男でも女でも足がスラッと長い人はスタイルが良くてかっこいい人が多くあこがれの対象となります。
芸能人やモデルのように足を長くしたい、あるいは足を長く見せたい人は多いのではないでしょうか。
足を長くする方法や長く見せる方法について紹介します。
足が長くなる時期はいつがピーク？
人間には成長期というものがあって、身長や手足が一気に成長する時期があります。
個人差はありますが、一般的には、男は12歳から17歳くらい（中学生から高校生）の間、女は10歳から14歳（小学生高学年から中学生）の間、が最も身長が伸びる時期とされています。
女性の方が成長ホルモンが分泌される時期が早いので、男性よりも早めに成長が始まります。成長期は思春期と重なるので、身長が伸びない男の子はなぜ大きくならないのか悩むことがあります。
10代後半の身長と大人の身長はほぼ変わらないとされているので、成長期に骨や筋肉の成長はピークを迎えることになります。
足の長さも、この時期にほぼ決まってしまうので、いかに成長期に足を伸ばすことができるかが重要になるのです。
成長期に足を伸ばすことの阻害要因となるようなことをすると足の伸びが鈍化してしまう場合があります。
例えば、重い荷物を持っていると足が伸びなくなる可能性があります。成長期に部活などで足首に重い負荷をかけてトレーニングをしている人もいるかもしれませんが、足を伸ばすには逆効果です。
正座や胡坐も足を伸ばすためには避けた方がよいでしょう。足の血流は悪くなりますし、足の成長を止めてしまうような座り方なので、できれば椅子に座るようにした方がよいでしょう。
どうしても畳や床に座らなければならない場合には、足を前方に投げ出した方が足の成長にはよいと考えられます。しかし、お花やお茶など日本には正座をしなければいけない場面もあります。
極力、正座や胡坐は避けるべきですが、もし正座や胡坐をしてしまった場合には血流が戻るように終わった後でしっかりとマッサージをするようにしましょう。
足に対して必要以上の負担をかけてしまうと足の伸びにはマイナスであると考えられます。例えば、体力の限界に近いような長距離を走るようなことは止めておいた方がよいでしょう。
足を長くするのに効果的な方法は？
少しでも足を長くしたいと思っている人は、努力して長くなるのであれば頑張りたいと思う人も多いでしょう。
足の長い方が異性にはもてる可能性が高いからです。足を長くするのに効果的な方法はどのようなものでしょうか。
食事
足が伸びるということは足の骨が伸びるということです。骨を伸ばすのに必要な栄養素はカルシウムとたんぱく質が主なものです。
これらは乳製品に多く含まれているので、牛乳やチーズなどをたくさん摂取すればよいと思われがちですが、乳製品だけでは栄養が偏ってしまいます。
成長期には5大栄養素（炭水化物、脂質、たんぱく質、無機質、ビタミン）をバランスよく体内に取り込むことが大切です。
例えば、カルシウムを骨に定着させるためにはマグネシウムが必要なのですが、マグネシウムは海藻類やナッツ類に多く含まれています。
特定の食材だけでなく、好き嫌いなく多くの種類の食べ物を摂取することが足を伸ばすことにつながるのです。
ストレッチ
足のストレッチも効果的な方法です。ストレッチをすることで足の血行がよくなり成長ホルモンの分泌が促されます。
また、ストレッチは体のゆがみを修正してくれる効果もあるので、まっすぐきれいに足を伸ばしたい人にとってはうってつけの運動なのです。
ジャンプ
バスケットボールやバレーボールの選手には背が高い人が多いですが、ジャンプをすると背が伸びて足も長くなるのでしょうか。
背が高いからジャンプが必要な競技をしているとも考えられますが、ジャンプは背を高くする効果があると考えられています。
大腿骨などの太い骨の先端には骨端軟骨というものがあり、この骨端軟骨を刺激すると成長ホルモンが分泌されて身長が伸びるという仕組みです。
しかし、ジャンプをすることにより全身の骨端軟骨が刺激されるので、上半身も伸びてしまう可能性があるので、足だけ伸びるとは限らないことには注意が必要です。
手術
どうしても足を長くしたい人には手術で足を伸ばす方法があります。骨折した時の治療方法を参考に骨の再生能力を利用するものです。
例えば、人工的に足の骨を骨折させて器具を取り付けるような手術を行うため、とても大掛かりな手術となります。
多額の費用がかかる方法ですし、手術に失敗すると足が変形してしまったりする危険性もありますので、手術で足を伸ばすことは安易には考えない方がよいでしょう。
足が長い短いは結局遺伝が原因なのか？
足の長さは遺伝のように先天的な原因もありますし、普段の生活の中での後天的な理由によるものと両方あります。
親の身長が高い人や先祖代々性の高い人が多い家系の人は背が高くなりやすいと考えられます。
遺伝と考えられますが、その家庭での食生活や生活習慣に関係がある場合もあるでしょう。
マサチューセッツ工科大学の研究によると、体型は80%が遺伝により決まり、残りの20%が後天的な要因によるものとされています。
日本人は昔からお米や野菜を中心とした食事をしてきたので、西洋の人に比べると腸が長く、その長い腸を格納するために銅が長くなっていると言われています。
近年は日本人の食事も欧米化されて肉食が増えてきていることから、徐々に体型も欧米化されていると考えている人もいるようです。
遺伝による影響が大きいとしても、成長期に成長ホルモンを促すような食事や運動をすることで足を伸ばせる可能性はゼロではありません。
また、生活習慣も畳に座る生活から椅子に座る生活が中心になるなど大きく変化してきていると考えられます。
足が短いことをクヨクヨ悩んでいることもストレスとなり成長にはよくありません。バランスの良い食事をして、適度な運動をして、十分な睡眠をとることが成長期にはとても大切です。
無理なストレッチをしたり、牛乳ばかりをガブ飲みしたりしても、体を傷めたりお腹を壊してしまう可能性もあります。
自分のペースで毎日少しづつでもしっかりとした生活を続けていくことが足を伸ばすためには効果的です。
