フローリングのワックスがきれいにかかっていると、つやつやしていてまるで鏡面のように見えます。

しかし、フローリングのワックスも永久にかけた状態のままではなく、剥げてみすぼらしくなってしまう場合があります。

フローリングのワックスが剥げた時の対処方法について説明します。


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フローリングのワックスが剥がれる原因は?

 

 

フローリングにワックスを塗る目的にはどのようなものがあるのでしょうか。フローリングは木材です。

したがって、飲み物をこぼしてしまえば濡れてしまいますし、重いものを落とせば傷が付いてしまいます。
木目
フローリングにワックスをかけることにより、フローリングの表面を保護することができます。ワックスはフローリングに薄い膜を張ります。

この膜が汚れや傷からフローリングを守ってくれるのです。また、ワックスはフローリングにツヤを出してくれます。

フローリングは前述したように木材なので、そのままではツヤもありません。そこでワックスを塗ってツヤを出して見栄えを良くするのです。

木材のデコボコした部分がワックスで均一に慣らされるので、きれいに光の反射をすることができて美しい仕上がりになります。

ワックスがかけられたフローリングであれば、来客に対しても恥ずかしいことはないでしょう。

さらにワックスをかけたフローリングは掃除がしやすくなります。汚れが付きにくくなりますし、落としやすくもなります。これもワックスの作る薄い膜の効果です。

このようにいろいろな効果のあるワックスですが、時間の経過とともに剥がれてしまう場合があります。

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ワックスが剥がれる理由は、ワックスの被膜の劣化が考えられます。長い時間の間にはワックスの効果が薄れてしまうのです。

食べ物の油をこぼしてワックスを剥がしてしまうこともあります。

他にも子供がおもちゃなどを落として傷を付けてその部分のワックスが剥げたり、ペットが爪で引っ掻いてしまったり、様々な原因が考えられます。
斜め

 

 

自分でかけなおすことはできる?手順は?

 

 

フローリングのワックスが剥がれてしまうと、フローリングを保護する膜がなくなり、直接フローリングにダメージを与えるようになってしまうので、傷みが激しくなります。

ワックスをあらためて塗り直すときには、信頼できる業者に頼めば安心ですが、費用がかかってしまうという難点があります。自分で塗ることはできないのでしょうか。

自分でワックスを塗る時には、注意点をしっかり守れば、それなりに上手に塗ることも可能です。手順について説明します。

最初にフローリングを掃除します。掃除機でフローリングの埃を吸い取ります。

次に中性洗剤を含ませた雑巾でフローリングを拭きます。できれば2回拭くことで、より汚れがきれいに取れるでしょう。

最後に乾いた雑巾で洗剤を良く拭き取ります。これでワックスをかける準備は完了です。

この床の掃除をきちんとしておかないと、ワックスを均一にきれいに濡れないことがあるので、丁寧に掃除をするようにしましょう。

ワックスは使用方法を守って使うようにしましょう。ワックスは膜を作る、すなわち硬化するものなので、手荒れを防ぐためにも手袋をしておくことがオススメです。

ワックス剤とスポンジを用意します。塗り始めたら、なるべく塗り続けるようにします。多少ムラになっていても気にしないようにしましょう。

換気も必要なので、窓は開けておきます。塗る時には、あまり力を入れないで、塗り広げるような感じで塗ると上手に塗ることができます。

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また、溝の部分を塗る時には少し注意が必要です。溝にワックスが溜まってしまうと見栄えがあまりよくなくなってしまう場合もあます。

あまり溝にワックスが溜まらないように注意しましょう。また、塗っている時に泡が生じてしまう場合があります。

泡をそのままにしておくと、泡が固まり引っ掛かりができてしまい、美しい仕上がりになりません。泡ができた時には、固まる前にスポンジなどで拭いて消してしまいましょう。

ワックスが乾いていない場所は踏んでしまうとワックスが剥離してしまう場合があります。そのような場合には、シートを敷いてその上を移動するようにしておくと良いかもそれません。

自分でワックスがけをしても、時間が経つとワックスが剥がれてしまう場合があります。

しかし、ワックスの上にワックスを重ねて塗ることは、ワックスの効果が十分が発揮できない可能性が考えられます。

このような場合には、古いワックスをきちんと剥がして、それからあらためてワックスを塗るようするとよいでしょう。

このように必要な手順さえ守れば、自分でワックスを塗ることは簡単です。
部屋

 

 

オススメのワックスは?

 

 

自分でワックスを塗る時にはどのようなワックスを使えば良いのでしょうか。フローリング用のワックスは、シートタイプ、スプレータイプ、液体タイプの3種類に大別できます。

シートタイプはフローリング用のモップに貼り付けて使うことができるので便利ではありますが、コーティング力は少し弱めです。

スプレータイプは、集中してワックスをかけたい部分にスプレーをかけることができるので細かい作業には向いていますが、泡ができやすい点には要注意です。

液体タイプは広いフローリングに対して使用することができますが、塗る際には少しコツが必要です。コーティング力も強く本格的なワックスがけには向いています。

フローリングの床材によっては使用に向いていないワックスもあります。どのようなワックスであれば使用に問題がないのか、事前にフローリング材の素材を確認しておきましょう。

コーティングの効果は、一般的には半年間から1年間と言われています。しかし、中には2年間くらい効果が維持できるものもあります。

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ワックスの効果を維持できる時間も、ワックスを選ぶ基準のひとつになるでしょう。

定期的なワックスを考えている人には、取り扱いの難易度や効果の強弱及び維持期間などを総合的に考えて、ワックスを選ぶことが大切です。

ただし、現在はたくさんのフローリングのワックス剤が販売されています。素人にはどれが良いのかを選ぶのは難しい場合があります。

そのような場合には、ホームセンターにいる詳しい店員など、場合によってはアドバイザーが常駐している店舗もあるので、専門家に相談してみることも大切かもしれません。

 

 

業者にやってもらった方が安いし、キレイに仕上がる?

 

 

自分でワックスをかけることは決して難しくはないのですが、ワックスの仕上がりにこだわるような人は専門の業者に対応してもらうことが必要です。

プロはフローリングのワックスをかけるために、専門の特別な道具を準備して作業に臨むので素人とは出来栄えが全然違います。

業者やフローリングの広さなどによって料金が異なるので一概には言えませんが、例えば大手のハウスクリーニング業者のダスキンでは、ワックスがけ付きのフロアクリーニングが10,800円(税込)~、となっています。

自分でワックスをかける場合でも、ワックス剤だけで高いものは数千円するものもあるので、技術料などを含めると、結果的には業者に頼んだ方が安いと感じることもあるかもしれません。

しかし、フローリングのワックスはきちんと対応してくれる業者でないと、高いだけで全然効果のない作業をされてしまう可能性もあります。

口コミやネットなどでの評判をチェックして、複数の業者から見積もりをとったうえで、最終的には依頼することをおすすめします。