クールビズとは、日本の暑い夏の軽装化を図り、冷房などによる環境負担を軽くするために、環境省が推進しているキャンペーンです。2005年に当時環境大臣だった小池百合子東京都知事が旗振り役となり導入されました。

すっかり定着した感のあるクールビズですが、2018年のクールビズの期間はいつなのでしょうか。また、就活向けも含めて、おすすめの着こなし方を紹介します。

 


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クールビズとはそもそも何?期間はいつ?

 

 

クールビズは、日本の夏は暑いので、少しでも涼しく過ごすためにスーツを脱いで、半袖やノーネクタイで仕事をしましょう、という企業の活動だと思っている人はいませんか。実はれっきとした国の政策で、2005年から続けられている環境省のキャンペーンなのです。

目的は地球温暖化対策で、適正な冷房温度への調整と室温に適した軽装のへの取り組みが主な柱です。日本の夏は高温多湿で、男性も女性もかっちりとしたスーツを着て仕事をするためには、冷房の温度を低く設定しなければなりませんでした。

しかし、省エネルギーとして室温を28度以上に設定するためには、服装も軽装にする必要がありました。民間企業だけでは、軽装化が進まないと考えた環境省は、国をあげてクールビズのキャンペーンを張ることにしたのです。

クールビズの定義

クールビズとはどのような服装のことを言うのでしょうか。環境省によると、「室温に適した軽装」としか説明されていませんが、多くの場合は企業においてルールが決められています。

例えば、スーツの上着(ジャケット)は着なくてもよい、半袖シャツやシャツの第一ボタンを外しても問題なし、ネクタイ着用の必要なし、など、オフィスで快適に過ごせることを考えたルールが多いようです。

ただし、企業や職場によっては、どうしてもクールビズに馴染まないところもあります(例えば、冠婚葬祭場など)ので、柔軟に対応する必要もあります。クールビズの導入は強制ではないので、そもそもクールビズを導入していない会社もあります。

 

 

ネクタイを外すサラリーマン

 

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クールビズ2018の期間

 

2018年のクールビズの期間は、5月1日から9月30日まで、と4月24日に環境省より発表されました。2016年、2017年と同じく3年連続で同じ期間に決まりました。クールビズ期間はあくまで推奨期間ですので、実際は企業ごとに決定することができます。

クールビズの期間はゴールデン・ウィークの頃から秋のお彼岸過ぎまでと、長い期間に亘って設定されています。日本は南北に長く、北海道と九州・沖縄では全く天候や気温が異なります。

例えば、九州・沖縄地方では、早くクールビズを始めてくれると助かるでしょう。地域性にも配慮をして、クールビズのキャンペーン期間は定められているのです。

 

 

就活向けの着こなしの注意点は?

 

 

経験を積んだ社会人にとっては、夏のスーツ・ネクタイ姿は慣れているかもしれません。しかし、就活(就職活動)をしている学生にとっては、普段のカジュアルな服装と異なるスーツ姿は、暑さのあまり体調を崩してしまう原因にもなりかねません。

 

就活の期間

 

2019年卒の就活では、2017年の夏頃からインターンシップを始める企業がありました。2018年の春には企業へのエントリーシートの提出がスタートして、春以降に企業面接が始まり、5月から6月にかけて内々定、内定が出ているようです。

しかし、例年であれば、学生によっては7月以降も会社面接などで気が抜けない就活生もいるでしょう。個人差はありますが、クールビズの期間が就活の期間と重なっている場合もあります。就活とクールビズはどのような関係があるのでしょうか。

 

就活にふさわしい服装

 

就活にはふさわしい服装が好まれます。基本は男性、女性共にスーツになります。俗に言うリクルート・スーツであれば、問題はないでしょう。派手なデザインや華美な装飾品は敬遠されます。落ち着いた色合いでシンプルなデザインのスーツがおすすめです。

色味やデザインも大切ですが、より重要なのは清潔さです。しわくちゃのスーツだったり、汗染みが目立つようなシャツはNGです。特に暑い時期の就活では、洋服を清潔に保つように心掛けましょう。

 

 

ノーネクタイのビジネスマン

 

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就活とクールビズ

 

会社面接の時に企業から「クールビズでお越し下さい」と言われることがありますが、どのような服装で訪問すればよいのでしょうか。この場合は、素直にクールビズで面接に臨むようにしましょう。就活におけるクールビズとはどのような服装なのでしょうか。

就活の服装で大切なのはだらしがない格好は避けることです。学生だからといって、TシャツにGパンや短パンでは、会社の印象は悪くなってしまいますし、非常識な人間だと評価されてしまいます。

おすすめの服装は、男性であれば、ノーネクタイ・ノージャケットで問題ありません。無地または白色のYシャツの第一ボタンは外しておくことです。女性の場合は、男性と同様にノージャケットで、無地または白色のシャツを着用するとよいでしょう。

シャツは長袖でも半袖でも大丈夫です。ただし、男性の場合は、半袖をカジュアル過ぎると考える人もいるので、長袖が無難かもしれません。また、腕まくりはだらしない印象を与える可能性があるので、ボタンをしっかりと留めるようにしましょう。

 

 

2018年でオシャレな男性向けの着こなし方は?

 

 

クールビズはノーネクタイ・ノージャケットが基本ですが、いつものスーツの上着を脱いでネクタイをしないだけではちょっと味気ないですよね。2018年のクールビズに向けたメンズファッションのポイントについて紹介します。

ジャケットを着ていない場合には、Yシャツで差をつけましょう。色味は白色が基本ですが、淡いブルーなどのパステルカラーやストライプ、襟と袖の生地が異なるレリックタイプ、などのシャツであれば、お洒落に見せることができます。

また、レギュラータイプの襟だけでなく、ワイドタイプやボタンダウンなど襟の形で他の人に差をつけることもできます。このような襟の形であれば、ノーネクタイでもお洒落な服装に見えるのではないでしょうか。

現在ではクールビズ用と銘打って、ポロシャツ素材のものなども販売されています。いくらクールビズ用として売られていても、会社や職場で浮いてしまうような服装にはならないように注意しなければいけません。

 


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自分の服装に不安があるのであれば、職場の上司や先輩・同僚、人事部の人などに、問題の有無を確認してから会社に着て行けばよいと思われます。
ノーネクタイの白いワイシャツ

 

 

2019年でオシャレな女性向けの着こなし方は?

 

 

女性の場合も、シャツやワンピースの色合いやデザインで差をつけることができます。例えば、シンプルな色味のシャツであってもデザインがアシンメトリーになっているものを選んではいかがでしょうか。

女性の場合は、男性と異なり、クールビズで薄着になることで別の問題も生じます。今の女性向けクールビズ商品には、汗取りパッドが付いていたり、シャツやワンピースが透けないような対策が施されているものもあります。

少し前までは、女性の夏物シャツには、洋服が透けるのを防止するために厚い下地が付いているものもあり、暑さを我慢しなければなりませんでした。しかし、クールビズの浸透により、どんどん新しい技術も開発されてきています。

デザインも重要ですが、高機能なクールビズ向けの洋服を着こなす女性は、お洒落の感度も高いのではないでしょうか。クールビズは制約ばかりで自由にファッションが楽しめないと嘆いている女性も多いと思われます。

しかし、制約の中でも、工夫によってはお洒落な自分を演出することはできるのです。