雑誌やSNS、テレビ番組でも取り上げられることの多いインスタ映え。
果たしてインスタ映えとは一体なんのことでしょうか。
今更人になんて聞けないですよね。
今回の記事では「インスタ映え」とはなにか、インスタ映えさせるためにはどうすればいいのかをご説明します。
インスタ映えの意味や由来とは?
インスタ映えというのはどこからきた言葉なのでしょうか。
インスタ映えは「Instagram(インスタグラム)」というSNS発祥の言葉です。
Instagram(インスタグラム)とは
Instagramはケヴィン・シストロムとマイク・クリーガーが開発したSNSサービスです。
ベースライン・ヴェンチャーズとアンドリーセン・ホロウィッツの2社が資金源となり、インスタグラムが始動しました。
当初はBurbnという名前でした。
機能を保ったまま、モバイルに焦点を当てて開発を進めました。
その開発されたものがInstagramです。
2010年10月からiPhoneに、2012年4月からAndroidシステム搭載のデバイスとカメラ付きのデバイスに対応しました。
有名なハッシュタグ(#)は2011年1月に導入され、写真探しが容易になりました。
そして2014年2月に日本語版公式アカウントが登場し、日本での登録者が増加しました。
Instagram発祥の流行語として「インスタ映え」という言葉が登場し、2017年のユーキャン新語・流行語大賞年間大賞に選定されるまでに認知度が高くなりました。
インスタ映えとは
Instagramには、誰かが投稿した写真に対して、自分が気に入った場合「いいね」という気持ちをハートのボタンを押すことで送ることができます。
そのハートが多く集まる写真というのは、多くの人から気に入られたという証拠になります。
多くの人から気に入られた、つまりInstagramで写真が映えることをインスタ映えするといいます。
また、写真をアップロードしていなくても、Instagramで人気のでそうな場所や物事を「インスタ映えしそう」ともいいます。
インスタ映えは単にフォトジェニックな写真、つまり写真映えする写真というわけではなく、Instagramで映えるインスタジェニックな写真のことです。
どういう工夫をしてインスタ映えをする?
Instagramをしている人はインスタ映えをするために、様々な工夫を施しています。
では、どういった写真を撮ればインスタ映えしやすいのでしょうか。
ターゲット層を理解する
Instagramはどういった人たちが利用しているのでしょうか。
Instagramの利用者を性別・年齢別に調査したもの(2017年調べ)があります。
年代 | 利用者数 | 男性比率 | 女性比率 | 年齢に対する割合 |
15歳〜19歳 | 265万2千人 | 35% | 65% | 44.1% |
20代 | 504万8千人 | 36% | 64% | 40.3% |
30代 | 464万4千人 | 39% | 61% | 30.8% |
40代 | 457万8千人 | 49% | 51% | 24.2% |
50代 | 317万4千人 | 55% | 45% | 20.3% |
60代 | 179万6千人 | 61% | 39% | 10.0% |
これによると、20代〜40代の利用数が400万人以上と多くなっています。
10代は調査対象となる人数が少ないため、見かけ上利用者は少なく見えます。
ここで注目してほしいのが、その年代の利用している割合です。
10代〜30代は2人〜3人に1人がInstagramを利用している計算ですね。
また男女比をみると、30代以下は女性の利用割合が60%以上と男性に比べて多いです。
ここからいえるのは、Instagramの利用層は30代以下の女性割合が大きいということでしょう。
そのため、30代以下の若い世代の女性を引き込める写真であればインスタ映えできる可能性が高くなります。
ターゲット層が好きそうな写真を選ぶ
人気がでやすいジャンルを選ぶのも大切です。
・料理やスイーツの写真
オシャレな料理やスイーツはそれだけで目を惹きます。
インスタ映えしやすいようにカラフルに彩られたメニューや店内も多くなってきています。
そういった場所を利用すれば、人気はでやすくなります。
ですが、気をつけなければならないのが、その場所が写真を撮っていいのか、他の人の迷惑になっていないかを確かめることです。
撮ってはいけない場所やものが映っていると、炎上する恐れがあります。
まぁ、これも注目を集めるという手ではなくもないですが、その後Instagramで活動したいのなら賢い手ではありませんね。
