梅雨の時期は湿気が多く、洗濯をしてもなかなか乾かなくて大変ですよね。
それに雨がよく降るのでどうしても部屋干しがメインになってしまうと思います。
しかし何も考えずに部屋干しをしてしまうと湿気で部屋にカビが生えたり臭くなるなど問題がいっぱいです。
そこで今回は梅雨の日に向けて洗濯物の臭いを防止する方法や乾かし方についてご紹介したいと思います。
梅雨の時に洗濯物が臭くなる原因はそもそも何?
洗濯物の匂いの原因は洗濯物が持っているモラクセラ菌という雑菌によるものです。
この雑菌は本来太陽光がもつ紫外線によって、ある程度は殺菌されているのですが、梅雨の時期は太陽が出ることが少なく紫外線が当たらないためモラクセラ菌がかなり残ってしまうのです。
また梅雨の時期は湿気が多いため洗濯物の水分が空気中に逃げだしづらく生乾きの状態が長く続きます。
生乾き状態が続くと雑菌が繁殖してしまい、いわゆる生乾き臭というものが発生してしまうのです。
どのような乾かし方がよい?部屋干しでも臭くならないコツは?
部屋干しで一番問題なのは室内の湿度が高くなりすぎることです。
何も対策をしていない部屋で洗濯物を干すと空気が入れ替わることがないので室内の湿度が上がっていき洗濯物がどんどんと乾きにくくなっていきます。
またカビの原因にもなるので必ず湿度の対策を施しましょう。
暖房を使うと乾きやすくなる?
エアコンで部屋の空気を温めることで空気中に含めることができる水分の上限である飽和水蒸気量が増えます。
そのため洗濯物の水分が空気中に逃げやすくなり、洗濯物が乾きやすくなるのです。
雨で室温が低くなっている日には比較的効果的な方法ですね。
意外と外干しも悪くない?
雨の日は外の湿度が高くなっていますが空気が循環されているため、ずっと締め切った部屋で干すよりは外干ししたほうが乾きます。
外干しをして、ある程度乾いてから部屋に干すようにすれば室内の湿度の上昇が抑えられるので効率よく乾かすことができるでしょう。
しかし風が強すぎる日には外干ししてはいけません。雨が当たって汚れる上にに濡れてしまって乾かないので気を付けましょう。
またベランダの屋根があまり広くないお宅の場合も雨に濡れてしまうので外干しはあきらめましょう。
ベランダの屋根が広くて洗濯物に雨が当たらないお宅にお住まいの方は一度外干しを試してみてはいかがでしょうか。
除湿器や換気扇は扇風機と相性が良い?
部屋干しをするときの一番の問題は湿気が室内にとどまってしまうことです。
湿度が上がり続けて下がらないため、洗濯物が乾きにくく、匂いやカビの原因となるのです。
つまり除湿器や換気扇などを使って室内の湿気を無くしてしまえば、部屋干しもしやすくなるわけです。
しかし除湿器や換気扇をただ使うだけでは結局洗濯物付近に湿った空気が滞留してしまって上手く乾きません。
そこで扇風機などを使い洗濯物付近に滞留していた湿気を除湿器や換気扇の方に流すようにしましょう。そうすること効率よく洗濯物を乾かすことができ、匂いやカビを抑えることができるでしょう。
部屋干し用の洗剤で匂いを無くす。
部屋干し用の洗剤には抗菌作用や殺菌作用のある、漂白剤や酵素などが含まれています。
そのため匂いの原因である雑菌が増殖しづらく通常の洗剤を使うよりも格段に匂いが発生しづらいです。
しかしその反面、漂白剤が入っているので色落ちしやすいというデメリットがあります。
服を長持ちさせるためにも部屋干しをするときは部屋干しをするとき以外は部屋干し用の洗剤は使わないようにしましょう。
洗剤はどれがオススメ?
普段使われているメーカーの部屋干し洗剤で十分だと思いますが、あえてお勧めの洗剤を選ぶとしたらこちらになります。
・アタックNEO洗濯洗剤濃縮液体抗菌EXWパワー
メーカーが24時間は菌が増殖しないと謳っており、除菌力抗菌力に期待ができます。もし汗などで衣服が濡れたとしても菌が増殖しないので匂いが出にくくてとても良いです。またボトルがすごくスリムなので置き場所に困りにくいのも魅力です。
この洗剤は400gのものが約300円程度で販売されています。一本でだいたい40回ぐらいは使えます。濃縮されているだけに量に比べて使える回数が多くて良いですね。
・部屋干しトップ 洗濯洗剤粉末除菌EX
アタックの洗剤と同じく除菌や抗菌効果に優れた洗剤です。なんと花粉やウィルスまで落としてくれるというのでこちらもかなりの除菌抗菌効果が期待できますね。
しかも粉末タイプの弱アルカリ性であるため汚れに強いです。
なぜ弱アルカリ性が汚れに強いのかと言うと衣服に汚れとしてつきやすい人間の皮脂や食べ物の油、たんぱく質は基本的に酸性であるため、汚れを中和できるアルカリ性の洗剤の方が汚れに強いのです。
その代わり粉末なので溶け残りが起きることがあります。使用量をきちんと守ってご使用ください。
この洗剤は900gのものが約300円程度で売られています。一個でだいたい35回ぐらいは使えます。粉末洗剤だとどうしても量が多くなってしまうのが難点ですね。
干す手間がなくなる?乾燥機を使う
生乾きの匂いを無くすのには乾燥機もお勧めです。
熱によって洗濯物を乾かすので、乾燥機には実は除菌効果もあります。
また洗濯物を干すという手間も省けるので、洗濯が大分楽になりますね。
乾燥機にもいくつか種類があるのでそれぞれの特徴について解説したいと思います。
ヒートポンプ式乾燥機
ヒートポンプ式乾燥機とは空気を圧縮して熱を作り、乾いた風を送ることで洗濯物を乾かすタイプの乾燥機です。
比較的低温で乾かすため服が傷みづらく、少ない電力で動作するためお勧めなのですが洗濯機と一体化されていることが多く値段がやや高いです。
安いものであればAQUAのAQW-LV800F(R) 全自動洗濯機(洗濯・脱水容量8.0kg/乾燥容量3.0kg) が6万円程度で買うことができてお勧めです。
ヒーター式乾燥機
ヒーター式乾燥機とはドライヤーと同じ原理で電気を熱に変え熱風を送り出すことで洗濯物を乾かすタイプの乾燥機です。
高い温度で乾かすため、雑菌などはほとんど残らないでしょう、そのかわりに電気の消費量が高くヒートポンプの1.5倍程度使用します。
洗濯物も傷みやすいのであまりお勧めしません。
ただヒートポンプ式の乾燥機に比べると安いのでお手軽な乾燥機が欲しい方はこちらになると思います。
HITACHIのDE-N40WX(W)が4万円しないぐらいで購入できるのでお勧めです。
まとめ
最後にまとめとなりますが梅雨の時期に洗濯物やカビ対策をするとしたらやはり乾燥機を買うのが一番お勧めです。
一回20円から50円程度の電気代がかかってしまいますが、雨を気にすることなく洗濯ができるようになります。しかも干す手間までなくなって凄く便利です。
梅雨の時期の生乾き臭やカビに困っている方はぜひご購入を検討ください。
もし乾燥機は高いから買いたくないという場合は、部屋干し用の洗剤を使って洗濯をして除湿器や換気扇と扇風機の組み合わせで部屋の湿気対策をしましょう。
そうすれば部屋干しでも匂いやカビなどを気にせず洗濯ができるのではないでしょうか。