夏といえば海、海といえば泳ぐ、そんな季節がやってきましたね。

 

仲のいいグループで、海に行く計画などを立てている人も多いのではないでしょうか。

 

ですが、泳ぎが苦手な人にとって、海に行くというのはあまり楽しいものではないのかもしれません。

 

砂浜で砂の山や城を作る、ビーチバレーをするなど遊び方は様々です。

でも、せっかく海に来たのだから、海に入りたいという気持ちもあるのではないでしょうか。

 


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また、小さな子供はいくら泳ぎがうまくても、海流のある海は大人より流されやすくなっています。

 

ならば浮輪があれば安全に海に入ることができる、と思いますよね。

 

ですが、正しいサイズの浮輪を選ばないと、入らなかったりすっぽ抜けたりして、結局危険に身をさらすことになりかねません。

 

そこで今回は、浮輪の正しいサイズのはかり方をご紹介します。

 

また、浮輪には空気を入れる必要がありますので、おすすめの空気入れも併せてご紹介します。

 

 

浮輪ってだいたいのサイズでいいんじゃないの?

 

 

浮輪をつけていれば安全である、と思いがちですよね。ですが、浮輪があっても起こる事故、浮輪があるからこそ起こる事故もあります。

 

例えば、浮輪をして海に浮かんでいる時に、波にさらわれて浮き輪ごと転覆、そのまま元の状態に戻れないとしたら。

 

例えば浮き輪をしている時に、その浮輪がすっぽ抜けて流されてしまったとしたら。

 

どちらも考えてみれば怖いことです。特に浮輪をつけているのは、泳ぐことがあまり得意ではない人が多いです。

 

ですので、浮輪を買う際は、それが自分に合ったサイズなのかを確かめてから購入することをおすすめします。

 

 

浮輪の正しいサイズのはかり方とは?

 

 

浮輪は、どこのサイズを基準にして選べばよいのでしょう。

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一般的には胸囲を参考に、浮き輪のサイズを選びます

10歳頃を過ぎれば、大人と同じような浮輪サイズを選ぶことができます。もちろん、成長に合わせて選ぶことを優先してください。

 

子供のサイズの測り方

 

小さな子供は特に、海や水場での危険性が高いため、より慎重にサイズをはかる必要があります。

 

月齢や年齢を参考にして選びますが、同月齢、同年齢より小さめなお子さんでしたら、発達段階に合わせる方がよいでしょう。

 

3歳未満頃まで

 

3歳未満の場合、一般的な丸型の胴につける浮輪はあまりおすすめできません

 

まだ、自分の腕で自分の体を支えないといけない、ということがわからないかも知れませんし、わかっていてもできないこともあります。

 

もし丸型の浮輪を使いたいのであれば、足の部分を固定できる、足入れ浮輪にしましょう。

 

これは、足の部分が袋状になっているため、下方向にすっぽ抜けてしまうリスクをなくします。

 

ですが、デメリットもあり、万が一転覆してしまった時に、抜けづらいため救助もしにくいです。

 

他にも腕につける浮輪、アームリングというのも3歳未満の子供におすすめできる浮輪です。

 

これは腕につけるものなので、転覆してしまう危険性が少なくなります。デメリットとしては、つけることが難しいということでしょう。

 

足入れ浮輪は、
もちろん、これがあるから100%安全という訳ではありませんので、必ず目を離さないようにしてください。

 

適応基準でいえば、足入れ浮き輪は1歳から3歳までが対象年齢となっています。足を固定できるので、身体の大きさが少し幅広く取られています。

 

また、おすわりができるようになれば、腰で身体を支える力が強くなってきているということですので、足入れ浮き輪に座らせることができます。

 

ですがこの場合、適応基準外となりますので、絶対に目を離さないでください。

アームリングはおおよそ一歳半から3歳頃が対象年齢です。

 

腕は胴に比べて太くなりにくいこと、空気の量で調節できることから、多少の体のサイズ変化ではあまり問題は起こりにくいです。

 

3歳以上9歳頃まで

 

このくらいの年齢になれば、ドーナツ型の浮輪であっても自分の体を支えることができるようになります。

 

3歳から4歳までの間にドーナツ型の浮輪に慣れておくとよいでしょう。

 

3歳頃になると胸囲がだいたい50cm程度になります。

 

大きすぎるとすり抜けてしまう危険性が高いので、足入れ浮輪を使うか45cmくらいのドーナツ型浮輪を使いましょう。

 

4歳頃になると胸囲は54cm程度です。浮輪の大きさとしては45cm〜50cm程度のものを選ぶとよいでしょう。

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5歳頃になれば、胸囲は56cm程になりますので、50cm〜55cmくらいの大きさの浮輪を目安に選びましょう。

 

6歳頃で胸囲が58cm程度になります。浮き輪の大きさは目安として55cm~60cm程度です。

 

7歳頃の胸囲は60cm程度です。60cm〜65cmくらいの浮き輪を選びましょう。

 

8歳頃になると、胸囲は63cmくらいになります。子供の体格に合わせて60cm〜70cmくらいの浮輪を目安に選んでください。

 

9歳頃で胸囲は66cmになります。65cm〜70cmを目安に選びましょう。

 

7歳頃までは、特に水の事故率が他の年代と比べて高くなっています。そのため、小刻みに段階がわかれています。

 

特に複数の兄弟がいる家庭は、気をつけて浮輪をつける子の胸囲をはかってください。

 

お兄ちゃん、お姉ちゃんがサイズアウトした浮輪は、次の子にとって大きすぎる場合だってあります。

 

