ファスナーが噛んで動かなくなってしまうと非常に困りますよね。
ファスナーが噛んで動かなくなってしまった場合、すぐに直す方法はあるのでしょうか。
この記事では、ファスナーが噛んでしまった場合の有効な直し方をご紹介します。
ファスナーが噛んで困ったしまった経験のある方にとっては役立つ情報ですので、是非チェックしてみてください。
ファスナーが噛んでしまう原因は?
ファスナーが噛んでしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
直し方の前に、原因を掴んでおきましょう。
原因を知っておけばファスナーが噛んでしまう機会を減らすことができます。
ビニールや布が挟まった
ファスナーにビニールや布が挟まってしまうことによって閉まらなくなってしまう可能性があります。
ファスナーを斜めに閉めてしまうことによってビニールや布を巻き込んで固定してしまう可能性があります。
真っすぐファスナーを閉めていた場合はすぐに戻せばビニールや布が外れる可能性は高いですが、斜めに閉めてしまうことによってビニールや布が歪んでしまい、戻しづらくなってしまいます。
慌ててファスナーを閉めるとビニールや布を巻き込んで外しずらくなってしまいますので、慎重に閉めるようにしましょう。
ファスナー閉める際は一旦ビニールや布の存在を確認するクセをつけてください。
紙などを挟んでしまう例もあるため、大切な書類を傷つけたくない場合などは特に注意が必要です。
金具が劣化している
ビニールや布を挟まなかったとしても、ファスナーの金具自体が劣化していることによって動かなくなってしまう可能性があります。
ファスナーの滑りが悪くなっている場合もあれば、一部が歪んでしまって正常に動かなくなってしまっている可能性もあります。
ビニールや布が挟まっていないにも関わらず動きが止まってしまった場合は、ファスナーの経年劣化と破損の両面について疑ってみましょう。
ビニールや布を挟んでしまった場合とは発生原因が異なるため、対処方法も変える必要があるでしょう。
直し方や取り方は?何かよいアイテムはある?
ファスナーが動かなくなってしまった場合に直すための方法をご紹介します。
思わぬタイミングでファスナーが引っ掛かってしまってもすぐに対処できるよう、しっかりと把握しておきましょう。
潤滑剤を使う
潤滑剤をファスナーにさすことによって滑りを良くし、再び動かすことができます。
布やビニールを挟んでしまった場合や、ファスナーが劣化して滑りが悪い時など、様々なパターンに対処できるでしょう。
潤滑剤を使えば服などを傷つけずにファスナーを直すことができるためオススメです。
誤って大量の潤滑剤を垂らして関係ない場所を油まみれにしてしまうことの無いよう注意しましょう。
鉛筆を使う
鉛筆をファスナーの歯に塗ることによって鉛が付着し、滑りを良くすることができます。
ファスナーの歯と鉛の相性は良く、潤滑剤代わりとなりますので応急処置として利用することができるでしょう。
手持ちの道具で対処したい場合などに有効です。
リップクリームを使う
リップクリームによって滑りを良くしてみても良いでしょう。
鉛筆と同様に、手近な道具で対処したい場合に有効な道具であると言えるでしょう。
香り付きのリップクリームを使う場合は、ファスナーに香りがついたままになってしまわぬよう、直した後は早めに拭き取るようにしましょう。
石鹸を使う
潤滑油の代わりとして石鹸を用いる方法も有効です。
自宅にいる場合などは、洗濯するついでに石鹸をファスナーに当てて直しても良いでしょう。
潤滑油を購入しなくても身の回りにある様々な道具を使えば対処できることが分かります。
ドライバーを使う
ドライバーを用いて修理してみても良いでしょう。
ファスナーの後ろにマイナスドライバーを差し込んでみてください。
ドライバーによってファスナーが押し広げられ、噛んでしまっている布やビニールの部分に隙間が生じます。
隙間が生じた状態で挟まっているものを引っ張ることで、挟まっているものを取り出すことができるでしょう。
ドライバーをテコのようなイメージで使って直す方法です。
布などが挟まって取れない場合に有効な方法であると言えるでしょう。
ペンチを使う
ファスナーが劣化することによって、ファスナーが広がって閉めずらくなってしまう場合があります。
ファスナーがスカスカで上手く閉められなくなってしまっている場合は、ペンチを使ってファスナーを直しましょう。
ペンチでファスナーを挟んで圧力をかけることにより、ファスナー部分が引き締まって歯の部分と良く噛み合うようになります。
ファスナーの劣化が疑われる場合に有効な方法であると言えるでしょう。
歯の一部が歪んでしまった場合などにもペンチは使えるため、ファスナーの修理道具としての汎用性が高い点が魅力的です。
しかし、ペンチの調整を誤ってしまった場合、ファスナーの状態が悪化してしまう可能性もあります。
修理業者に依頼すれば簡単に直ったはずの不具合が、自分が余計にいじってしまったせいで取り返しのつかない状態になってしまうというリスクもあります。
ペンチを使って修理する場合は、無理に力を入れて壊してしまわないよう注意してください。
心配な場合は動画などでやり方を説明してくれている人もいますので、先に確認してから修理を行うと良いでしょう。
どうしても直らない場合は修理に出すべき?
どうしても自分で直そうとしても直らない場合は、業者に修理を任せることも考えましょう。
プロはファスナーの直し方を熟知しているため、自分で直すよりも成功率が上がるでしょう。
自分で直すのは不安だという方も、プロに任せてしまいましょう。
1000円程度で直してもらうことができるため、気軽にお願いできます。
ファスナーの経年劣化による不具合が発生している場合などは、一度直しても同じ不具合が発生してしまいます。
ファスナー自体が劣化していないかどうかについてもしっかりと見てもらうようにしてください。
もし、ファスナーが完全に壊れていたとしても、バッグやズボンごと捨ててしまう必要はありません。
最悪の場合でもファスナーを新たなものに全交換することで解決することができますので、お気に入りの品ごと捨ててしまわないようにしましょう。
ファスナー全体を交換する場合は、修理代に加えて新たなファスナー代を請求される可能性がありますので見積もりについてはお店の人とよく確認しておきましょう。
ファスナーが引っ掛かっただけでお金を取られてしまうことにもったいないと感じる人もいるでしょうが、自分で直す手間や失敗するリスクを考慮するとお得な修理価格ですので、業者に依頼することも前向きに検討してみてください。
普段から慎重にファスナーを扱おう!
ファスナーが動かなくなってしまった場合の対処方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
主に自分で直す方法と業者に依頼する方法の2パターンをお伝えしました。
ファスナーの修理方法を覚えておくことで、突然ファスナーが壊れてしまっても冷静に対処することができるでしょう。
また、ファスナーの扱いについては日頃から慎重に行うようにしましょう。
ファスナーを丁寧に扱っていれば、誤って布やビニールを挟んでしまうことも避けられるため、直す手間を防ぐことができます。
古いファスナーに関してはメンテナンスもたまに行うようにしてください。