誕生日プレゼントを渡すときは、相手がだれであれ悩みますよね。
本当に喜んでくれるか、誰かと被っていないか、失礼にあたるものではないか、など。
ましてや、渡す相手が上司ともなると、余計に悩むのではないでしょうか。
日ごろからお世話になっているから、部署の慣例だからなど様々な理由はあるでしょうが、せっかく誕生日プレゼントを渡すのであれば喜んでもらいたいですよね。
そこで今回は、上司に渡す誕生日プレゼントについてご紹介します。
値段の相場はどのくらいなのか、どのようなプレゼントが喜ばれるのかといったものや、渡すときの注意点などをご紹介しますので、参考にしてみてください。
上司の誕生日プレゼントを選ぶ際の注意点は?
渡す相手は、上司という社会的立場が目上の方です。
もちろん年齢も年上である場合が多いですよね。
そんな時に渡してはいけないプレゼントがいくつかあります。
では、どんなことに注意して選べばよいでしょうか。
予算はどのくらいが相場なのか
これは個人的に渡すのか、それとも連名で渡すのかによっても大きく異なります。
個人的に渡す場合は、ビジネスマナーとして高価な品を贈ることはマナー違反とされています。
高くても5000円以内におさめたほうがよいでしょう。
連盟の場合は、人数が集まればそれなりに高価な品を贈ることができます。
一人当たり1000円から2000円まで程度であっても、人数が増えるほど高価なものを買うことができますが、あまりに高価なものはやめておいた方が無難です。
大きさに注意する
プレゼントを渡す上司が車通勤ならまだしも、電車通勤であればあまりに大きなものを渡すと持ち帰るのも大変ですよね。
一般的な大きさの紙袋などにおさまる程度の大きさのものにしておいた方が無難です。
渡さないほうがよいプレゼントにはどんなものがあるの?
日本では縁起をかつぐという風習がありますので、あまりよくない意味があるものは忌避される傾向にあります。
ここでご紹介するものは、あまりいい意味がなくビジネスシーンや目上の立場の人に渡すプレゼントとしてはあまりふさわしいとは言えません。
ですが、あくまで縁起がよくない、悪い意味を連想させるというだけですので、プレゼントをもらうご本人が欲しがっているのであれば、プレゼントとして選んでもよいでしょう。
ペンなどの文房具
ペンなどの文房具は、普段の仕事でも使いますし、無難なプレゼントとして選んでいる方も多いのではないでしょうか。
ですが、プレゼントとしてペンなどの文房具を贈ると、そこにはもっと勉強に励みなさいという意味が連想されてしまいます。
もちろん部下や同僚までなら贈り物としてよいかもしれませんが、上司に贈るとそのような意味があることをご存じであればあまりよい気分はしません。
履物や下着類
靴下やスリッパなどの履物類、下着類などは上司に渡すのにふさわしくないものとされています。
これらの意味は相手を踏み潰すというものなので、プレゼントとしてはあまりふさわしくないですよね。
また、身に着けるものはそれぞれの趣味などもありますので、なかなか好みに合ったものを見つけるのは難しいかもしれません。
ベルト
こちらも、ビジネスシーンなら必需品ではないでしょうか。
ですが、ベルトには気を抜くなという意味が込められています。
やはり上司に渡すのにはふさわしいとは言えません。
商品券、金券、現金類
趣味に合わない、必要ないプレゼントを渡されるよりもこちらのほうが自分で選べるからよいだろうとお考えではありませんか?
