梅雨の時期に備えて湿気取りの利用を考えている方もいることでしょう。

湿気取りは、どのように使えば良いのでしょうか。

この記事では、湿気取りの使い方や捨て方についてご紹介します。


スポンサードリンク


湿気取にはどのような種類があるのかについてもご紹介しますので、湿気取りの利用を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

 

 

湿気取りはどのように使う?

 

 

湿気

まず、湿気取りの使い方や目的についてご説明します。

湿気取りに関する情報をしっかり理解してから使うようにしましょう。

 

湿気取りの目的は?

 

湿気取りを使う目的は、文字通り湿気を取るためです。

しかし、除湿機とは異なり、設置型の湿気取りには部屋中の湿気を取るほどの能力はありません。

重点的に湿気を取るべき場所に設置して使う必要があります。

湿気取りは、クローゼットやタンス内に設置するようにしましょう。

 

 

湿気が溜まることで最も困る可能性があるのが衣類の保管場所だからです。

湿度が上昇することで、クローゼットやタンス内部で結露が発生します。

結露によって衣類が濡れることで、雑菌やカビが繁殖してしまい、不衛生になってしまいます。

高温多湿は虫にとっても住みよい環境となるため、衣類が虫に食われてしまうという被害が発生する可能性もあります。

クローゼットやタンスは人間の目が届きにくいところであるため、知らぬ間に虫の繁殖を許してしまうことになりかねません。

また、クローゼットやタンスが濡れる状態が続くと、木材が劣化して変色したり変形してしまうこともあります。

クローゼットやタンス内の湿度が高いと良いことは無いため、湿気取りによって常に内部が乾燥した状態を維持する必要があります。

 

スポンサードリンク


湿気取りの置き方は?

 

湿気取りをクローゼットやタンスに設置する場合、どのような点に注意して設置するべきでしょうか。

まず、なるべく下の方に湿気取りを設置するようにしましょう。

湿気は下の方に溜まっていく性質があるため、湿気取りを下の方に設置した方が効率よく水分を吸収してくれます。

基本的には床に設置しておけば問題無いでしょう。

また、設置する際には、湿気取りの上に物を置かないようにしましょう。

湿気取りには、湿気を吸収するために用意した開口部があります。

この開口部を塞いでしまうことで、湿気を取る機能が大幅に低下してしまいます

服などを湿気りの上に服などを置いて開口部を塞いでしまうことのないよう、設置位置には注意しましょう。

 

 

湿気取りの種類は?

 

 

炭

 

 

湿気取りにはいくつか種類があるため、それぞれご紹介します。

使い方はほとんど変わらないため、使用感を比較しながらお気に入りのものを探してみてください。

 

スポンサードリンク


 

炭には目に見えないほどの細孔が無数に存在しており、この細孔が水分を吸収してくれるため、湿気取りとして利用することができます。

炭は湿気を取るだけではなく、空気が乾燥している場合に水分を放出する調湿機能も持っていることが特徴的です。

また、炭には脱臭効果があることも有名です。

クローゼットやタンスに置いておくことで、湿気を取るだけではなく、衣類の臭いもとってくれます。

トイレといった臭いが気になる場所に設置することも有効でしょう。

万能的な炭の力は様々な人に注目されており、市販の湿気取りや消臭用品にも炭が使われているものがあります。

市販のものでなくても、炭そのものを使うことで効果が見込めますので、ぜひお試しください。

炭による効き目が無くなってきたと感じた場合、天日干しすることで再利用することが可能です。

長く使えるため、炭を湿気取りとして利用することは非常にオススメです。

色がつきやすいので、置き場所や管理方法についてはよく考える必要があります。

 

重曹

 

重曹も湿気取りとして使用することが可能です。

炭と同様に、そのまま設置しておくだけで湿気を取ってくれるため、非常に便利です。

炭のように色がついてしまう心配をしなくて良い点が魅力的でしょう。

重曹は清掃用品としても強力な効果を発揮してくれるため、重曹が湿気取りとして使えなくなった場合は、その重曹を掃除に利用してしまいましょう

湿気を吸っても清掃の際の性能が落ちるわけではないため、湿気を吸い切った重曹でも快適に汚れを落とすことができます。

重曹が水を吸って固まり始めたら新しい重曹と交換して、古い重曹はそのまま清掃に再利用するというサイクルを作っておくとコストパフォーマンスも高くなるでしょう。

清掃で日頃から重曹を使っている方は、市販の湿気取りは買わず、重曹を湿気取りとして利用することを考えてみてください。

 

スポンサードリンク


市販の湿気取り

 

最もポピュラーなのが、市販の湿気取りを使う方法です。

炭や重曹はそのまま使用しても湿気取りとして十分に活用できますが、管理の仕方に悩む可能性があります。

市販の湿気取りはコンパクトで扱いやすいように設計されていますので、どんな人にも使いやすいという点が最大の魅力であると言えるでしょう。

置き方の工夫を考えることが面倒であるという方は、多少お金をかけても市販の湿気取りを購入した方が快適に利用できるでしょう。

価格重視の方は、100均で購入できる湿気取りを選んでみても良いでしょう。

一般的な湿気取りよりも効果が落ちる可能性は高いですが、100均で入手できる点が魅力的です。

湿気取りで有名なのは水とりぞうさんという商品で、300円程度で購入することができます。

 

 

水とりぞうさんは塩化カルシウムやシリカゲルを駆使して吸湿性を高めているロングセラー商品です。

水とりぞうさんくつ・ブーツ用には、透湿シートには湿気をとって水をこぼさない機能もついているため、一度吸収した湿気を外に逃がすことはありません。

天日干しをすることで、溜めた湿気を蒸発させることができるため、繰り返しの利用にも対応しています。

水とりぞうさんのように、市販の湿気取りは日々研究が進められ、進化を続けています。

顧客がいかに利用しやすいについても考え抜かれているため、気軽に手早く湿気取りを使いたいという場合は、市販の湿気取りを使うようにすると良いでしょう。

 

 

どのように捨てれば安全?

 

 

湿気

 

 

湿気取りを捨てる場合、どのように捨てれば良いでしょうか。

炭や重曹と言った自然のものを湿気取りとして利用する場合は、特に捨て方を意識する必要はありません。

しかし、水とりぞうさんのような市販の湿気取りを捨てる際は、扱いに注意しましょう

湿気取りに溜まった水を流してから空になった湿気取りを捨てることになりますが、この溜まった水が危険な場合があります。

湿気取り溜まった水が白く濁っている場合等は、塩化カルシウムが含まれている可能性が高いため、なるべく手に触れないようにしましょう。

湿気取りを効率良く行うために塩化カルシウムが利用されていますが、人体には有害です

塩化カルシウムの混ざった水が手に付着することで、手にピリピリとした刺激を感じます。

傷口にこの水が触れてしまい、傷が悪化したという話もあります。

また、カッターなどに付着したまま放置すると、刃が錆びてしまう恐れもあります。

塩化カルシウムは除草剤としても利用できるほど強力な成分ですので、塩化カルシウムの含まれた水を捨てる際は手に触れないよう注意し、常に水を一緒に流しながら捨てるようにしてください

塩化カルシウムを扱うことが怖いという方は、自然物による湿気取りや、除湿機による除湿方法を考えてみましょう。