丸いホールケーキを均等に上手に切るのは結構難しいものです。

二等分や四等分であれば、何とか切ることはできても(あまり二等分というのはないかもしれませんが)、三等分や五等分になると、これはかなり困難な注文と言えます。

ケーキをキレイに上手に切り分ける方法を説明します。

 


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ケーキを均等に切るコツは?

 

 

ケーキをキレイに均等に切る前に、ケーキを切りやすい状態にすることが重要です。切りやすいケーキの状態とはどのような状態でしょうか。

生クリームのケーキよりもよりもバタークリームのケーキの方が一般的には切りやすいと言います。これは柔らかいクリームの方が切りにくいということなのです。
ホールのショートケーキ
また、しっかりしたスポンジの方が柔らかいフワフワのスポンジよりも切りやすいと言えます。

包丁やナイフの入り方を考えると、しっかりした土台の方が刃がスッと入るのです。そう考えると、ケーキを冷やしておいた方がクリームが固くなるので切りやすくなります。

また、ケーキを冷やすとスポンジも少し固くなるので、上手にケーキを切ることができます。

あまり長く冷やすとケーキがパサパサになってしまうので、冷蔵庫に入れておくのは1時間くらいにしておきましょう。

また、ケーキの飾り物を除けておくことも重要です。ケーキによっては、お菓子でできているネームプレートや動物などがデコレートされているものがあります。

飾り物の上からバッサリと切ってしまう人もいるかもしれませんが、ケーキをキレイに等しく分けるには飾り物があると邪魔です。

ケーキ本体を切ってから、飾り物を本体に戻せば問題はありません。また、包丁やナイフも処理をするとケーキを切りやすくなります。

それは刃を温めることです。湯せんをして温めておくとケーキに刃が入りやすくなるのです。使う度に包丁やナイフの刃を温め直すと、いつも良い切れ味が戻ります。

道具という観点では、包丁やナイフの大きさにも注意する必要があります。

 


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刃が長い包丁やナイフであれば一度で二等分することができるので、四等分や六等分にするのはそんなに難しくはないでしょう。

このような場合には、あまり力を入れずに包丁やナイフを大きく動かして、タイミング良く一気に切った方が上手に切れる方法なのです。

丸いホールケーキの場合は、刃がケーキの中心を通るように切るとキレイに切ることができます。

もし、ケーキが大き過ぎたり、包丁やナイフが小さ過ぎたりする場合には、何回かに分けて切るようにしなければいけません。

その際には刃をケーキに対して斜めに入れて、小刻みに包丁やナイフを動かして丁寧に切るようにすると上手に切れます。

包丁やナイフではなく紐を使う方法もあります。ケーキの直系よりも長い清潔な紐を用意して、ピンと張った状態で一気にケーキに糸を下せばキレイにケーキを切断することができます。

切る度に新しい紐を用意するか、キレイに紐の汚れを拭き取れば何回か同じ紐を使うこともできます。

実はケーキを均等に切ることはそんなに簡単ではありません。前述したとおり、3等分や6等分する場合には、とても難しいでしょう。

算数や数学のように厳密な角度で切り分けなくてはいけない食べ物ではないのでしょうが、子供が多い家庭では、見た目に均等に切り分けられてないと、兄弟げんかにまで発展してしまう可能性もあります。

上手に切ることは、ケーキを冷やしたり、包丁などを温めたりすることで対応はできますが、等分にすることには違う次元の難しさがあります。

等分するために便利な道具は何かあるのでしょうか。
ケーキの切り分け

 

 

何か専用の道具やアプリはある?

 

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ケーキを等分するための専用の道具を紹介します。まずはケーキを等分するための目盛りが付いているシートです。

ケーキよりも少し大きめのシートで、シートの上にケーキを載せて、必要な個数に分けることができる目盛りに沿ってケーキをきると上手に等分することができます。

目盛り付きのシートはホームセンターなどで販売していますが、自分で作ることもできます。

使った後はキレイに掃除をすることが必要ですが、ラップを敷いて使うと清潔に使うことができます。

同じような機能がある、目盛り付きのまな板(ガイド付きまな板)もあります。目盛り付きシートや目盛り付きまな板は使いやすい道具ですが、ケーキの周囲を測って切り分ける方法もあります。

長いロールケーキの場合には、全体の長さを人数で割って等分する方法がありますが、丸いホールケーキの場合は周囲に紐を回して長さを測ります。

そして、人数で紐の長さを割ると一人当たりのケーキの長さが分かります。紐に印を付けて、もう一度ケーキに紐を当てて切ることで等分できるというわけです。

ケーキを食べるのにそこまでするのか、と思われそうですが、ケーキの大きさが違ってると、いつまでも子供に文句を言われてしまうかもしれません。

このくらいの作業は我慢して、頑張ってみましょう。最近はさらに進化していて、スマホのアプリにはケーキを等分することができるものがあります。

いくつかの種類がありますが、基本的には、等分したい数を選んで、ケーキをスマホで映すと、ケーキを等分する補助線が現れるようになっています。

ロールケーキや四角のケーキにも対応していますし、ケーキ以外にも切り分けたい料理がある場合にも利用可能です。30等分まで対応できるアプリもあります。

アンドロイド用のスマホアプリで「ケーキカッター」というアプリがあります。パーティーなどの際に手軽に使うことができます。

ケーキだけでなく、ピザを切り分ける時にも有用でしょう。
ホールケーキ
アンドロイドだけではなく、アイフォン(iOS)でも使えるケーキを上手に切り分けることができるアプリがあります。

それは、「ケーキカッティン(Cake Cuttin)」というアプリです。クリスマスや誕生日などの時に活躍するアプリです。

ケーキカッターもケーキカッティンも、無料でスマホにインストールすることができます。

 


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しかし、利用者の口コミには「上手に切れない」という声が上がっていますので、使い方には少し注意が必要なようです。

どちらもケーキやピザをカメラで撮影しながらカットするのですが、ケーキを水平な場所に置いてカメラに写さないとかなり歪んで見えてしまう場合があります。

ケーキが歪んでいるような状態ではキレイに等分することはなかなか難しいのではないでしょうか。

明るくケーキが平ら(水平)における場所で撮影しながら切るようにしてみてはいかがでしょう。

 

 

このように、道具やアプリを使ってケーキをキレイに等分することはできますが、切ったケーキを盛り付ける時にも注意が必要です。

せっかくきれいにケーキを切ったにも関わらず、切ったケーキを倒してしまったり、飾りつけをキレイに盛り付け直すことができないと、残念な見た目ににってしまい、食欲も少し落ちてしまうかもしれません。

 

 

盛り付けまで含めて、味も見た目も美味しいケーキを相手に提供することが大切なのです。美しいケーキは、大袈裟かもしれませんが、繊細に作られているものが多いでしょう。

大胆に切り分けたとしても、最後に盛り付ける時には丁寧に、細心の注意を払うことが大切なのではないでしょうか。

ケーキを切り分ける側としては、なるべく差を付けずに同じ大きさで分けたいと思ってはいますが、いろいろな道具やアプリを使っても、どうしても微妙に大きさが違ってしまう場合があります。

食べる側としては、多少の大きさの違いは気にしないで、美味しくケーキを食べることこそが、本当のケーキの楽しみ方ではないでしょうか。