ご家庭によって頻度の差はあれど、1週間に1度もしないということはないのが洗濯です。
1人暮らしの方ならまだしも、ほとんどのご家庭には洗濯機があり、洗剤や柔軟剤などが常備されていることでしょう。
その洗剤は、ずっと同じものを使っているというご家庭もあれば、用途によって使い分けをしている、その時に安いものを買うなど、別の商品を使うご家庭もありますよね。
もちろん、メーカーによって選ぶという方もいらっしゃいます。
では、どのような洗剤が人気なのでしょうか。
今回の記事では、洗濯洗剤を選ぶ際のポイントや、人気ランキングをご紹介します。
洗濯洗剤を選ぶ際のポイントは?
最近では様々な洗濯洗剤が販売されていますよね。
まず形状でも、昔ながらの粉末洗剤や液体洗剤、ジェルボールなどがあります。
もちろん、液性も違います。
ほとんどの洗剤は、中性、あるいは弱アルカリ性の液性を示します。
では、どのような点に注目して洗濯洗剤を選べばよいのでしょうか。
洗浄力で選ぶ
皮脂汚れなどの汚れの多くは酸性を示します。
例えば代謝のいい小さなお子さんや、部活動をよく行う中高生くらいまでの子供がいるご家庭では、この皮脂汚れに悩んでいるという場合があります。
汚れは主に、反対の液性を示すものと中和して中性に近づけることにより楽に落とせるようになります。
つまり、酸性の汚れに対してはアルカリ性を示す洗剤を使うことによってきれいに落とすことができます。
反対に、おしゃれ着などのデリケートな素材でできたものを、洗浄力の強いアルカリ性洗剤で洗ってしまうと、生地を傷めてしまうことになります。
ですので、その場合は中性洗剤を使い、優しく汚れを落とすことが必要になります。
洗剤の形状で選ぶ
洗剤は形状により、洗浄力も異なっています。
基本的には、液体洗剤のほうが洗浄力が弱く、粉末洗剤のほうが洗浄力が強いです。
さらに洗浄力が強いのは固形石鹸ですが、使われている方は少ないでしょう。
界面活性剤の量で選ぶ
界面活性剤とは、衣類に洗剤を混ぜ合わせやすくする働きを持ちます。
粉末洗剤はもともとアルカリ性を示しますので、この界面活性剤がほとんど入っていなくても十分に汚れを落とすことができます。
液体洗剤やジェルボールは中性、あるいは弱アルカリ性ですが水の中で中和されてしまいほとんど中性に近い液性を示します。
そのため、この界面活性剤の量が多いほど汚れを落としやすくなります。
そのほかの選び方
干し方で選んでいるという方もいることでしょう。
例えば、部屋干しをするご家庭であれば、部屋干し独特の嫌な臭いを抑えるために消臭効果やあるいはよい香りが持続するための香料が使われている場合もあります。
赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭では、無添加のものを選んでいる方も多いですね。
洗濯洗剤の2018年度の人気ランキングは?
