセーフですので、料理に使う際はよく加熱するようにしてください。
開封済み
開封済みの牛乳の場合、なるべく早く飲み切るようにしてください。
開封してしまった場合は賞味期限は関係無くなると思っておきましょう。
開封して1週間程過ぎた場合、料理に使用することはできる可能性がありますが、念のため捨ててしまった方が良いでしょう。
捨てるのがもったいないと感じる場合、口に入れることは危険なため、掃除の洗剤代わりに利用するという方法もあります。
雑菌だらけの牛乳を無理に飲んで体調を崩してしまわぬようご注意ください。
飲めなくなった牛乳の使い道は？
牛乳の状態に不安が生じてしまって飲むことが難しくなってしまった場合、他の使い方をすることで対処することが可能です。
他の用途で牛乳を用いる場合の使い方についてご説明しますので、ご参考にしてみてください。
料理に使う場合
牛乳を料理に使う方法です。
料理の過程で牛乳が加熱されることにより、殺菌することが可能です。
当然、加熱しない料理に古い牛乳を用いることは危険ですので避けるようにしてください。
シチュー・カレー・ポタージュのように、牛乳を入れることでコクを増すことができる料理に用いると良いでしょう。
上記のような料理であれば、しっかりと火が通るため安心です。
ホットミルクやミルクココなど、電子レンジで加熱する飲み物として使うこともできますが、電子レンジは火をかけることと比べると殺菌作用が弱いため、注意は必要です。
掃除に使う場合
フローリングの拭き掃除をする際に牛乳を使用する方法です。
牛乳の脂肪分に汚れを落とす働きがあるため、牛乳を加えて水拭きすることでより汚れを落としやすくできるでしょう。
牛乳を含んだ雑巾で水拭きした後に乾拭きしておくと、綺麗にフローリングの汚れを落とすことができるため、古くなった牛乳で試してみてください。
お風呂に使う場合
古くなった牛乳はお風呂の入浴剤の代わりとして利用することもできます。
口に入れるわけではないため、開封後でも1週間過ぎた程度であればお風呂に使用しても問題ありません。
牛乳はお風呂に入れることで、美肌効果を与えてくれるでしょう。
お風呂に入れる際は牛乳一本分入れても問題ないため、古くなった牛乳の使い道に困った場合は、一気にお風呂で使い切ってしまう方法が最も手っ取り早いでしょう。
牛乳を入れた湯船に浸かると体が牛乳臭くなるため、シャワーで体を洗い流してからでるようにしましょう。
また、牛乳をお風呂で使った後は汚れがつきやすく、湯船から臭いも発生するようになります。
お風呂で牛乳を使った後はなるべく早く洗剤でお風呂を洗うようにしましょう。
時間が経つほど頑固な水垢となってしまい非常に落としづらくなるため、早めの対策が重要になるでしょう。
危険な状態の牛乳とは？
期間の目安だけではイマイチわかりづらいという方のために、牛乳の状態が悪くなってしまっていることを判断するための目安をお伝えします。
牛乳を保存している期間から捨てるべきかを判断することが難しい場合は、以下のような状態になっていないか確認してから判断してみると良いでしょう。
異臭がする
酸っぱい臭いがするなど、牛乳から変な臭いがする場合は腐りかけてますので捨ててしまいましょう。
雑菌が多く繁殖することでガスが発生し、異臭を発生させる場合もあります。
いずれにせよ異臭がする場合は危険であると思っておきましょう。
味がおかしい
軽くなめてみて異常な苦みや酸っぱさを感じた場合も、牛乳が腐りかけている可能性があるということがわかります。
少しでも変な味がした場合はすぐに捨てましょう。
黄ばんでいる
牛乳が腐りかけている場合、黄色く変色するという特徴もあります。
牛乳が黄ばんでいる場合は牛乳が腐っていることを疑いましょう。
固形化している
牛乳が固まってきていたり、粒状に分離している場合も危険ですので捨てましょう。
牛乳の劣化具合は温めてみることで判断することもできます。
牛乳を温めてみたときに塊ができてしまう場合は危険な状態ですので捨てることをオススメします。
新鮮な牛乳を温めた場合は塊はできず、薄い膜を張るのみになります。
牛乳が劣化しているか判断しづらい場合は、温めてみてから判断しても良いでしょう。
牛乳の扱いは慎重に！
賞味期限切れの牛乳を飲むことができるかについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
飲むことができなくなった牛乳の活用方法についてもご紹介しました。
開封前と開封済みの牛乳で飲むことができる期間は変化するということを覚えておきましょう。
この記事でお伝えした賞味期限の目安を参考にしつつ、実際に飲むときには状態チェックも欠かさず行うようにしてください。
牛乳はデリケートな生鮮食品ですので、すぐに劣化してしまいますし雑菌の増殖も早いです。
牛乳の扱いに関しては慎重になりすぎるくらいで丁度良いでしょう。
