あなたの家の冷凍庫には、今何が入っているか正確に思い浮かべることはできますか?

冷凍庫のなかは、もので溢れかえりがちです。

料理が苦手な方であれば、手軽に温めて食べることのできる冷凍食品であったり、お弁当を毎日作る方は、冷凍のおかずが入っているかもしれません。


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また、週末におかずをつくりおきしていたりすれば、そのほとんどが冷凍で保存しますね。

これからの季節でしたら、アイスなど冷たいお菓子がたくさん入っている家も少なくはないでしょう。

そのために、冷凍庫内はなかなか掃除が行き届かない場所です。

掃除をするために開けっ放しにしたりすれば、中のものは溶けてしまいます。

ですが、冷凍庫はこまめに掃除することで衛生的に保つことができ、今冷凍庫に何が入っているかという管理をする上でも効果的です。

冷凍庫の掃除方法を覚えて、定期的に冷凍庫内を清潔に保ちましょう。

冷凍庫が臭くなる原因は?

冷凍庫を開けるとなにか臭いがするという経験をお持ちの方もいらっしゃいますよね。

冷凍庫には冷蔵庫とは違って、独特の臭いがすることがあります。

では、その臭いの原因となるものはなんなのでしょうか。

食品自体のにおい

冷凍庫内は冷蔵庫内と違い、ほとんどが-18℃前後で運転しています。

最近のものでしたら、食品を凍らせたまま切ることができるように-8℃に保たれるものもありますが、少なくとも氷点下以下で保存されています。

そのため、冷蔵庫内に入れている食品と比べると、あまり強いにおいは感じないかもしれません。

しかし、その食品自体のにおいはなくなっているわけではなく、冷凍されたことで抑えられているだけにすぎません。

長期間そのまま保存していると冷凍庫内に臭いがこもってしまいます。

買い物袋のにおい

最近ではエコブームなどもあり、店側が買い物袋を用意するのではなく、客側が買い物に行く際にトートバッグなどをエコバッグとして持っていくことが多くなりました。

 


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ですが、生物や冷凍されたものはそのままエコバッグに入れると水分が染みるおそれがあります。

ですので、たいていの場合、ビニール袋などに入れて持ち帰ることが多いでしょう。

しかし、買い物が終わったあと冷凍庫内に移すときにその袋のまま入れていませんか?

ビニール袋はポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル、ナイロンなどといったプラスチックを素材としているものが多くあります。

そのために、完全な無臭というわけではありません。

そういったビニール袋を長期間冷凍庫内に入れておくことで、その独特の臭いがうつってしまいます

傷んだ食品の臭い

冷凍食品や、作り置きしていた食材はいつまで保存できるのでしょうか。

たとえば、アイスクリームなどは常に冷凍してあることが前提の食品ですので、賞味期限がないというのは有名な話です。

ですが、様々なものを混ぜ込んだ冷凍食品や作り置きの食品はいつかは傷んでしまいます。

そうなると臭いが発生し、ほかのものにうつったり冷凍庫自体に臭いがこびりつくこともあります。

雑菌の繁殖

冷凍庫内はこまめに掃除していますか。

また、製氷皿や製氷機などといった小物も定期的に掃除をしているでしょうか。

あまりにも長く掃除をしないまま放置していると、雑菌やカビが生えてしまいます

そういった雑菌などが、あの嫌なにおいの原因となってしまうのです。

掃除方法のコツは?

こまめに掃除することで、冷凍庫内に充満するあの嫌なにおいの発生を抑えることができます。

ですが、冷凍庫の掃除って案外めんどくさいと考えている人は多いのではないでしょうか。

では、掃除方法のコツやにおいを抑えるコツをご紹介します。

まずは霜取りを

冷凍庫に霜がついていると、それだけで掃除をすることが面倒になってしまいます。

また、面倒なだけではなく、冷凍庫の掃除の邪魔になりますので、まずは霜取りを行うことから始めましょう。

やけどをしない程度の熱さのお湯や、ドライヤーなどで手早く温めることができます。

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もちろん、それらがなくても霜取り作業を行うことはできます。

ですが、霜を室温で溶かすことになるため時間がかかりがちです。

その後に掃除をしようと考えているのであれば、なるべく時短ができるように、霜を熱で溶かしてしまうと手間を省くことができます。

霜取り作業中は温度をあげたり電源を落としたりしていますので、食べきれなかった食品は保冷バッグや発泡スチロールに氷を入れ、冷やしておくとよいでしょう。

霜がある程度溶けたら、霜取り専用のヘラなどをつかい、冷凍庫の壁から霜をこそげ落とします。

霜取り作業中は、床や冷凍庫内にタオルなどを敷いておくことで、溶けた水分により床などが濡れることを防げます。

また、霜取り運転モードなどがあれば、そちらで運転するのもよいでしょう。

最近の機種でしたら、自動で霜を定期的にとってくれるものが増えてきています。

そちらの機種でしたら、この霜取り作業を省くことができます。

冷凍庫のトレイを洗う

冷凍庫によっては、トレイをはずすことができるものがあります。

シンクに洗うスペースがなければ、お風呂場などを使って全体を布を使ってよく洗います。

水を使って洗っても構いませんが、人肌程度〜ぬるめのお湯を使うことで霜や汚れを効率的に落とすことができます。

あまりにも汚れがひどいようでしたら、その部分に台所用の中性洗剤をつけて洗います。

洗い終わったら、洗剤が残らないようによく流してください。

どうしても洗う場所が確保できなければ、大きめのビニールシートや新聞紙などを広げ、その上で拭きます。

ぬるめのお湯をたっぷり浸した布巾や雑巾で全体を拭きます。

もし、トレイがまるごと入る大きなビニール袋があればその中で洗ってもよいでしょう。

汚れがひどく、お湯だけで取れない部分は使い古した歯ブラシなどでこすります。
洗剤や漂白剤などを使ってしまいますと、ビニールにトレイを入れたまま何度もお湯を替えたり、洗ったりしなくてはいけなくなります。

