コーヒーを飲んだ際に気分が悪くなってしまうことがあります。
このコーヒーならでは気持ち悪さの原因は何でしょうか。
また、コーヒーを飲みすぎることで病気になってしまう可能性はあるのでしょうか。
この記事では、コーヒーに関する安全性についてご紹介します。
コーヒーを飲むと気分が悪くなる原因は？
コーヒーを飲むと気分が悪くなり、吐き気や頭痛を引き起こしてしまう場合があります。
気分が悪くなってしまう原因にはいくつか考えられますので、いくつか例をご紹介します。
コーヒーを飲んで気分が悪くなってしまった場合、以下のいずれかの理由が考えられますので、ご参考にしてみてください。
胃液の分泌量が増えたため
コーヒーに含まれているカフェインには、胃液の分泌を促す作用があります。
胃液の分泌量が促されることで消化を助けてくれる効果もありますが、過剰な胃液が分泌されてしまった場合は、気分が悪くなってしまうことがあります。
適量のコーヒーを飲んだ場合でも、体調不良やストレスによって不安定な場合は気分が悪くなってしまう可能性があります。
空腹時もお腹を壊しやすくなっていますのでご注意ください。
カフェインによる興奮作用のため
カフェインには覚醒効果があるため、集中して作業をしたいときに目を覚まさせてくれる効果があります。
しかし、カフェインによって神経が興奮しすぎてしまうと、脳内のバランスが崩れて吐き気を催したり、頭痛になってしまう可能性があります。
頭が痛くなってきたらコーヒーを飲むのを一旦やめるようにしてください。
コーヒー豆の劣化のため
コーヒー豆が劣化してしまっていることによって、飲んだ際に体調が悪くなってしまっている可能性があります。
コーヒー豆は黒いため、劣化していても見た目で判断することは難しいです。
気が付かないうちに腐りかけたコーヒーを飲んでしまっている可能性があるでしょう。
コーヒーを飲んだ際に、違和感や酸っぱい味がした場合は飲むことを中止しましょう。
コーヒーアレルギーのため
コーヒーのアレルギーをを持っているため、飲んだ際に気分が悪くなっている可能性があります。
コーヒーにもアレルギーが存在しており、アレルギー体質の人には吐き気・蕁麻疹・貧血といった症状が出ます。
コーヒーを少し飲んだだけでも体調が悪くなってしまった場合は、コーヒーアレルギーであることを疑ってみましょう。
コーヒーアレルギーは突然発症してしまうため、今まで問題なかったとしても油断はできません。
コーヒーアレルギーの症状は遅発性であるという特徴があり、飲んでからすぐにアレルギー症状が発生するわけではないため、アレルギーの自覚がない人も多いです。
コーヒーを飲む習慣があり、長らく不調に悩まされている方は一旦コーヒーを飲むことを止めてみてください。
コーヒーアレルギーである場合は、コーヒーを飲む習慣を断つことで症状が改善されていくため、自分がコーヒーアレルギーであるかを判断することができます。
ただ、アレルギーだと思っていた症状が、コーヒー中毒によるものだったという可能性もあります。
個人で判断することは難しいため、市販の検査用キットを使ったり、病院で検査してもらうことがコーヒーアレルギーであるかを知る手っ取り早い方法であると言えます。
医者にかかる場合は、アレルギー科や皮膚科で見てもらうことが可能です。
コーヒーを飲みすぎると副作用を生じる？
コーヒーは有益な効果の高い飲み物ではありますが、刺激が強いため過剰に飲みすぎると様々は副作用を生じます。
コーヒーによって発生すると考えられる副作用についてご紹介しますので、ご参考にしてみてください
お腹が痛くなる
コーヒーを過剰摂取することによって、胃液が過剰に分泌されてしまう恐れがあります。
胃液が過剰に分泌されることによって吐き気を感じてしまう可能性があります。
また、コーヒーには腸を柔らかくする効果もあるため、コーヒーの過剰摂取によって下痢が引き起こされる可能性もあります。
眠れなくなる
コーヒーの過剰摂取により、中々寝付けなくなる可能性もあります。
カフェインの覚醒効果により、集中して勉強したい時などに飲む場合には向いていますが、寝たいと思っても神経が昂ってしまっていて眠れなくなってしまうという副作用があります。
寝る前の数時間はコーヒーを飲まないようにした方が良いでしょう。
頭痛になる
カフェインの過剰摂取によって頭痛や吐き気を催してしまう確率が上がります。
適量であれば、あまり頭痛になることはないでしょう。
油断して大量のコーヒーを飲むと頭痛に見舞われる可能性があります。
太る
コーヒーを飲むことで太ってしまう可能性についても懸念されています。
コーヒーを飲むとカフェインによって食欲の抑制機能が低下してしまい、体が糖分を欲しがるため、糖分の過剰摂取により肥満になってしまう可能性あるからです。
また、カフェインの過剰摂取によって脂肪を分解する機能も抑制されます。
さらに、寝る直前にカフェインを摂取することによって寝付けなくなり、睡眠中の成長ホルモン生成ができず、脂肪燃焼効果のある成長ホルモンの働きも期待できなくなってしまいます。
コーヒーに含まれるカフェインには人間が太りやすい原因が多く含まれているため、コーヒーの過剰摂取は禁物です。
しかし、本来カフェインには新陳代謝を活発にさせる作用もあるため、本来はダイエットに効果があるはずの成分です。
適量のコーヒーをブラックで飲むことを心がけていれば、コーヒーのせいで太ることはありません。
コーヒーはカフェイン中毒・依存になりやすい？
コーヒーには中毒性があり、飲みすぎるとコーヒー依存症になってしまう危険性があります。
毎日4杯程度コーヒーを飲んでいる人は、コーヒー中毒になっている可能性があります。
2012年〜2017年の間にはカフェイン中毒で100人以上が病院に搬送されたという話もあり、うち5人は死亡しています。
最悪の場合は命にも関わりますので、カフェイン中毒についての知識と治し方を押さえておきましょう。
コーヒー中毒の症状は？
コーヒー中毒になってしまった場合、コーヒーをしばらく飲まずにいるとイライラしたりするようになります。
中毒者はコーヒーに含まれるカフェインに依存してしまっているため、厳密にはカフェイン中毒と表現する方が正しいでしょう。
カフェイン中毒はコーヒーのみではなく、栄養ドリンクの過剰摂取などによっても発生します。
カフェイン中毒に陥ってしまった場合、主な症状として頭痛や焦燥感が発生します。
カフェインには脳の血管を収縮させる作用があるため、中毒者の脳はコーヒーを継続的に飲むことによって脳の血管が常に収縮状態になっています。
中毒者が突然コーヒーを飲むことをやめると、脳の血管が急激に拡張されることになるため、好転反応として頭痛に見舞われることになります。
また、中毒者の特徴としてコーヒーを一定時間摂取しないと焦燥感を感じてそわそわとし出したり、体の一部が痙攣したりもします。
煙草を吸っている方には想像しやすいのではないでしょうか。
喫煙者が煙草を求めることも中毒症状の現れですので、コーヒーによる中毒症状も現れ方は似ています。
コーヒー中毒の治し方は？
コーヒー中毒をすぐに直す方法は確立されていませんが、しばらくコーヒーの摂取を止めることで中毒を治すことができます。
コーヒーを絶って血中のカフェインが無くなるまで待ちましょう。
カフェインが中毒の原因であるため、コーヒーだけを断っても効果はありません。
カフェインが入っているあらゆる飲食物を体に入れないことが大切です。
どうしても自分の力で解決できない場合は、病院に相談してみるのも良いでしょう。
