洗濯機を使い洗濯を行う際に、洗濯機には何を投入しているでしょうか。
人によっては洗剤だけであったり、漂白剤や柔軟剤を組み合わせて入れていたりと千差万別です。
ですが、ただ洗濯洗剤と柔軟剤を適当に入れているだけでは、衣類の汚れが十分に落ちていなかったり、柔軟剤の効果を十分に発揮できなかったりということがあります。
特に香りづけなどを行う場合、洗濯洗剤と柔軟剤の組み合わせによっては、柔軟剤の香りも洗剤により脱臭されてしまうということがあります。
今回の記事では、そんな洗濯洗剤と柔軟剤のオススメの組み合わせについてご紹介します。
洗濯洗剤と柔軟剤の違いや使用目的は?
そもそも洗濯洗剤と柔軟剤はどのように違うのでしょうか。
この2つは、シャンプーとリンスによく例えられています。
あなたも髪の毛を洗う際は、まずシャンプーから行いますよね。
シャンプーの目的は髪の毛についた汚れを落とすものです。
つまりは洗濯洗剤がこのシャンプーと同じ働きをするわけですね。
もちろん、汚れはシャンプーつまり洗濯洗剤だけで十分に落とすことができます。
ですが、シャンプーだけで髪の毛を洗っていると、十分に保湿ケアができていなかったりツヤがでなかったりします。
髪の毛に潤いを与えたり、またツヤ出しを行ったりするためにもリンスが必要です。
そのリンスの役割を果たしてくれるのが柔軟剤です。
洗濯洗剤とは
洗濯洗剤は、衣類についた汚れを落とす働きをする目的で投入します。
液性により大きく2つに分けることができ、中性洗剤と弱アルカリ性洗剤です。
衣類によくつく汚れの皮脂汚れなど、多くの汚れは酸性の汚れですので、反対の性質を持つアルカリ性の洗剤で中和してやることにより落としやすくなります。
ですが、これでは洗浄力が強すぎておしゃれ着などデリケートな素材の衣類ですと生地が傷んでしまうことがあります。
そのために、少し洗浄力といった点では劣りますが、生地へのダメージが少ない中性洗剤が存在します。
柔軟剤とは
柔軟剤はメーカーによって多少の働きの違いがありますが、役割は大きく分けて4つに分類することができます。
1つ目は、柔軟剤という名前の通り、衣類を柔らかくし、肌触りをよくする働きです。
例えば肌着やタオルなど、肌に直接触れるものは肌触りがよい方がいいと考える人も多くいます。
2つ目は、静電気の予防です。
例えば静電気がついていると、花粉などもつきやすくなってしまいますので、アレルギーなどをお持ちの方は静電気防止効果がついている柔軟剤がよいでしょう。
3つ目は香りづけです。
ですが、最近では香害という言葉がある通り、柔軟剤によっては香りがきつすぎるものがあります。
主に海外製の柔軟剤は香料が強いものが多く、日本の密集した住環境には合わないとする方も多くいらっしゃいます。
4つ目は防臭効果です。
脱臭効果が配合されているものが多いため、衣類についた臭いを落としてくれます。
併用する場合の使用手順や注意点は?
もしかすると、すでに洗濯洗剤と柔軟剤を併用している方の中にも、洗濯洗剤と柔軟剤を同時に投入しているという方がいらっしゃるかもしれません。
たしかに、自動洗濯機などであればそれでもかまいませんが、手動の場合はそれでは柔軟剤の効果が十分に発揮できません。
ではどのように使えばよいのでしょうか。
併用する際の使用手順とは
自動洗濯機の場合は、洗剤等を入れるポケットがあります。
洗濯洗剤は洗濯洗剤用のポケットに、柔軟剤は柔軟剤用のポケットに入れることにより、最適のタイミングで洗濯槽の中に投入されます。
主導の場合は、最初に洗濯洗剤や漂白剤を入れます。
柔軟剤のタイミングはというと、最後のすすぎ用の水が入った時点でその水の中に投入します。
注意点は?
ポケットがある場合は、ポケットを間違えないようにさえすれば問題はほとんど起こりません。
ですが、ポケットがない場合は衣類に直接柔軟剤がかからないように注意しましょう。
衣類にかかってしまうと、シミの原因になってしまうことがあります。
ですので、必ずすすぎ用の水に溶かすようにしましょう。
また、より強い効果を得たいからといって、規定量よりも多く入れるのはやめましょう。
規定量より多く入れてしまうと、衣類が黒ずんだり、吸水性が低下したり、しっかりとすすぎきれないという可能性があります。
また、ドラム型の洗濯機をお使いの場合は、規定量より少なめを意識して投入するようにしましょう。
オススメの組み合わせは?
基本的に日本製の柔軟剤の場合は、洗剤とメーカーを合わせると無難であるといわれています。
日本製品はそれほど匂いがきつくなく、相性が悪くなりにくいからです。
人気が高いものは、『花王』から販売されているアタックNeoシリーズ×ハミングの組み合わせや、『ライオン』から販売されているNANOX×ソフランの組み合わせです。
また、その中でも特に洗濯洗剤と柔軟剤の香りを同系統に揃えることにより、より香りの相性もよくなるために、組み合わせる方が多いです。
反対に海外製品の柔軟剤の場合、洗濯洗剤にまで香りづけがあると匂いがきつくなりがちです。
その場合、洗濯洗剤を無香料にすることにより、香りを抑えることができますので、もし海外製品の柔軟剤でお気に入りの香りがあるのであれば、洗剤を無香料のものに変えることをオススメします。
メンドウだったら柔軟剤入りの洗濯洗剤の使用もアリ
実は、洗剤の中にあらかじめ柔軟剤が配合されている商品もあります。
特に完全自動洗濯機でない場合、タイミングを見計らって柔軟剤を投入する必要がありますので、手間に感じるという方もいらっしゃることでしょう。
ですが、『花王』から販売されているフレグランスニュービーズなどの、柔軟剤入り洗濯洗剤は、最初から柔軟剤の効果が出るように専用の成分が配合されています。
そのため、家事や育児、お仕事で忙しい方には柔軟剤入りの洗濯洗剤をオススメします。
まとめ
柔軟剤は衣類のリンスとも呼ばれることがあるほど、衣類の洗濯後の仕上げに使うのにもってこいです。
基本的には好きな香りのものを選ぶとよいですが、オススメは洗剤とメーカーを合わせることです。
香りがきついものは、無香料の洗剤を選びましょう。
また、最初から柔軟剤を入れてしまうと十分に効果が発揮できないため、手間を省きたい方は自動洗濯機を使うか柔軟剤が初めから配合されている洗濯洗剤を使うことをオススメします。