もしも、洗うのが大変だと感じるのであれば拭くだけでも綺麗にすることはできます。

掃除用の使い捨てシートを使うなら、薄手のものより厚手のものをおすすめします。

いらないタオルなどをお湯に浸したものでもかまいません。

水やお湯で洗うことにより綺麗にすることができます。

ひどい汚れがあったり、除菌なども同時にしたい場合には重曹水などを使います。

掃除用のスプレーやお掃除シートなどは、口に入っても安全な素材や成分のものを使うか、薬剤が残らないように最後に水拭きをします。

拭いてから元に戻す

綺麗に洗ったトレイはよく拭いて乾かしてから冷凍庫に戻します。

もし濡れたまま戻してしまうとカビや汚れがつく原因になります。

トレイを戻したら、冷凍庫の内部や外側も拭き掃除をしましょう。

中性洗剤をつけた布などで拭いて、その後はさらに水拭きします。

二度拭きを手間だと感じるのであれば、家電専用のクリーニングシートなどを使って拭きます。

最後に乾拭きをし、水分が残らないようにしましょう。

食材を戻すときは、冷凍に適しているタッパーなどの密閉容器に入れてから戻すとよいでしょう。

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食品のにおいが冷凍庫内につくことを防いだり、また逆に冷凍庫内のにおいが食品につくことも防ぐことができます。

製氷機で作った氷が臭くなる原因と対処方法まとめ

冷たいお茶やジュースなどを飲む際に、氷を使うということがあるかもしれません。

たいていの場合、日常で使う氷は自宅の冷凍庫で製氷機などを使い作ることが多いでしょう。

ですが、その氷がなぜか臭いということはありませんか?

いったい何が原因で臭くなるのでしょう。

また、どうすればその臭いを抑えることができるのでしょうか。

製氷皿であれば

カビや雑菌が発生し、臭いの原因となっていることが考えられます。
使う度に洗い、カビや雑菌の繁殖をおさえましょう。

クエン酸や酢をかけることで、繁殖を抑えられます。

水にクエン酸や酢を溶かし、氷を作ります。

それを1度捨て、新たに氷を作りましょう。

製氷機の場合

最近の大型の冷蔵庫には、自動製氷機が設置されているものが多いのではないでしょうか。

タンクの中に水を入れるだけで、自動的に氷を作ってくれる製氷機ですが、これが臭いの発生原因となることがあります。

自動製氷機の給水タンクは、たいていの場合冷蔵室内に設置されています。

ですので、冷蔵室にある食材のにおいがタンク内の水に移ってしまうことがあります。

冷蔵室内に食材のにおいが充満しないように、冷蔵する食材をラップなどで覆っておくことである程度は対策が可能です。

また、傷んだ食材は悪臭の原因となりますので、食材の賞味期限が切れていないかを定期的にチェックすることが大切です。

また、タンク内が汚れていると悪臭の原因となります。

冷蔵室内に設置されている給水タンクは意外と水垢が着きやすくなっています。

この水垢が氷の臭いの原因になることがあります。

冷蔵庫内は低温で管理されていますが、特に夏場は雑菌が繁殖しやすいので注意が必要です。

取扱説明書や販売店で説明がされているかもしれませんが、どのメーカーの冷蔵庫であっても、給水タンクは週に1回程度洗浄することを推奨しています。

そのタンク内の洗浄に加えて、浄水フィルターの洗浄も行いましょう。

概ね3年以上浄水フィルターの交換を行っていなければ、速やかに交換した方が無難です。

給水パイプも洗浄が必要です。

給水タンクと製氷皿を繋ぐ給水パイプも、水垢が溜まりやすい場所です。

給水パイプが取り外せるタイプの冷蔵庫でしたら、取り外して洗浄しましょう。

ですが、給水パイプは取り外すことができない機種の方がまだ多いようです。

その場合は自動製氷機除菌洗浄剤を使って掃除を行いましょう。

また、クエン酸や酢などで掃除しても構いません。

どこまでが掃除中にできた氷か把握するため、食紅などの口に入っても安全な染料で水を染め、判別しやすくするとよいでしょう。

自動製氷機に適した水とは

多くの自動製氷機で使用する水は、水道水が推奨されています。

なぜなら水道水には消毒のため塩素が入っており、水垢ができにくくなっているからです。

ですが、近年は塩素の入っていないミネラルウォーターなどを使う家庭も多くなってきています。

そのため、給水タンクにもミネラルウォーターを使用されている方が多いことでしょう。

その場合は特に水垢がついていることがありますので、よく洗浄を行いましょう。

ご自宅の自動製氷機にどの水が適しているかは、取扱説明書やカタログなどで調べてください。

まとめ

冷凍庫内は中に入っているものにより、においが移ってしまうことがあります。

そのため、定期的な掃除を行うことが推奨されています。

掃除は基本的に霜取りを行ってからしましょう。

また同じくにおいがつきやすいものに氷があります。

自動製氷機は水垢によるにおい移りの原因となることがあります。

定期的に給水タンクや給水パイプを清掃し、綺麗な氷を作れるようにしましょう。