では実際に人気が高いとされている洗濯洗剤をランキング形式でご紹介します。
第1位 『花王』アタックNeo 抗菌EX Wパワー
(画像引用:花王公式サイト「https://www.kao.co.jp/attack/products/koukin/」)
1位に選ばれたのは花王株式会社から販売されている、アタックNeo 抗菌EX Wパワーです。
こちらは、メーカー希望小売化価格が設定されておらず、価格.comによると400gで257円から558円で販売されています。
非イオン系の界面活性剤に安定剤、漂白剤や分散剤が配合されています。
高い消臭効果を安定したまま長期間保持するため、原液は弱酸性を示しますが、洗濯時には中性になります。
部屋干しにも向いており、あの嫌な臭いがしにくい洗剤の1つです。
第2位 『ライオン』 トップ スーパーナノックス
(画像引用:Amazon「https://www.amazon.co.jp/トップ-スーパーナノックス-洗濯洗剤-液体-450g/dp/B0797DBBTD」)
2位はライオン株式会社から販売されているトップ スーパーナノックスです。
こちらもメーカー希望小売価格は未設定で、オンラインストアとして登録されているAmazonで450gの製品が372円で購入できます。
1456人の女性へのアンケートによって選ばれた、蓄積したエリやそでの黒ずみ汚れや、時間がたった黄ばみ、食べこぼし、油性ペンの「最高難度の汚れ」を落とす力が強い製品です。
また、610gの大容量も販売されており、コスパがよいという長所が人気の高さの理由としても挙がっています。
赤ちゃんの衣類にも安心して使える素材が使われている弱アルカリ性の洗剤です。
第3位 『花王』 ウルトラアタックNeo
(画像引用:花王公式サイト「https://www.kao.co.jp/attack/products/ultra/」)
3位に選ばれたのは、花王株式会社から販売されているウルトラアタックNeoです。
こちらは弱アルカリ性を示す洗剤で、界面活性剤やアルカリ剤、香料そして酵素が配合されています。
メーカー希望小売もやはり設定されておらず、価格.comによると400gで295円から576円です。
この製品の優れている点は、濃縮された酵素により汚れに直接塗布することにより、より強い洗浄力があるという点です。
キャップも塗布が行いやすいように工夫されています。
また、スピードコースにも向いており、忙しい方にも向いています。
抗菌効果があり、部屋干しをしても嫌な臭いが部屋に広がりにくくなっています。
第4位 『P&G』 アリエール サイエンスプラス7
(画像引用:株式会社ヨドバシカメラ「https://www.yodobashi.com/product/100000001001924456/」)
4位に選ばれたのは、P&Gから販売されている粉末洗剤のアリエール サイエンスプラス7です。
メーカー希望小売は未設定で、公式サイトがオンラインショップとして設定している株式会社ヨドバシカメラでは0.9kgタイプで320円で販売されています。
皮脂や黄ばみを落とすことはもちろん、除菌や強力な消臭効果もあり、さらにはウイルスの除去効果についても99%のウイルスが除去されていたと第三者機関による確認もとれています。
粉末洗剤ですのでコスパに優れており、さらには大容量の1.7倍サイズ(1.5kg)タイプも販売されています。
漂白剤いらずの漂白効果があり、ファブリーズとの共同開発による除菌効果があります。
第5位 『P&G』 アリエール リビングドライジェルボール3D
(画像引用:Amazon「https://www.amazon.co.jp/gp/product/B073VM9PDG/ref=s9_acsd_simh_hd_bw_bAqxCt_c_x_w?pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=merchandised-search-4&pf_rd_r=3CFX5SJDAKNABMTVKCXE&pf_rd_t=101&pf_rd_p=02c41603-e4a7-577a-ac1e-59b94ff63dd3&pf_rd_i=160384011&th=1」)
5位に選ばれたのも、P&Gから販売されているジェルボールタイプの洗剤であるアリエール リビングドライジェルボール3Dです。
メーカー希望小売は未設定で、Amazonで18個入りの本体が505円で販売されています。
すすぎ回数が少なくてすみ、またジェルボールなどで軽量いらずのため、忙しい方にもピッタリの商品です。
本来でしたら洗剤の成分が混ざってしまい洗浄効果が落ちていたものを、別に封入することにより最大限にまで引き出すことが可能になりました。
生乾きの臭いとカビの臭いを抑えることができるダブル抗菌効果が特徴ですので、部屋干しにも対応しています。
また、ジェルボールですので洗濯物が少ない方には割高に感じるかもしれませんが、こちらの製品は濃縮液体タイプとあまり変わらないコスパを示します。
まとめ
洗剤は、汚れの種類や洗濯物によって使い分けることによりその効果を存分に発揮することができます。
日本で販売されている製品のほとんどが優秀な洗浄効果を発揮しますが、やはり粉末洗剤のほうがより強い洗浄効果があります。
また、子供の成長過程によっても使い分けることにより、安心安全かつ衣類を清潔に保つことができます。
例えば雑誌「LDK」では例年洗濯洗剤の評価を行いランキング形式で発表しています。
毎年のように新しい製品が出る洗濯洗剤ですので、そういった辛口評価を行う雑誌などを参考にしてみるというのもよいのではないでしょうか。