子供の成長は個人差が大きいですので、胸囲を目安にし、浮輪の大きさを選んでください。

 

大型のスーパーやショッピングモールでは夏に向けて水着や浮輪などのサマーレジャー特設コーナーが開かれることがあります。

 

特に浮輪コーナーでは、大きさの目安になるように、浮輪の試着があるところもあります。

 

小さな子供にとって、メジャーで胸囲をはかられるのは、くすぐったかったり、嫌がったりして、正確な数値が出ないことがあります。

 

一方、浮輪の試着では、浮輪の直径が書かれたものを身につけるだけですので、メジャーではかるより、楽ですし子供にとってどのくらいの大きさか見ることができます。

 

 

10歳頃以降から大人のサイズのはかり方

 

 

7歳を超えた頃から、大人と同じ大きさの浮輪を使えるようになります。

 

もちろん、基準となるのが胸囲である点は子供用と変わりません。

 

10歳頃は胸囲が70cmくらいになりますので、75cm〜80cmを目安に選びます。

 

11歳頃を過ぎると、第二次性徴期を迎える子供が増えはじめるため、胸囲の差が出やすいです。

 

胸囲が75cmを過ぎた頃から男女別に目安の大きさが変わります。

 

小柄な女性や、男女ともに成長途中の中学生頃までは75cm〜80cm、90cm程度の浮輪を目安に選びましょう。

 

胸囲に比べて浮き輪の内径が10cm程度小さいようでしたら、少し窮屈な印象を受けるかもしれません。

 

特に小柄でない女性や、大柄でない男性は100cm程度のスタンダードなサイズの浮輪を選びましょう。

 

大柄な男性は120cmの浮輪がおすすめです。このサイズですと、プールなどによっては持ち込みが禁止されている場所がありますので、注意が必要です。

 

 

年齢別、男女別の目安とは

 

 

では、どのくらいのサイズを選ぶと丁度いいのでしょうか。以下に一覧にしました。

浮輪の目安

年齢 性別 胸囲 浮輪の目安
おすわり〜3歳頃 男女 〜50cm程度 足入れ浮き輪
1歳半〜3歳頃 〜50cm程度 アームリング
3歳頃 50cm前後 45cm
4歳頃 54cm前後 45cm〜50cm
5歳頃 56cm前後 50cm〜55cm
6歳頃 58cm前後 55cm〜60cm
7歳頃 60cm前後 60cm〜65cm
8歳頃 63cm前後 60cm〜70cm
9歳頃 66cm前後 65cm〜70cm
10歳頃 70cm前後 75cm〜80cm
11歳以降 女性 80cm程度まで 75cm〜90cm
80cm以降 100cm
男性 90cm程度まで
90cm以降 120cm

何度も言いますが、あくまでも基準となるのは胸囲です。脅威が同年代と比べて大きい場合や小さい場合はそちらに合わせましょう。

 

頭からかぶる場合を想定し、女性はトップバストではかりましょう。

 

 

浮き輪の空気入れを選ぶ際の注意点とは?

 

 

浮輪はもちろん空気を入れなければなりません。

 

浮輪のサイズが大きくなれば大きくなるほど、必要とする空気の量も大きくなります。

 

ですので、電動のものを選ぶとよいでしょう。電動の空気入れはワンプッシュで空気を入れてくれるものです。

 

「KUFUNG」の「12V充電式空気入れ」は500㎖のペットボトルサイズのコンパクトな電動式空気入れです。

 

充電式なので、持ち運びに便利です。

 

コンパクトなサイズながら、車のタイヤの空気入れにも使える優れものです。

 

シガーソケットで充電ができますので、充電のし忘れや充電切れにも対応できます。

 

「野崎製作所」の「BB型ポンプ」は電動ではなく、足踏み式の空気入れです。

 

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コンパクトで安く、充電切れの心配もありません。

 

また、空気抜きにも対応しているため、帰りも楽に片付けを行うことができます。

 

 

浮輪の修理方法は?

 

 

大事に使っていても浮輪が破れてしまうこともあります。お気に入りの浮輪でしたら、修理してでも使いたいということがあるでしょう。

 

特に子供の場合は、大人よりもこだわりが強い場合がありますので、その浮輪じゃなければ嫌だということもあるでしょう。

 

自分で修理をする場合

 

必要なものは、浮き輪と同じ素材の塩化ビニールと、浮輪に適切な接着剤です。

 

素材が同じであれば大抵どれでも使えますので、好きな柄や色を選ぶと楽しめるでしょう。

 

大きめにカットした塩化ビニールに満遍なく接着剤を塗り、穴の空いた部分に貼ります。

1日〜2日ほど乾かすとまた使えるようになります。

小さな穴であれば、透明な接着剤だけで穴を塞いでしまうという手もあります。

 

最近では、浮き輪を買った時に修理用キットがついていることもあります。

 

もし、なければ100円ショップなどで自転車用の修理キットを代用することもできます。

 

修理の専門店に依頼する場合

 

浮き輪の修理は取り扱っていない場合が多いです。大抵のおもちゃ専用修理業者は、浮輪のように安全性が求められるものは断っています。

 

浮輪を買う際に、修理を依頼することができるか尋ねてみるとよいでしょう。

 

特にメーカー品であれば、メーカーが修理を取り扱っている場合があります。

 

いずれにせよ、修理は取り扱っていないことが多いですので、修理業者を探す手間を考えると、自分で修理した方が早いでしょう。