ですが、これらには上司に自分で選べという印象を与えかねません。
そのため、あまり目上の方に渡すプレゼントとしてはふさわしくありません。
刃物
あまり刃物をプレゼントに選ぶという方はいないかと思いますが、刃物には縁を切るという意味が込められています。
櫛
櫛、つまりくしは日本において苦と死を連想させるものとして、贈り物にはふさわしくないとされてきました。
白いハンカチ
ハンカチはビジネスシーンでも使いますし、清潔感のある白いものがよいのではないかと思うかもしれません。
ですが、日本では白い布は死者に対して被せるものを連想することがあります。
また、ハンカチ自体にも手切れ、別れという意味が込められています。
ですので、白いハンカチはあまり贈り物としてふさわしくありません。
ライター
喫煙者の方になら喜ばれるかもしれないライター類ですが、ライターから火事を連想する方もいます。
そのため、プレゼントとして贈るのは避けた方が無難です。
贈らないほうがよい花
プレゼントとして花を贈ることもあるでしょう。
その場合も、あまり選ばないほうがよい花があります。
シクラメンは、やはり死と苦を連想させうるので適しているとはいいがたいです。
菊の花は、葬儀を連想する方も少なくはないため、ふさわしくありません。
紫陽花には、花言葉に移り気や色あせるという意味があります。
特に既婚者の場合、浮気などを連想させてしまいますので、贈り物としてはよくありません。
椿は、落花がまるで首が落ちるようだと例えられることもあり、あまり縁起の良い花ではありません。
また、切り花として贈る場合は、花の本数にも気を配りましょう。
不吉とされる数字は4、9、13ですので、その数にならないようにした方が無難です。
男性の上司にオススメのプレゼントは?
では、男性の上司に喜ばれやすいプレゼントとはどんなものでしょうか。
名前入りギフト
例えばお酒のラベルであったり、名前の入ったUSBなどのビジネスグッズ、また、マグカップなどにも名前を入れてもらうことができますよね。
お酒のラベルに名前を入れてもらう場合、ほとんどが2000円から5000円程度の範囲に収まりますので、予算内なのではないでしょうか。
また、連名で贈る場合は同時に名前入りのロックグラスなどをつけると、1万円程度の品になりますので、オススメです。
USBはメモリー数などにもより、多少前後しますが、おおよそ2000円から4000円ほどで購入できます。
マグカップは3000円前後です。
お酒グッズ
もちろんお酒本体を送ってもよいですが、お酒を飲むことのできるグラスや面白い形をした栓抜きなども好まれます。
栓抜きは1000円から2000円程度で購入できますので、お酒と一緒に贈るのはいかがでしょうか。
ブランド物の名刺入れ
名刺入れはビジネスシーンにおいて使うことの多いものですよね。
人気が高いのは、CORDOVANの名刺入れです。
素材にこだわり、革製品の名刺入れは使うほどに手になじみます。
やはりブランドものですので、連名で贈るのがふさわしいでしょう。
平均相場は13500円です。
女性の上司にオススメのプレゼントは?
次に女性上司に喜ばれやすいプレゼントです。
名前入りギフト
やはり男性と同じく、名前入りのギフトは喜ばれるという結果でした。
お酒が好きな方なら、お酒のボトルや切子グラスなどが喜ばれます。
切子グラスは5000円程度で購入でき、既婚者であればペアで送ってもよいかもしれません。
花
オススメは、貰った後の手入れが必要ないブリザーブドフラワーでしょう。
上司の雰囲気に合った花束を贈るとよいです。
また、フラワーボックスなどのアレンジメントは持ち帰りやすいため、電車通勤であってもオススメできます。
花や本数によって予算は異なりますが、2000円から10000円程度です。
傘
最近では日差しの強い日が増え、日傘を手放せない人も多いことでしょう。
実は傘には非常にいい意味が込められています。
なんといっても末広がりですので、縁起がよいです。
また、傘の漢字には人に困らないようにという意味が込められています。
オススメはUVカット率の高い晴雨兼用のもので、5000円から10000円程度で購入できます。
まとめ
上司への誕生日プレゼントは、選び方から慎重にしなくてはいけません。
できれば、悪い意味が込められている贈り物は避けたほうがよいでしょう。
もちろん、ベストは望んでいるものを渡すことですので、リクエストなどがあればそちらに従いましょう。
また、職場の雰囲気に合わせることも大切です。
個人的にそれぞれが送るのであれば、なるべく同じものではないようにする、連名にするなどがよいかもしれません。
上司の方が既婚者で異性の場合、変な噂が立てられるのもよくありませんよね。
タイミングや渡すものが大切です。
特に異性の既婚者の場合、ここに挙げたプレゼントではなくご家族で楽しめるようにお菓子などを渡すのもよいかもしれませんね。
また渡すときは個人的に呼び出すのではなく、人がいるところで誕生日プレゼントであることをアピールするのもよいですよ。
もちろん、他の同僚などを出し抜いているという雰囲気にならないように気をつけましょう。