夏の風物詩として欠かせない花火ですが、使用後の花火はどのように捨てれば良いのでしょうか。

花火を楽しもうと考えているけど捨て方がわからないという方のために、適切な花火の捨て方についてご紹介します。

花火を楽しむ前に、しっかり後処理の方法も学んでおきましょう。

 


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花火を使い終わった後の処分方法は?

 

 

花火

使用後の花火の捨て方についてご説明します。

使用後の花火の扱いに関する注意点を踏まえつつ、適切な方法で花火を捨てるようにしましょう。

 

捨てる際の注意点

 

花火はお手軽に手に入れることができることができるため、使用後の処理もぞんざいになってしまいがちです。

しかし、花火をそのまま捨てることは危険であるということをまず理解しておきましょう。

花火には火薬が含まれており、使用後であっても火薬が残っている場合があります。

火薬が残った状態の花火をそのまま捨ててしまうことで、なんらかの拍子に爆発してしまう恐れがあります。

花火を捨てる際は、一旦水に漬けてから捨てるということを徹底するようにしてください。

 

捨てる手順

 

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花火を捨てる際の注意点を踏まえつつ、実際に使用後の花火を処理してみましょう。

まずバケツなどの容器を用意し、バケツ一杯に水を入れてください。

水を入れた容器の中に使用後の花火を入れ、火薬を無効化しましょう。

使用後の花火は、一週間ほど水に漬けておくことが望ましいと言われています。

一週間ほど花火を水に漬けたまま放置しておき、一週間経過後にゴミ収集に出しましょう。

花火を可燃ゴミとして扱うか、不燃ゴミとして扱うかは各自治体のルールによります。

自分が住んでいる自治体の規則に従い、花火を捨てるようにしてください。

自治体によっては花火を危険物にしており、花火をゴミとして回収してもらえない場合があります。

その場合は、花火をゴミ収集に出すことを諦めなくてはいけなくなります。

自治体が花火を回収してくれない場合は、別途で不用品回収業者に花火の回収を依頼しましょう。

不用品回収業者であれば危険物も回収してくれるため、自治体に回収を拒否された場合に頼ることができるでしょう。

 

 

未使用の花火の捨て方は?

 

 

花火

使用後の花火の捨て方を説明しましたが、花火が未使用である場合はどのように捨てれば良いのでしょうか。

基本的には、使用後の花火を捨てるときの手順通りで構いません。

しかし、未使用の花火は火薬が消費されていない状態であるため、より慎重に処理する必要があります。

誤って爆発させてしまった場合、未使用の花火の方が被害が大きくなってしまう可能性が高いため、注意してください。

未使用の花火の場合、最低でも一日中は水に漬けておいた方が良いと言われています。

使用後の花火の場合と同じように、一週間程度水に漬けておけば間違いは無いでしょう。

火薬に含まれる酸化剤は塩と成分が類似しているため、水に溶けやすいという特徴があります。

 


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酸化剤が全て水に溶けだすと、花火の火薬は機能しなくなりますので、捨てる際の安全性が増します。

水に漬けておく時間が長いほど酸化剤が溶け出し、安全に処理することができますので、花火を水に漬けておく時間は少々長すぎると感じる程度で丁度よいでしょう。

ゴミに出す際も、使用後の花火を扱う時以上に慎重に処理しましょう。

未使用の花火の場合は水に漬けても火薬が残存する可能性があるため、せっかく水に漬けても乾いた後に爆発してしまうリスクがあります。

ゴミ収集に出す際も、常に花火が濡れている状態で出してあげるようにすると、ゴミ収集業者さんも安心でしょう。

花火をゴミ収集に出す際は、濡らした新聞紙で包んだ状態で出すようにしてください。

濡らした新聞紙で花火を包んでおくことにより、ゴミ収集される際も花火が濡れた状態を維持することができます。

ゴミ収集業者さんの安全を守るためにも、しっかりと対策をとるようにしましょう。

 

 

未使用の花火を捨てるべきタイミングは?

 

 

花火

未使用の花火を捨てるべきとされている基準は、およそ10年程度です。

10年間使っていない花火でも火薬が乾いている状態であれば使用することは可能ですが、目安として10年が設定されています。

中々未使用の花火を10年以上放置する家庭は無いと思われるため、多少古くなってしまった花火でも問題なく使用できる場合がほとんどでしょう。

数年間放置してしまった未使用花火を捨てようか悩んでいる方は、まだまだ大丈夫ですので使ってあげてください。

しかし、花火の火薬が湿っている場合は使用しないようにしてください。

10年経過していない未使用の花火であったとしても、火薬部分が湿っている場合は早めに捨てた方が良いとされています。

湿っている火薬に火をつけても不着火になる可能性が高く、思うように楽しめないでしょう。

パッケージから開封してから放置されている花火は、なんらかの要因によって火薬が湿ってしまっている可能性もありますので、長期間放置した未使用の花火で遊ぼうとする際は、状態をよくチェックするようにしてください。

未使用の花火で10年以上経過しているか、火薬が湿っているものは捨てることを考慮するというように覚えておくと良いでしょう。

状態に問題が無い場合は、未使用のまま捨てることはもったいないため、できる限り使用してあげるようにしましょう。

 

 

花火の保管方法は?

 

 

花火で遊んだ後に、使っていない花火が余ってしまう可能性もあります。

余った花火は保管することでまた別の日に使用することができます。

花火自体の寿命は10年程ありますので、次の年の夏に花火の余りを使うようにしても、問題無く遊ぶことができるでしょう。

 


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しかし、余った花火を保管する場合は、保管方法に注意を払う必要があります。

先に述べたように、花火の火薬が湿ってしまうと遊ぶことができなくなってしまいます。

いかに花火を湿らせずに保管できるかが重要となりますので、しっかりと管理するようにしましょう。

余った花火は購入した時のパッケージに戻しておけば安全に保管できると考えてしまいがちですが、パッケージの中に花火を戻すことは避けてください

実は、花火をパッケージに戻して保管することが花火を湿らせてしまう一番の原因となっています。

意外ですが、花火をパッケージの中に戻すことは危険であると覚えておき、適切な保管方法を取るようにしてください。

余った花火を湿らせずに保管する方法としては、新聞紙に花火を包んでおく方法が有効です。

新聞紙には周囲の湿気を取り込んでくれる機能があるため、花火が湿ってしまう可能性を下げることができます。

また、ビニール袋や箱を用意して、乾燥剤と一緒に花火を入れておくことも有効です。

新聞紙と乾燥材を併用すれば、余った花火が湿気にやられてしまう可能性をほぼ0にすることができるでしょう。

もう一つの注意点として、保管場所についても気を遣うようにしてください。

花火の火薬にとって高温多湿は劣化の原因となりますので、できる限り室内の温度が低く、乾いた環境に置いておくようにしましょう。

花火の劣化のみではなく、爆発の危険性についても注意しておいてください。

直射日光に当たり続けることで火薬が燃えてしまう可能性もあるため、直射日光の当たらない場所を選んでください。

花火の上に重い物を載せることによって花火が爆発してしまう可能性もありますので、花火の上には極力物を載せないようにすることも大切です。

花火は火薬を含む立派な危険物ですので、取り扱いには慎重を期しましょう。