・かわいいペットの写真
Instagramをやっているのは、なにも若い世代の女性だけではありません。
かわいいペットの写真や動画は、見るだけで人を癒す力があります。
かわいい瞬間や失敗した瞬間、変顔など見る人によって好みは変わります。
自慢のペットをアピールするチャンスでもありますので、これを機にインスタデビューするのもよいのではないでしょうか。
写真に加工をする
Instagramを見ている利用者は、別に綺麗な画像を求めているとは限りません。
つまり、画素数などにこだわる必要はないのです。
ですが、多くの加工を施し、サムネイルで派手になっている画像はインパクトがあり人目を惹きます。
自分だったらこんな画像をみたい、と思えるように加工しましょう。
色味や、明るさ、コントラストなど、Instagramによって加工できる要素もたくさんあります。
また、自分で加工用のアプリを入れて加工するのもよいでしょう。
要するに、他の人との差別化をはかる必要があるわけですね。
最近のアプリは、わざわざ有料のものを入れなくても無料で十分な機能があります。
英語のアプリなど、初めは使い方がわからないものや、日本語であっても使い方が難しいものがあるかもしれません。
ですが、大抵のアプリは使い方などを検索するとわかりやすく説明してくれているものです。
そして、何回もそのアプリを使っていくうちに使い方は慣れます。
他のインスタ映えしている写真をみて、どんな写真が好まれる傾向にあるのかチェックしてみましょう。
ハッシュタグをうまく活用する
ハッシュタグは、画像を検索する時に役に立つキーワードのようなものです。
同じ画像であっても、ハッシュタグを利用することで見てもらえる可能性が大きく変わってきます。
最近の傾向として、ハッシュタグを多用するのは有名人、あるいは有名になりたい、インフルエンサーになりたいと思っている人が多いです。
ですので、一般人で多用するのは嫌われる傾向にあります。
厳選したハッシュタグを2〜3個使うのがちょうどよいでしょう。
そして、ハッシュタグのコツですが、その日もしくは前日に人気になったハッシュタグを使うとよいです。
例えば有名人が使ったハッシュタグ、ニュースなどで取り上げられたハッシュタグは検索する人が多くなります。
そのため、自分の投稿した同じハッシュタグの写真が目に触れる機会が多くなります。
有名人に便乗して閲覧数を稼いでしまいましょう。
他の人の投稿に「いいね」をする
自分が有名になりたいのに、他の人の投稿にいいねをする余裕がないって?
実はこれ、遠回りにみえて案外近道なフォローワーの増やし方なんです。
Instagramは誰がいいねを押してくれたか確認する方法があります。
さて、問題です。
もうすぐ500いいねがつきそうな画像と、まだ5いいねもない画像、どっちの投稿にいいねをつけるのが効果的でしょうか。
答えは、5いいねの方が効果的です。
少し違うかもしれませんが、ウェーバー・フェヒナーの法則に似ているかも知れません。
ウェーバー・フェヒナーの法則とは、物理的に増えた刺激に対して心理的にどのように感じるか、という法則です。
例えば、あなたが飴を2個持っていたとして1個増え、3個になった時は、まず恐らく気づくでしょう。
ですが、飴を200個持っていたときに1個増えても気づかないでしょう。
もちろん、きちんと数を把握して数えれば気づくでしょうが、持って重さを感覚的にはかっても、200個と201個の差なんて誤差のようなものです。
それと同じで、500いいねのうちあなたの1いいねは、その写真の投稿主にとって1/500でしかありません。
もしかしたら、1いいね増えたところで気づかないかもしれません。
ですが、5いいねのうちの1いいねは1/5であり、きっといいねが1増えたことに気づくし嬉しいでしょう。
そして、いいねをくれた500人の投稿を確認するのは大変ですが、5人くらいなら確認してみようという人もいます。
地道な努力ですが、自分の投稿をみてくれる人がいるだけで、その分フォローワーになってくれる人も増えます。
かしこくInstagramを使う
いかがでしたか、今までInstagramやインスタ映えについて意味がわからないという方もいたかもしれません。
Instagramは無料で他の人の投稿した写真や動画を見ることができます。
もちろん投稿するのだって無料です。
他のSNSで揶揄されている「インスタ蠅」になるのではなく、インスタ映えを今日から目指してみるというのはいかがでしょうか。