夏の終わりごろになると、急に寂しくなることがありますよね。一体、なぜ寂しい気分になってしまうのでしょうか。
また、夏の終わりに寂しくなってしまう現象を防ぐことはできるのでしょうか。
この記事では、夏の終わりに寂しくなってしまう原因やその対策についてご紹介します。
夏の終わりに寂しくなる原因は?
夏の終わりに寂しくなる原因は何でしょうか。これには精神的な原因と、環境の変化による原因があることが考えられます。
夏の終わりに寂しくなる原因として考えられる原因を順番にご紹介します。
季節の移り目だから
夏という季節が終わり、秋に向かうことで哀愁を感じているパターンです。生い茂っていた緑に紅葉が訪れ、景色を眺めているだけでも夏の終わりを実感させられてしまいます。
一年間のうちの後半に差し掛かったことを実感し、寂しさを感じる人は多いでしょう。
これは日本の時期が春夏秋冬で分かれており、時期によって明確に変化が出るからこそ生じる寂しさでしょう。
春夏秋冬で一年が区切られているため、秋の景色に移り変わる様を見ることで時間の経過も実感させられることになります。
この場合は、視覚的に景色が変わることで哀愁を感じているため、精神的な面からの寂しさの原因であると言えるでしょう。
真夏の夢のような日々はいつまでも続かないということを、景色の変化から読み取ってしまい、無常であることの切なさを感じている状態であると言えます。
気温・気圧の変化を感じているから
季節の移り変わりに伴う変化は、景色のみではありません。気温はもちろん、気圧も変化します。
気温が下がり、だんだんと寒くなっていく様を肌で実感することで、人々は夏の終わりを意識するようになります。
また、夏の終わりの寂しさには、気圧の変化も影響していると考えられます。夏から秋にかけて気圧が上昇していくため、交感神経が刺激されます。
交感神経が刺激されると興奮しやすくなり、不眠症をなどを引き起こすことがわかっています。
神経の昂ぶりによる不安感が、寂しい気持ちとして表れている可能性があるでしょう。
気圧の話に関して、一点注意すべき点があります。
他サイトでは高気圧の夏から低気圧の秋へと変わることで鬱状態となった結果、寂しさを感じるという旨の記載がされているものがありますが、この情報は誤りですのでご注意ください。
上記でご説明した通り、夏から秋にかけては気圧が上昇します。
秋や冬に比べて夏は低気圧となりますので、他サイトの内容は真実とは真逆のことを言っていることになります。
誤った情報の方は夏の終わりの特徴ではなく、五月病の症状について説明していることになります。
春の梅雨の時期は急激に低気圧になるため、副交感神経が刺激されます。
副交感が刺激されることによって血管が膨張し、頭痛を引き起こしたり鬱状態になったりします。
情報が誤った他サイトの場合、書いてある対策についても五月病に対する対策となってしまっているため、情報を鵜呑みにしないようにしましょう。夏の終わりに気圧の影響で鬱になることはありません。
イベントの時期が終わるから
イベントの時期が過ぎ去ることで寂しさを感じている可能性もあります。夏はお祭りや長期休暇など、特別なイベントが目白押しです。
アーティストや大手のイベント会社も真夏に合わせてビッグイベントを開催しますので、たくさんの想い出を作ることができるでしょう。
夏の終わりは様々なイベントが終わったあとの冷却期間となりますので、世間の盛り上がりも一挙に鎮静化していきます。
この真夏と夏の終わりの落差から、夢から醒めたような寂しさを感じる人は多いです。イベントを思い切り楽しんだ人ほど寂しさも増すことでしょう。
どのような対策が効果がある?
夏の終わりの寂しさを紛らわすために、どのような対策を講じれば良いでしょうか。対策の候補をいくつかご紹介します。
余韻に浸る
夏の楽しかった思い出を振り返ることで、寂しさを紛らわせる方法です。夏に一緒に時間を過ごした友人と食事をしながら、ゆっくりと余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。
盛り上がることができた夏が過ぎてしまうことは寂しいですが、夏の終わりを激動の日々を振り返る時期と楽しむことで、違った味わいを得ることができるでしょう。
過ぎ去った日々に執着するよりも、夏の終わりの時期という現在の時間を楽しむようにすることで寂しさを紛らわせることができます。
真夏では味わうことができなかった、落ち着いた時間をゆっくりと楽しんでみてください。
気持ちを切り替える
ある程度余韻に浸ったら、スッキリと気持ちを切り替えてしまいましょう。夏はもう終わったものとして、秋や冬に備えて動き出しましょう。
過去の日々を思い返していると、だんだん寂しい気持ちが強くなってしまうため、意識的に夏の出来事を考えないようにする時間も作ってみてください。
夏の想い出は、たまに思い出すくらいが丁度よいものとして、心の中にしまっておきましょう。
気持ちをこまめに切り替えるクセをつけておくことで、夏の終わりの寂しさを忘れることもできますし、ネガティブな思考から離れることができます。
心身の健康を保っていくためにも、日頃から気持ちの切り替えを即座に行うことができるよう訓練しておくことをオススメします。
次のイベントに向けて準備する
夏という一大イベントが終わり、次にやるべきことを見失ってしまうことで、夏の終わりの寂しさは強くなっていってしまいます。
この寂しさを紛らわせるためにも、新たなる目標を早めに設定するようにしましょう。
新たな目標設定ができたら、やるべきことも明確になっていくため、前向きに動き出すことができます。
夏の想い出のことなど忘れてしまえるくらい熱中できることを見つけることができれば理想的です。
イベントは、何も夏のみに限ったものではありません。冬もクリスマスやバレンタインなど、ビッグイベントは目白押しです。
今後やってくるイベントに思いを馳せれば、魅力的なイベントは夏に限らないことがわかるでしょう。
夏の終わりの寂しさをに浸ってしまいそうになったら、意識的に先の目標のことについて考えることを習慣化してみましょう。徐々にポジティブな方向へ思考を切り替えていくことが大切です。
人や動物に触れる
寂しさを紛らわせるオーソドックスな手段として、多くの人や動物に触れる方法もあります。
孤独でいる時間が長いほど寂しくなる可能性も高まりますので、どうしても寂しい場合は、誰かにお願いして一緒に過ごしてもらうのも良いでしょう。
また、これを機会に新しくペットを飼うことを検討してみるのも良いでしょう。
猫カフェなどもありますので、ペットを飼わなくても動物と触れ合う場はあります。
家でペットが飼うことができない状況である場合は、一時的に動物と触れ合うことができる場所に行ってみるのも有効な手段です。
恋人がいない方の場合は、ついでに恋人探しをしてみてはいかがでしょうか。クリスマスやバレンタインは、恋人がいてこそ最大限に楽しむことができるイベントです。
これらのイベントが近づいてくると、恋愛を強く意識する人も増えるため、恋人が作りやすくなる時期であると言えます。
上手く恋人を作ることができれば寂しさを紛らわすこともできますし、来たるイベントに向けた準備もワクワクしながら行うこともできるでしょう。
まさに一石二鳥ですので、積極的に恋人探しをしてみましょう。