部屋が臭くなってしまい、困ってしまった経験は無いでしょうか。
賃貸の場合は、部屋の中が臭いと大家さんとトラブルになってしまう可能性もありますので、できる限り部屋の臭いを取っておきたいところです。
この記事では、部屋が臭くなる原因とその取り方についてご紹介します。
部屋の悪臭に悩んでいる方は、是非チェックしてみてください。
部屋が臭くなる原因は?
部屋が臭くなる原因はいくつか考えられます。
以下の中から、自分の部屋が臭くなった原因として当て嵌まるものを探してみましょう。
生ごみ
部屋の中の生ごみが悪臭を放っている可能性があります。
生ごみの悪臭は、生ごみに住み着いた雑菌がガスを出すことによって発生していると考えられています。
生ごみの悪臭の成分は様々で、アンモニア・硫化水素・メチルメルカプタン・トリメチルアミン・酢酸が原因であるとされています。
ペット
犬猫などのペットを飼っている場合、ペットも悪臭の大きな原因となります。
ペットの悪臭による資産価値の低下を危惧して、ペット禁止としている賃貸物件もある程です。
ペットの体臭のみではなく、糞尿からも悪臭が発生します。
ペットの体臭の成分はアンモニア・酢酸です。
ペットの糞尿による悪臭の成分はアンモニア・硫化水素・メチルメルカプタン・トリメチルアミン・酢酸です。
タバコ
タバコも悪臭の発生源の一つです。
タバコの煙は部屋の壁に染み込み、タバコを吸っていない時にも悪臭を放ちます。
タバコの悪臭の成分はアンモニア・硫化水素・酢酸・アセトアルデヒド・ピリジンです。
焼肉
焼肉の臭いも悪臭の原因となります。
部屋の中で焼肉をした場合は当然部屋中に焼肉の臭いがつくことになりますが、焼肉店に行っただけでも服に臭いがつき、部屋の中で悪臭を放つ可能性があります。
焼肉の臭いの成分はメチルメルカプタン・トリメチルアミン・アセトアルデヒドです。
人間の臭い
人間の体臭が原因で部屋が悪臭を放っている可能性もあります。
一人暮らしの男友達の家に遊びに行ったら、部屋中に男臭さが漂っていたという話はよくあります。
人間から発生する悪臭の成分はアンモニア・酢酸です。
ペットの悪臭の成分と同じであることが分かります。
臭いを取るコツは?
臭いの原因が分かったところで、臭いを取るコツをご紹介します。
原因ごとに臭いの取り方をご紹介しますので、ご参考にしてみてください。
生ごみの臭いを取るコツ
生ごみの臭いは雑菌が繁殖することで発生しますので、雑菌が繁殖しにくい環境を作ることを心がけましょう。
生ごみを捨てる際には、よく水気を取るようにしてください。
水気を取っておくことで雑菌が繁殖しにくくなりますし、カビの繁殖を防ぐこともできるため、部屋の中を衛生的に保つことができるでしょう。
生ごみはビニール袋の中にまとめておき、密閉しておくと良いでしょう。
生ごみを密閉しておくことで、悪臭が部屋を満たすことを防ぐことができます。
また、定期的に生ごみにアルコールスプレーを吹きかけることも有効です。
アルコールスプレーに含まれるエタノールには雑菌の繁殖を抑えてくれる働きがあるため、悪臭の発生も軽減してくれることでしょう。
ペットの臭いを取るコツ
ペットによる悪臭を防ぐためにも、まずはペットから臭いが出ることを防ぐ努力をするようにしましょう。
ペットは定期的に風呂に入れてあげて、清潔な状態を保ってあげるようにしてあげてください。
ペットがトイレを失敗した場合、糞尿の臭いが床に染みついてしまいますので、すぐに拭き取って悪臭の発生を防ぎましょう。
糞尿の臭いがついてしまった場合には、クエン酸を用いて掃除しましょう。
クエン酸はペットの糞尿の臭いを取るために有効です。
また、ペットがフローリングで遊んで臭いをつけてしまった場合は、重曹水を用いて消臭しましょう。
ペット体臭に対しては、重曹が有効となります。
市販の消臭剤はペットの体に良くないと言われているため、できれば避けた方が良いでしょう。
ペットが床を舐めた際などに、ペットの体内に有害な薬剤が入り込んでしまう可能性があります。
クエン酸や重曹といった天然由来の成分を用いることで、ペットの安全を守りながら掃除することができます。
タバコの臭いを取るコツ
タバコを吸う時は、煙が部屋の壁や物に付着しないよう気をつける必要があります。
最も有効なのは外に出てタバコを吸うことです。
外でタバコを吸うことができない場合は、換気した状態でタバコを吸うようにしてください。
空気清浄器を部屋の中に設置する方法も有効です。
灰皿がタバコの悪臭の大きな原因となっている場合もあるため、消臭効果をもつコーヒーかすを灰皿に敷き詰めることで灰皿から出る悪臭は防ぐことができるでしょう。
すでについてしまったタバコの臭いを取りたい場合は、重曹スプレーを使用することで臭いを取ることができます。
タバコの臭いは部屋の壁のみではなく、布・カーペット・書類・エアコンフィルターなど様々なものにつくため、入念に掃除するようにしましょう。
焼肉の臭いを取るコツ
焼肉による悪臭は油煙が原因となっていますので、基本的にはタバコと同じような対策が有効となります。
部屋で焼肉をする場合はしっかり換気した状態で行う必要があります。
また、焼肉を始める前に周辺の物に新聞紙を敷き詰めておくことで、油煙が物に付着することを防ぐことができます。
焼肉の臭いは水分に溶けやすい性質があるため、濡らしたタオルを部屋の中で振り回すだけで臭いを吸着してくれます。
焼肉が終った直後に濡れたタオルを振り回して臭いを軽減する方法は有名です。
掃除によって焼肉の臭いを落としたい場合は、タバコと同じように重曹を用いると良いでしょう。
油煙は換気扇フィルターにこびりつく頑固な油汚れとなりますので、換気扇フィルターも定期的に掃除するようにしましょう。
換気扇フィルターは重曹水や食器用洗剤に漬け洗いすることで綺麗に掃除することができるでしょう。
人間の臭いを取るコツ
自分が悪臭を放ってしまっている限り、いくら部屋を掃除しても効果はありません。
まずは自分の体臭を軽減することから考えるようにしましょう。
人間は運動不足で臭いのある汗を出すことが分かっていますので、定期的に運動して代謝機能を鍛え、臭いの少ない汗を流すことができるようにしましょう。
人によっては先天的に汗腺の構造が異なり、一般的な人よりも体臭がきつくなってしまっている場合もあります。
あまりにも自分が体臭が気になる場合は、手術によって体臭の発生を軽減する方法を考えてみると良いでしょう。
人間によって生まれる部屋の悪臭を改善するためには、根源となる人間の体臭を抑える必要があるということを覚えておいてください。
部屋の中についてしまった臭いは、こまめな洗濯で取りましょう。
体臭が最もつくのは寝床ですので、ベッドや枕のシーツは良く洗いましょう。
シーツのみではなく本体にも臭いは付着するため、重曹スプレーや市販の消臭剤を用いて本体も綺麗にしてあげましょう。
布物は臭いがつきやすいため洗えるだけ洗い、洗濯に出せないものは消臭剤で応急処置をするといった流れで掃除を進めていきましょう。
ソファのように、洗濯に出すことができない大きな布物の購入はできる限り控えるといった工夫も必要です。
洗濯することが難しい布物の使用が避けられない場合は、必ずシーツを用いて直接体に触れないようにしましょう。