もうすぐ夏がやってきますが、2018年の夏は猛暑になるのでしょうか、それとも冷夏になるのでしょうか。猛暑であれば暑くて過ごしにくい日々が続きます。

冷夏であれば、多少は過ごしやすいのかもしれませんが、農作物やレジャー施設には大きな打撃になるかもしれません。今年の夏の予想とその原因を説明します。

合わせて、猛暑対策についても紹介します。

 


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2019年は暑くなる予想?

 

 

2018年の夏は猛暑になると予想されています。気象庁では毎年2月下旬に暖候期予報というものを発表します。

暖候期予報とは、6月から8月までの3ヶ月間の夏の気温を予報するものです。これを見れば猛暑になるのか、冷夏になるのか、気象庁の予報を確認することができます。

今年の暖候期予報によると、2018年の夏は猛暑になる可能性が高いようです。

 

 

気象庁では猛暑日を気温が35度以上になる日と定めており、平常の気温に比べて著しく暑い夏のことを一般には猛暑と呼んでいます。

なお、冷夏とは平年に比べて気温が低い夏のことを一般的には呼んでいます。

北日本は平年並みか、いつもの夏よりも気温が高い見込みとなっていますが、それ以外の地域では軒並みいつもの夏よりも気温が高くなると予想されています。

日本全国で平年よりも暑い夏となりそうです。一方で降水量は平年並と予想されています。

ただし、台風の影響などで降水量は大きく変化しますので、予想が外れる可能性もあるそうです。
猛暑日

 

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原因は?

 

 

2018年の夏は猛暑が予想されていますが、その原因はどこにあるのでしょうか。

 

高気圧が重なる

 

気象庁の予報によると、2018年の夏は太平洋高気圧とチベット高気圧が西日本の南側で重なっています。どちらの高気圧も平年よりも日本側に張り出しています。

このように2つの高気圧が、西日本の南側で重なると、高気圧の状態が安定することになります。

高気圧が安定すると、西日本では高温、かつ乾燥した状態が続くことが考えられるのです。

つまり、今年の夏は2つの高気圧が安定して留まるために、猛暑になるとされているのです。

 

ラニーニャ現象

 

2017年12月に気象庁はラニーニャ現象が発生していると発表しています。2018年1月にもラニーニャ現象は続いていると発表しました。

もしかすると、2018年の夏もまだラニーニャ現象は続いているかもしれません。ラニーニャ現象が発生すると世界的に異常気象が起きる可能性が高くなります。

ラニーニャ現象とは、東太平洋の赤道近辺の海水温が平年よりも低下する現象のことです。

 


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なぜラニーニャ現象が発生するのかを説明します。南米のペルー沖では、深海から冷たい水が湧き出ています。

この冷たい水のせいで、貿易風が太平洋上で強まり、西向きの海流が発生します。この貿易風の影響で暖かい海水が東側に流れ込むことが困難になります。

こうして海水温度が低下するのです。海水温が平年よりも0.5度以上下がった状態が半年以上続いているとラニーニャ現象が発生したとされています。

ラニーニャ現象と似ている現象にエルニーニョ現象があります。

エルニーニョ現象とは、ラニーニャ現象とは逆に、東太平洋の赤道近辺の海水温が平年よりも上昇する現象のことです

ラニーニャ現象は日本からは遠い南米沖で発生しているので、日本には影響がないと思っているかもしれませんがそんなことはありません。

日本でも猛暑や厳冬のといった天候への影響が考えられます。

したがって、2つの高気圧が重なって、さらにラニーニャ現象が発生しているかもしれない今年の夏は、猛暑になる可能性があるのです。
真夏のネコ

 

 

どのような対策を取るべき?

 

 

猛暑になると、外出はおろか体を動かすことすら億劫になってしまいます。猛暑に負けないように対策を取ることが重要ですが、どのような対策が効果的でしょうか。

 

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日中の外出は控える

 

太陽がギラギラと照り付ける炎天下に外出することは控えましょう。日射病や熱中症になってしまう危険性もあります。

猛暑の場合は早朝からグングンと気温は上昇しているので、起きてから日中はずっと気温は高いままでしょう。

重要な用事でない限りは、自宅にいて暑さをやり過ごしてはいかがでしょうか。例えば、食事の買い物は日が暮れてから、夕方から夜にすることをおすすめします。

体への負担は軽くなりますし、遅い時間の買い物では、タイムセールや割引などお得な商品が見つかるかもしれません。

日中に家にいると何となくサボっているような後ろめたい気持ちになってしまう主婦もいるかもしれません。

しかし、考えてみれば、サラリーマンや子供には夏休みがあります。ただでさえゆっくり休めることのない主婦なのですから、思い切って猛暑の日には無理をしないことです。

その方が能率も上がって、結果的には主婦業を効率よくこなすことができる夏になるかもしれません。
涼しいシーツ

 

体力を温存する

 

猛暑は体に堪えます。会社や学校、買い物に行くだけで汗を掻き、体力は奪われヘトヘトになってしまう場合があります。

猛暑対策で重要なことは、必要以上に体力を奪われないようにすることです。寝苦しい夜かもしれませんが、睡眠時間は確保するようにしましょう。

夏の暑さを乗り切るためには質の良い睡眠が重要です。質の良い睡眠を確保するためにはどうすれば良いのでしょうか。

布団や枕を見直してみてはどうでしょうか。現在では、夏でも涼しいメッシュ素材などのシーツがあります。

通気性が良く心地よい寝具を使えば気持ち良く眠ることができるでしょう。また、枕も熱がこもらない、いぐさなどの素材を使ったものを使えば安眠できるでしょう。

寝具を夏用のものに変えるだけでも、睡眠の質はガラッと変わります。また、暑いからといって寝る前に冷たいものをがぶ飲みすることは止めましょう。

 


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夜中にトイレに行く回数が増えますので睡眠の邪魔になりますし、お腹を壊して寝るどころではなくなってしまう場合もあります。

クーラーをガンガンかけた状態で寝ることもおすすめしません。必要以上に体が冷えてしまう可能性があります。クーラー病になって体調が悪くなってしまうかもしれません。

寝る前にクーラーで寝室を冷やしておいて、寝るときにはクーラーを切ることが望ましいでしょう。

ただし、猛暑がひどくて、とても我慢できないような状態の時は、設定温度と風力には注意をして、タイマーをかけておくと良いかもしれません。

 

猛暑対策グッズの利用

 

現在ではさまざまな猛暑グッズが販売されています。例えば、水で濡らして首や手首に巻くことで涼しくなるタオルです。

気化熱の仕組みを利用した商品で、手軽に利用することができる便利な商品です。顔や体に吹き付けるだけで涼しさを感じることができるスプレーもあります。

涼感スプレーと言う名前で販売されていますが、消臭効果があるものも売られています。汗の臭いが気になる人にもおすすめです。

子供向けには、夏の日差しから頭を守る帽子が必要になります。

UV(紫外線)カット機能だけでなく、子ども自身の熱がこもらないようにクールパッドが仕込まれている商品もあります。

また、小さな赤ちゃんや幼児用にはベビーカーにぴったりのサンシェードもあります。

こちらもUVカット仕様で、風通しも良く、赤ちゃんが猛暑に苦しまないような工夫が盛りだくさんの商品です。

炎天下での作業をしなければならない人には、ファンが付いている空調服はいかがでしょうか。ベストや作業着などさまざまなタイプがあります。

ファンが付いている分、重くはなりますが、ファンを回して洋服内の熱気を外部に逃がしてくれるので、効果は抜群です。