暑い夏が過ぎると、少しだけ空気が和らいだような秋が来ます。

 

秋といえば何を思い浮かべるでしょうか。

 

人によって、食欲の秋であったり芸術の秋であったり。

秋の夜長には、何をして過ごすのがよいのでしょうか

 

近年では秋になってもそれほど暑さが和らいだような印象はありませんが、たしかに夜が長くなったような気がしますよね。


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では、今回の記事では秋の夜長の意味や、その時のおすすめの過ごし方についてご紹介します。

 

 

秋の夜長の意味とは?

 

 

秋とは暦の上では、立秋を基準として決められています。

 

ですが、立秋は8月のまだ暑い時期にあります。

 

これはもともと、季節を分ける二十四節気による分類です。

 

二十四節気は中国から伝わったもので、現在の日本とは少しずれがありますが、慣例として使われているためそのままの名称を使っています。

 

二十四節気は、太陽が見かけ上軌道を描く黄道と、地球にある赤道の延長線上にある天の赤道の交わる点を基準点とし、そこから15°ずつ24に分けたものです。

 

立秋は、この太陽黄経がちょうど135°になった日のことを指します。

 

ちなみに0°にあたるのは、1年の始まりということで春分の日のことです。

 

暦の上での秋の始まりですが、立秋という言葉は、夏至と秋分の間にあり、秋の始まりを感じ始めるという日として使われています。

 

秋の夜長は何が基準?

 

秋の夜長は、読んで字のごとく秋には夜が長くなるという意味が込められています。

 

つまり、日の出が少し遅くなり、日の入りが少し早くなり始め、夜と呼ばれる時間が長くなるという意味ですね。

 

1年の中で最も昼間の時間が長いのは、夏至です。

 

夏至を過ぎると少しずつ日の出は遅く、日の入りは早くなるので、おのずと昼が短くなり夜が長くなります。

 

つまり、基準となっているのは太陽が出ている時間で、夜の時間が長くなってくることを指しています。

 

秋の夜長はいつからいつまで?

 

夜が長くなる時期ですので、広義では夏至から冬至までとも言えます。

 

ですが、あくまでも秋の夜長ですので一般的には立秋ごろから冬至くらいまでを指します。

 

こちらも基準は旧暦によるものでした。

 

旧暦では、立秋から秋が始まり、冬至までが日が短くなる期間ですので、現在もこの期間を秋の夜長としている場合があります。

 

また、あくまでも秋の期間を指しているため、秋分から立冬までという秋の期間を指すという意見も見られます。

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つまり、秋の夜長の始まりは立秋もしくは秋分であり、終わりは立冬もしくは冬至までを指すようです。

 

 

オススメの過ごし方5選

 

 

現在では、夜中でも電気がついていて明るく、秋の夜長だからといって自由時間が増えるわけではないという方のほうが多いかもしれません。

 

そんな方でも、お仕事や学校などの休みの前の日には、秋の夜長を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。

 

では、オススメの過ごし方を5つご紹介します。

 

映画やドラマの鑑賞

 

やはり、時間があるときではないと難しいのは映画やドラマなどの鑑賞ではないでしょうか。

2時間から3時間の長編映画を見たり、休みの日を利用してドラマをまるまるシーズンごと見たりするのも時間があってこそです。

 

一昔前までは、映画やドラマは映画館に見に行くか、レンタルショップで借りるということが主流でした。

 

近年では、わざわざDVDやブルーレイディスクを借りずに、データだけでレンタルや購入を行ったり、定額でドラマなどを見放題のサービスもあります。

 

外に行かなくても完結するのでしたら、ハードルがぐっと下がりますよね。

 

特に見放題のサービスでしたら、話題作から昔にはやったものまで気になるところだけをチェックというぜいたくな見方もできます。

 

また、データのみのレンタルのいいところは、貸出数に限りがないということです。

 

言い換えれば、誰かが借りていて、借りられないということがないのがメリットですね。

 

さらに、返却を忘れて延滞料金が発生ということもおきないのが強みです。

 

美味しい食事やお酒を楽しむ

 

やはりなんといっても、秋は様々な食材が旬を迎え美味しくなる時期でもあります。

自宅で美味しいものを作って食べるというのもいいですが、食べ歩きなどをしてみるのはいかがでしょうか。

 

秋の半ばごろになると、夜間は暑さが和らいでいるという地域は少なくないでしょう。

 

繁華街や食事処が並んでいる通りなどを、特に目的地を決めることなく歩いていても、滴り落ちるほど汗が噴き出すということは少なくなってきます。

 

通りを歩きながら、気になったお店の気になったメニューを頼み、また次のお店になどというぜいたくな楽しみ方も乙なものです。

 

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また、お酒を飲むことができる年齢でしたら、お酒などを楽しむというのもよいですね。

 

食事と合わせてお酒を飲んでもいいですし、秋にはボージョレ・ヌーヴォーが解禁されます。

 

普段は食べないチーズと合わせてワインを楽しむというのも大人の秋の楽しみ方ではないでしょうか。

 

紅葉を見に行く

 

秋になると、葉っぱが色づき見事な紅葉を拝むことができます。

もちろん景勝地と呼ばれるような場所に出かけて紅葉を見てもよいですが、散歩がてら近所を歩き、紅葉を見るというのもよいでしょう。

 

その時に秋ならではの食材を使ったお弁当などを持っていくと、目でも舌でも秋を楽しむことができます。

 

温泉地に行く

 

秋は暑さも和らぎ、それほど寒くもない季節です。

有名な温泉地には、露天風呂から紅葉を楽しめる場所もあります。

 

旅館によっては、秋の味覚をふんだんに使った食事が用意されていることもあります。

 

少し奮発して有名な温泉旅館などに旅行に出かけてみるのもよいかもしれませんね。

 

虫の声を楽しむ

 

夏の間は暑いからと、窓を閉め切ってエアコンをつけているという方も多かったでしょう。

 

ですが、秋になると夜間の暑さが和らぎ、窓を開けていても過ごしやすくなってきます。

 

そしてこのころになると鈴虫やコオロギなどの虫が鳴き始めます。

 

日本では昔から、虫の声を楽しむという風流な楽しみ方がありました。

 

秋の夜長に、少し窓をあけ、虫の声を楽しんでみるというのも、秋を楽しむ一つの手かもしれませんね。

 

 

まとめ

 

 

秋の夜長は一般的には秋の夜が長くなる期間を指します。

 

夜が涼しくなり、少し過ごしやすくなったこの時期に様々なことを楽しむことができます。

 

映画を見るという過ごし方もいいですが、虫の声を楽しんだりと秋にしか楽しめないことをしてみるのもよいのではないでしょうか。