中途入社でこれから会社にお世話になる際に、どのように挨拶をすべきか気になる方もいらっしゃることでしょう。
中途入社の場合、どのような挨拶をすれば歓迎されるのでしょうか。
この記事では、中途入社の挨拶の仕方についてご紹介します。
様々な状況に応じて適切な挨拶の方法をお伝えしますので、中途入社を控えている方は忘れずにチェックしてください。
中途入社の挨拶で注意すべき点は?
中途入社の挨拶は第一印象を決定づける大切な瞬間でしょう。
最初の挨拶で注意すべき点についてご紹介します。
基本的なことですので、これからご紹介する項目を事前にチェックし、万全の状態で臨ようにしてください。
身だしなみに気を遣う
挨拶の際は、身だしなみに気を遣いましょう。
服装や髪型は、挨拶以上に印象に大きな影響を与える要素です。
服にヨレやシワが無いかを入念にチェックし、髪もしっかりと整えておきましょう。
第一印象を良くするためには、見た目で不快感を与えないことが肝心です。
初日だけでも時間をかけて身だしなみを整えておくようにしましょう。
はきはきとした声で挨拶する
挨拶の際ははきはきとした声で話すようにしましょう。
せっかく挨拶の内容を練っても、周りに聞き取ってもらえなくては意味がありません。
はっきりとしない声で話すことによって、悪い印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
自分の挨拶が一番後ろにいる人にも届くように、はきはきとした声で話すようにしてください。
人によっては声の張り方で人を見る場合もあるため、軽視はできないでしょう。
笑顔を作る
挨拶の際は、気持ちの良い笑顔を作りましょう。
爽やかな笑顔を見せることで、非常に好印象を与えることができるでしょう。
無表情で話すと不愛想に見えてしまうため、表情にも気を遣うようにしてください。
自己紹介に必死になると笑顔を作ることを忘れてしまいがちになるため、意識的に笑顔を作るようにしましょう。
自己紹介は簡潔に
自己紹介は簡潔に要点をまとめて行うようにしましょう。
行き当たりばったりだと無駄な話をしてしまったり、大事な言葉が浮かばなかったりしてしまう可能性があります。
自己紹介の内容はあらかじめしっかりと整理しておきましょう。
自信が無い場合はカンペを用意しても構いません。
自己紹介の際に頭が真っ白になって何も話せなくなるよりは、カンペを見ながら話す方がマシです。
大切な自己紹介で失敗してしまうことのないよう、事前準備はしっかりと行うようにしてください。
例文をいくつか掲載
中途入社の挨拶に使える例文をいくつかご紹介します。
朝礼の挨拶の際の一言としてだけではなく、メールの挨拶文にも利用できる例文ですので、有効活用してみてください。
自分の名前を伝える
「おはようございます。本日付けで入社いたしました~と申します」
「本日からお世話になります、~です」
「本日より皆さまと一緒に働かせていただくことになりました~と申します」
上記のように、入社初日であることを前面に出しつつ自分の名前を紹介しましょう。
おはようございますの代わりにお疲れ様ですと言っても問題はありません。
ご苦労様ですは目下に対して使う言葉であり失礼にあたりますので、使用することは避けましょう。
所属先などがある場合は、どこに所属することになるかも一緒に紹介すると良いでしょう。
前職を伝える
「前職は~で~を担当しておりました」
「前職は~であるためこの業界では不慣れな点も多く、皆さまにはご迷惑をおかけするかと思いますが、一日でも早く精進いたしますので宜しくお願いいたします」
「前職は~でしたが、ご縁があってこちらに入社させて頂きました」
初めて中途入社の社員を見る人たちは、どのような経歴のある人なのかが非常に気になります。
前職でどのようなことをやっていたかを紹介してあげることで、親近感を与えることができるでしょう。
どのような知識があるかも把握してもらえるため、周りからもフォローがしやすくなります。
自信が無い場合は今後助けを求める意味も込めて、迷惑をかけるかもしれない旨を伝えても良いでしょう。
自分の不安感を察知してもらうことによって、より気にかけてもらえる可能性があります。
しかし、最後は前向きに捉えてもらえるように締める必要はあります。
一生懸命努力して、できる限り迷惑をかけずに貢献できる人材になるつもりであることをアピールしてください。
人に頼るばかりの人間なのだと受け止められてしまうと、悪い印象を抱かれてしまう可能性があります。
意気込みとセットで伝えるようにすると好印象でしょう。
趣味を伝える
「趣味は~です。休日には主に~をして過ごしています」
「同じ趣味をお持ちの方は、ぜひ声をかけてください」
自分の趣味を伝えておくことで、仕事以外の自分の側面を想像してもらうことができるようになります。
仕事の話のみでは盛り上がれない場合も、趣味の話から展開していける場合があります。
自分のことをより知ってもらうためにも、プライベートの情報をある程度出しておくと良いでしょう。
同じ趣味を持つ人に出会うことができれば、それがきっかけですぐに仲良くなれるかもしれません。
趣味の話は個人情報を守りつつ適度に話すことができるため、有効活用しましょう。
同じ趣味を持っている人には、積極的に話しかけることをオススメします。
お菓子など、持っていくべきものはある?
中途入社の場合、菓子折りなどを持って行く必要はあるのでしょうか。
初出勤時の持ち物に関して、注意すべき点をご説明します。
菓子折りはいらない
中途入社の場合、菓子折りを持っていく必要はありません。
中途入社の場合は会社の事情が良く分からない状態で入社するため、どのような形で挨拶することになるかが判断できません。
場合によっては忙しい中で簡易的に挨拶を済ませる必要もあるため、かえって菓子折りを持っていくことで迷惑をかけてしまう可能性があります。
どうしても菓子折りを持っていきたいという方は、事前に持っていっても問題ないかを聞いておいた方が良いでしょう。
一般的には中途入社の人間が菓子折りを持っていく必要はありません。
菓子折りを持っていかなくても失礼にあたることはありませんのでご安心ください。
ペンとメモ帳は持っていく
初出勤の際に何も持ってこなくて良いと言われても、ペンとメモ帳は持っていくようにしましょう。
何もいらないからといって本当に手ぶらで行くと呆れられてしまうでしょう。
職場によってはすぐに仕事が開始される場合もあるため、いつでも対応できるよう準備しておくことが必要です。
社会人らしい振舞いを心がけよう!
中途入社の挨拶の仕方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
中途入社は新卒とは異なり、すでに社会で働いてることに慣れているものとして扱われます。
社会人として恥ずかしくないような振舞いを心がけ、気持ちの良い自己紹介ができるようにしておきましょう。
中途入社の場合は1から丁寧に教えてもらえない場合も多いため、入社してから社内のルールを把握していくつもりで臨んで構いません。
最初の挨拶が肝心であるとはいえ、最も重要なことはいかに社内に溶け込んでいけるかです。
自己紹介の際はこれから頑張っていきたいという気持ちさえ伝えられれば問題ないため、リラックスして臨むと良いでしょう。
身だしなみや自己紹介の流れなどを⁻よくチェックしておき、万全の状態で臨みましょう。