夏になると車が非常に暑くなり、エアコンをかけていても物足りなくなることがあります。
特に、ダッシュボードは手を置いておくだけで火傷しかねないくらい熱くなってしまいます。
赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんの座るシートが熱くなってしまい、赤ちゃんが日射病や熱中症になってしまう心配もあるでしょう。
この記事では、車の暑さをできる限り防ぐための方法をご紹介します。
車の暑さを防ぐためのオススメグッズもご紹介しますので、せひチェックしてみてください。
車が暑くなるのを防ぐには?
車が暑くなるのを防ぐためには、どのような対策を取ればよいのでしょうか。
車内の空気と外気を上手に循環させたり、車を冷やすことによって車が暑くなることを避けることができます。
車の暑さを防ぐための裏技をいくつかご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
両側の窓を開閉する
あらかじめ助手席の窓を開けておいた状態にしておき、運転席側の窓を数回開閉しましょう。
開いた窓から新しい空気が入ることで、古い空気が反対側の窓から逃げていきます。
片側の窓を開閉することによって車内の空気が循環し、単純に窓を開放するよりも涼しい空気を車内に取り込むことができます。
後部座席の窓は閉めた状態で行うことを忘れないようにしましょう。
車の扉を全開放する
車の扉を全て開けてしばらく放置しておくことで、車内全体の空気を循環させることが可能です。
窓を開放するだけでは不十分ですので、扉までしっかりと開放してください。
この方法を実施するにあたり重要なポイントとして、トランクも開放しましょう。
トランクを一緒に開放するかしないかでは、空気の循環具合が大きく変わります。
トランクを閉めた場合と開けた場合で比較してみても良いでしょう。
水をかける
水を使用できる環境下である場合は、単純に水を車にかけることで車内の温度も下げることができます。
走行中に実行する機会は中々無いため、家から出発させる前に水をかけておくことを習慣化すると良いでしょう。
ホースやバケツを車庫の側に備えておけば、素早く対応することができます。
もちろん、できる限り冷たい冷水を使用するようにしてください。
可能であれば氷を用いてみても良いでしょう。
エアコンを利用する
普通に使うだけでは物足りないエアコンも、使い方に一工夫を加えることで効果アップを見込めます。
まず、エアコンの風量を最大にして外気循環に設定しましょう。
外の気温と車内の温度が同じくらいになったと感じたら、エアコンの設定を内気循環に変更してください。
上記の設定により、車内の高温度の空気を先に逃がしてから冷やしていくという手順を踏むことができるため、非常にスピーディに車内を涼しくすることができます。
車内の空気を外に逃がす際は、車の窓を開けて空気が逃げやすいよう補助してあげても構いません。
オススメグッズは?
車の暑さを防ぐために、様々なグッズが販売されています。
各種グッズを上記でご紹介した裏技と併用することで、さらに車の暑さを軽減することができるでしょう。
いくつかオススメのグッズをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
サンシェード
ポピュラーな方法として、サンシェードを用いるという方法があります。
サンシェードで直射日光を遮断することにより、ダッシュボードやシートが熱くなってしまうことを防ぐことができるようになります。
車内の温度上昇を防ぐのみではなく、直射日光による日射病も防ぐことができるため、赤ちゃんも安心して乗せることができるようになるでしょう。
カーフィルム
カーフィルムの主な効果は紫外線や赤外線をカットしてくれる点ですが、カーフィルムを車の窓に貼り付けることで、車内の温度上昇をある程度防ぐことも可能です。
カーフィルムには、他にもガラス飛散を防止してくれる効果や、車内を見えずらくすることでプライバシーを守ってくれる効果もあります。
カーフィルムを使用することは温度上昇を防止すること以外にもたくさんのメリットがあるため、導入することを強くオススメします。
色付きのフィルムは運転席の窓に貼ってはいけないなど、カーフィルムに関する法律の規定もあるためご注意ください。
透明のフィルムや色付きのフィルムを適宜利用し、法律違反してしまうことのないようにしましょう。
遮光カーテン
車内にカーテンをつけることによって、直射日光を防ぐ方法もあります。
遮光カーテンを使用すれば、カーフィルムよりも高い遮光効果を見込めるでしょう。
一般的なカーテンをカットして使用しても構いませんし、車内用に販売されているカーテンを用いても構いません。
ご自身の好みとセンスでつけるカーテンを選んでみてください。
排熱ソーラーファン
少々マイナーな方法ではありますが、車の窓に排熱用のファンを取り付けるという方法もあります。
車内に取り付けることによって、簡易的な換気扇の役割を果たしてくれます。
常に空気を循環させてくれるため、車内の温度上昇を防いでくれる効果が期待できるでしょう。
排熱ファンはバッテリー駆動式ですが、中でもオススメなのがソーラーファンです。
排熱ファンにソーラーパネルが付随しており、日光が出ている限りファンが回り続けてくれます。
ソーラーファンはバッテリーを充電する手間を省いてくれるため、非常に便利なグッズであると言えるでしょう。
熱くなるとバッテリーが故障する?故障した時はどうする?
高温の状況下では、バッテリーの劣化が促進されるため、バッテリー故障が引き起こされる可能性があります。
バッテリーが故障してしまった場合は、バッテリー内の化学反応ができなくなってしまっている状態ですので、いくら充電し直しても使用することはできません。
バッテリー故障が起こってしまった際には、新しいものと交換する他ないでしょう。
3~4年以上使用しているバッテリーは故障してしまう可能性も高くなるため、早めに新しいものと交換するようにしてください。
思わぬタイミングでバッテリーが故障してしまった場合は、レッカー車で運んでもらうことになってしまいますので、注意が必要です。
バッテリーの寿命は3~4年前後が目安ですが、車の使い方によってバッテリーの消耗度も変わってきます。
気温差の激しいところで頻繁に走行したり、荒い運転をしていると、それだけバッテリーの寿命も短くなっていくため、自己判断でバッテリーの寿命を決めつけることは危険です。
少しでもバッテリーの寿命に不安を感じたら、ショップなどに相談するようにしてください。
ちなみに、バッテリー故障とバッテリー上がりは混同されがちですが、全くの別物です。
バッテリー上がりはいわば電池切れの状態であることを指しており、この場合は他の車からケーブルを通して充電させてもらうことでバッテリーを復活させることが可能です。
一方、先にお伝えした通りバッテリー故障の場合は完全に壊れていますので、充電しても直らないという違いがあります。
バッテリー上がりとバッテリー故障のいずれも高温の環境下で発生しやすくなるため、暑い日は特に注意して車に乗るようにしましょう。
暑い日は人体と車体それぞれに気を遣おう
車の暑さ対策の裏技やオススメグッズをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
夏の暑い日差しは、人体にも車体にも大きな負担となります。
熱中症や日射病を避けて人が快適に車に乗ることができるよう気を遣いつつ。車のバッテリー故障の可能性にも常に目を光らせておくようにしましょう。
暑い日にドライブを楽しむ際は、万全の備えをして出発するようにしてください。