外出中に台風に見舞われると、電車がストップしてしまったりずぶ濡れになってしまったり、大変な目に遭いますよね。
台風がやってきても安全に過ごすことができる方法はあるのでしょうか。
今回は、台風に見舞われても安全に過ごすことができるよう、様々な対策方法やグッズの情報をご用意しました。
台風の接近の情報が入った場合は、この記事を対策マニュアルとしてご利用ください。
台風が来たらどのような行動をとるべき?
台風に見舞われた場合、どのような行動をとるべきでしょうか。
台風は、外にいる方が被害を受ける可能性が高くなります。
風雨に晒されると体力を消耗したり服が汚れたりしますし、最悪の場合は風で飛ばされてきたものに当たって大怪我をする可能性もあります。
電車が止まってしまい、慣れない土地に滞在することを余儀なくされる可能性もあるでしょう。
このような被害を避けるためにも、台風の情報が入り次第、できる限り建物の中で過ごすようにしてください。
家の中に籠ることが理想的ですが、出勤などで止む無く外出する必要がある場合、安全な建物の中に避難しましょう。
台風が激化すると川などが増水して氾濫する可能性もありますので、台風の規模が大きいようでしたら、車や自転車を高所に移動しておくようにしてください。
家の立地が低い場合は、浸水による被害を受けてしまう可能性もあるため、高所の避難所を把握しておくことも大切です。
台風が完全に到着してからでは対策が手遅れになる可能性もありますので、事前に情報を収集し、先手を打って行動できる態勢を整えておきましょう。
家で待機する場合は窓の補強はどうする?食料の買いこみは?
家で籠る場合の対策についでご説明します。台風が来ると激しい風雨に晒されますので、まずは戸締りをしっかりしましょう。
窓がガタつく場合は、ビニールテープなどで補強しても良いでしょう。
台風によって窓ガラスが割れてしまい、飛散した破片で怪我をしてしまう可能性もありますので、窓が割れないよう対策しておく必要もあります。
窓には飛散防止用のフィルムを貼ったり、防護ネットを張るなどしてガラスが割れないよう対策しましょう。
ベランダや庭に物干しざおや鉢などがある場合、台風で飛ばされて窓にぶつかる可能性もあります。
ベランダに置いてあるものはできる限り室内に移動するようにしてください。
また、台風が来ている間に外出することは危険ですので、あらかじめ食料を買い込んでおくようにしましょう。
台風が過ぎ去ったとしても浸水の被害があった場合などは、しばらく買い物に行くことがままならない状態になる可能性もあります。
念のために3日分の食料は用意しておくようにしましょう。
万全を期したい方は、インスタント食品や缶詰など、長期間保管できる食品を常備しておいても良いでしょう。
避難するときはどこへいく?持っていくべきものは?
家から離れた場所にいる場合は、手頃な施設に逃げ込みましょう。出勤中の場合は会社内にいれば良いですし、旅行先の場合は旅館にいれば大丈夫です。
飲食店やネットカフェなどで時間を潰してみても良いでしょう。台風によっては、すぐに過ぎ去ってしまうものもあるため、一時的に避難できる場所があれば構いません。
会社内にコンビニなどが無い場合は、別途で食料を調達しておきましょう。どこかに泊まることになってしまっても対応できるように準備をしておく必要はあります。
事前にニュースなどで台風の規模を知ることができるため、台風の危険度に合わせて対応方法も決めるようにしましょう。
あまりにも危険な台風が接近した場合、地域で避難勧告の放送などが流されます。避難勧告が出された場合は、地域の指示に従って移動するようにしましょう。
放送の際に公的機関で定められた避難場所を教えてくれる場合がほとんどですので、避難勧告の放送を聞き漏らすことのないようにしてください。
公的機関で定められた避難場所は、対策用グッズも豊富に取り揃えられており、避難者の管理体制も整っています。
避難勧告が出た際は、自己判断で避難はせず、定められた場所に移動することを徹底しましょう。
もちろん、避難場所にはたくさんの人が集まるため、身勝手な行動もNGです。
避難勧告は地震などの大災害の際に発令されるものであり、台風で発令されることは滅多にありません。
あまり意識しておく必要はありませんが、もしもの時に備えて頭の片隅には入れておくようにしてください。
危険な場所にいかないことも大切
台風からの被害を最小限に抑えるために、そもそも台風の被害の遭いにくい環境に身を置くという方法もあります。
台風によって長期的な被害を受けたくないというかたは、高層マンションに住むことなども検討してみてください。
高層階は浸水の被害を受けることが無いため、台風が過ぎ去った後も家が水浸しで苦労させられるといった状況にはなりません。
高層階になるにつれて体感する風雨の衝撃や揺れが大きくなる点はデメリットですが、長期的な被害に遭わずに済むという点でメリットがあります。
また、沖縄のように激しい台風に見舞われる土地に行かないという選択肢もあります。
沖縄は台風が激しいことで有名で、台風に見舞われる頻度も高く、多い時は月に8回も台風に見舞われています。
台風が疑われる場合は、沖縄のような台風の激しくなりやすい地域には旅行に行かないと決めておくことで、甚大な被害を被るリスクを減らすことができるでしょう。
また、引っ越し先を考える際に、自然災害による被害が少ない地域や対策を取りやすい地域を選ぶことによって、台風の脅威に晒されずらい環境で生活することも可能です。
台風の場合は、川の増水による二次災害が最も恐ろしいため、高所で川が近くに無い地域を選ぶことで、比較的安全に生活することができるでしょう。
台風の際のNG行動とは
台風の際に決してやってはいけないことも覚えておきましょう。
台風の際、地面が水浸しになっているため長靴を履いて避難したくなりますが、運動靴で避難するようにしましょう。
長靴は身動きが取りづらいため、危険物が飛んできた場合など、咄嗟に回避することができません。
出先で止む無くハイヒールなどを履いてしまっている場合は、運動靴を購入して履き替えるなどの対策をとりましょう。
多少ダサくなってしまったとしても、命を落とすよりはマシなはずです。
また、増水によって腰あたりまで水かさが増えてしまっている場合は、無理に避難しようとすることで余計なリスクが生じてしまいます。
水中の瓦礫を踏んでしまい、水深の深いところまで落ちてしまったり、思わぬ怪我をする可能性もあります。
瓦礫と混ざった汚い水ですので、長時間触れることで感染症にかかってしまうリスクもあります。
あまりにも水かさが増えてしまっている場合は、無理に移動はせず、できるだけ高いところに移動して待機するようにしましょう。
上空が見える場所で待機しておけば、救助隊からも確認しやすくなります。
可能であれば派手な目印など設置し、救助がくることを信じて待ちましょう。
油断しないことが大事!
台風に見舞われた際の対策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
台風は毎年やってくる馴染み深いものですのでつい油断してしまいがちですが、死者を出すほどの脅威がある立派な自然災害です。
台風という自然災害に対する危機意識を高め、迅速かつしっかりと対応できるようできるように備えておきましょう。