最近では終身雇用という言葉を聞く機会が少なく、転職する人の割合も増えてきました。
転職の目的は様々です。
自分のキャリアアップや、やりたい業種からのオファーなどもありますが、職場にウマが合わない上司がいて転職せざるをえなくなったという方も少なくはありません。
今回は、そんなウマが合わない上司に対する対処方法についてご紹介しましょう。
相性がよくない上司とうまくやっていくには?
相性がよくない、ウマが合わないとはいっても、相手は上司ですから完全に無視することはできないでしょう。
そんな時はどのように対策をすればよいでしょうか。
ストレスの発散方法を見つける
会社を辞めるというよりも簡単な方法かもしれません。
ストレスの発散方法は人によって様々です。
週末などに趣味に打ち込むことによりストレスを発散する方もいれば、ジムなどに通い運動することでストレスを発散しているという人もいます。
また、運動に関して言えば、ボクシングなどでサンドバッグをパンチやキックする際に上司の顔を思い浮かべるという方もいます。
土日を使って小旅行に出るという方もいますね。
もちろん、旅行に出かけてリフレッシュするというのもよいストレス発散方法です。
リラクゼーションを組み合わせて、癒されるというのはどうでしょうか。
月曜日の疲労が心配だという方は、金曜の夜に出発し、土曜の夜か日曜の朝に戻ってくる宿泊を伴った小旅行や、土曜日だけの日帰り旅行というのもよいですね。
お酒を飲むことでストレスを発散している方もいることでしょう。
ですが、アルコール中毒にならないようにほどほどにしておいたほうがよいです。
同僚や友人などと飲みに行けば、飲みすぎることも防げますし、愚痴をこぼすこともできますので一石二鳥ではないでしょうか。
他にもお金をかけない方法として、上司の態度などをメモに書きだし破る、などといったことでストレスを発散している方もいます。
もちろん、ストレス発散方法にも向き不向きがありますので、自分自身が一番良いと思える方法を模索しましょう。
過度に上司を避けず、適度な距離を保つ
どうしても接触を避けられない相手ですので、それならば一定の距離を保っておきましょう。
人は丁寧すぎる敬語を使われたときに距離を置かれていると感じます。
もし友人から急に敬語で話しかけられたらかしこまった場なのか、あるいは距離を置かれているのではと感じますよね。
ですので、苦手な上司にはことさら礼儀正しく振舞っておきましょう。
常に丁寧すぎる態度をとっていると距離を置いていることが周囲からもまるわかりになってしまいますので、普段は丁寧な態度、どうしても我慢ならないときにことさら丁寧すぎる対応をするように使い分けるとよいですね。
上司のいいところを見つける
嫌い、あるいは苦手な人に対してはどうしてもネガティブな印象を持ってしまい、嫌なところつまりはアラばかり探してしまいます。
ですが、その苦手な相手にも必ずどこかいいところはあるはずです。
そのいいところは認めましょう。
例えば字がきれい、お辞儀がきれいなど細かいところでも構いません。
できればそのいいところを褒めてみましょう。
褒められて悪い気になる人はいませんよね。
そうなれば、上司のほうからあなたに心を開いてくれるかもしれません。
自分の意見を押し付けすぎない
自分自身の考えを持つことはとても良いことです。
ですが、相手にもその考え方を強要するのは争いの種になってしまいます。
自分の考えを折ってまで相手に従うというのは、並大抵の我慢ではありません。
しかし、会社にはどうしても上下関係というものが存在し、相手は上司あなたは部下なのです。
ここは、少し割り切って考え大人になるというのも大切なことかもしれません。
もちろん、どうしても折れたくない部分などはあるでしょう。
その場合は、お互いに歩み寄り折衷案でまとめる、その件に関してはそれ以上関わり合いにならないなどというのは逃げではありません。
仕事を円滑に進めるための英断です。
会社を辞める、転職するのはアリ?
これは一概に辞めるべきというおすすめはできません。
例えばあなたが一家の大黒柱、稼ぎ頭だとすれば、仕事を辞めてしまうとその間無収入となってしまいます。
仕事を辞めた場合、つまり無色になった場合は自己都合で退職した場合、3か月の待期期間があります。
もちろん今までの貯蓄で賄えるかもしれませんが、またすぐに再就職先が見つかるという保証もありません。
再就職先を見つけてから辞めるというのも一つの手ですが、まずはパートナーに相談した方がよさそうです。
ですが、よくよく考えてください。
精神的に疲労がたまる職場で働き続けることで、うつ病などを発症してしまえば元も子もありませんよね。
そうなる前に退職・転職をするというのは悪いことではありません。
現在の生活ももちろん大切ですが、その後の一生を考えてください。
どこに相談すべき?
相談相手がいるということはよいことです。
例えば同僚などはどうでしょうか。
同じようにその上司について悩んでいるかもしれません。
もしかしたらよい対策方法を持っているかもしれませんよ。
また、人事部などに相談するとよいでしょう。
会社自体が嫌いではなく、その上司だけがどうにも合わない場合は、特に有効です。
うまくいけば部署異動などの辞令が下り、その上司のもとで働かなくてもよくなるかもしれません。
また、その上司よりもさらに上の立場の上司などもよき相談相手になってくれます。
会社を辞める意思も固まりつつあるのであれば、ハローワークなどに相談してみてもよいかもしれませんね。
例えばその上司からセクハラパワハラを受けていた場合は、自己都合退職でなく会社都合退職になる場合があります。
男性でも女性でも特にセクハラの場合は告発がしにくいですよね。
ですので、公的機関に相談することで告発や辞職の手助けをしてくれます。
まとめ
どこの世界に属していても、どうしてもウマが合わない人はいるものです。
なおさらその相手が上司だと都合が悪いですよね。
自分で対処できそうなときは対処し、無理そうだと感じるのであれば辞職・転職するというのも一つの手です。
ですが、誰かに相談して解決しそうならば相談してみましょう。
もしかしたら解決の糸口が見つかるかもしれませんよ。