ムカデが家に出て困ってしまった経験は無いでしょうか。
ムカデは羽虫などとは違い、サイズが大きく噛まれて怪我をする危険もあるため、できる限り家の中には入れたくない虫でしょう。
ムカデが発生してしまう家の特徴などはあるのでしょうか。
この記事では、ムカデが発生しやすい家の特徴やムカデの退治方法についてお伝えします。
ムカデに悩まされている方は、是非チェックしてみてください。
ムカデは攻撃的なのか?
家の中でムカデに会ったことがことが無い方は、ムカデが危険であるかがイマイチわからないでしょう。
ムカデは人間に噛みつくことがあるため、家の中に入れると危険です。
ムカデは人に対して自ら攻撃してくることはありませんが、人間に触れられた場合は防衛反応として暴れながら手当たり次第に噛みついてきます。
ムカデの被害に遭った人のほとんどは、無意識にムカデに触れてしまったというパターンです。
ムカデは目立たないところで息を潜める習性があるため、知らずのうちにムカデに触れてしまう人が多いです。
ムカデに噛まれてしまった場合、蚊などとは比較にならないほどの痛みを生じますので、家の中で発生したことを確認したら駆除するか追い出すことを考えた方が良いでしょう。
小さなお子さんがいる家庭では、特に注意してください。
子供は大人が中々気が付かない場所も触ってしまうことが多いため、ムカデが家の中にいる場合は、大人よりも子供の方がムカデの遭遇率が高くなるでしょう。
ムカデが出やすい家、出にくい家はあるの?
ムカデが出やすい家、出にくい家はあるのでしょうか。
ムカデが好む環境についてお伝えします。
湿気の多い場所
ムカデは乾燥に弱いため、湿気の多い場所に身を置く習性があります。
ムカデは基本的に外で暮らす生物であるため、家の周辺に湿った場所が無いか確認してみましょう。
湿った落ち葉やプランターが庭などにある場合、ムカデにとっての格好の住処となってしまうでしょう。
田んぼや林が近所にある場合も、ムカデの発生率は上昇します。
まずは家の周辺に湿った環境を作らないように気を付けましょう。
家の周辺にある湿った場所を伝って家の中に侵入してきてしまう可能性があるため、家の湿気だけを取っても効果が無い場合があります。
家の湿気を取ることも重要ですが、家の周辺についても目を光らせておいてください。
ムカデが家の中に侵入してしまった場合、風呂場や台所といった水気の絶えない場所に潜む可能性があります。
洗濯物の中に潜むムカデに気が付かずに触ってしまい、噛まれてしまったという事例は多いです。
家の中にいるとつい油断してしまいがちですが、湿気の多いエリアでは注意深く作業するようにしましょう。
暗くて狭い場所
ムカデは暗くて狭い場所を好みます。
中々人目につく場所には出てこないため、家の中にムカデが潜んでいても気が付かない人は多いです。
暗くて狭い場所の荷物を動かした時などに突然ムカデが現れて驚いてしまうでしょう。
家具を置いている限り目につきにくい場所は生じてしまうため、ある程度は仕方ありませんが、暗くて狭い場所の湿気は極力取っておくようにしましょう。
ムカデが暮らしにくい乾燥した状況を作っておけば、暗くて狭い場所であってもムカデが入り込むことはできません。
風呂場や台所は定期的に掃除して、湿気の少ない環境を保ちましょう。
エサがある場所
ムカデはゴキブリや蜘蛛をエサにしています。
これらのエサとなる虫が家に棲み着いている場合、ムカデもエサを求めて家の中にやってくることになります。
ゴキブリなどを寄せ付けないようにするためにも、家の中を清潔に保つようにしましょう。
基本的に虫は湿気を好みますので、家の中の湿気をこまめに取るようにすればムカデやその他の虫の侵入を防ぐことができるでしょう。
ムカデの退治・駆除でオススメ方法は?
ムカデはエサを求めて家の中に入ってくるため、人間を攻撃するために家の中に入ってくるわけではありません。
しかし、意図せずムカデに触れてしまうことによって噛みつかれてしまう可能性があります。
噛みつかれることによって大きく腫れてしまうこともあるため、できる限りムカデを見つけたら駆除する方が安全でしょう。
ムカデの退治方法について順番にお伝えします。
これからご紹介する方法を試してムカデを撃退しましょう。
殺虫剤
最もオーソドックスな方法として、殺虫剤を用いる方法があります。
ムカデ用の殺虫剤が発売されていますので、ムカデ用と書かれているものを選ぶようにしましょう。
殺虫剤によって効果は様々で、ムカデの動きを止めて殺すものもあれば、凍結させて殺すものなどもあります。
ムカデを凍結させて駆除するタイプの殺虫剤には毒となる成分が含まれていないためオススメです。
赤ちゃんなどが家庭にいる場合、殺虫成分が害を及ぼしてしまう可能性があるため、極力安全な殺虫剤を選びましょう。
忌避剤
ムカデの嫌いな成分を発することによって寄せ付けなくしてくれる忌避剤もあります。
ムカデを殺すことが忍びないというい方は、忌避剤を採用しても良いでしょう。
ムカデを殺すことなく家から追い出すことができるためオススメです。
死骸の処理をする必要もなくなるため、虫が苦手な方にとっても有難い商品であると言えます。
ハッカ油
ハッカ油もムカデに対して忌避剤として利用することが可能です。
ムカデはハッカのツーンとした匂いを苦手にしています。
ハッカ油を家の中に撒いておくことで、ムカデが寄り付かない環境を作ることができるでしょう。
注意点として、単純にハッカを撒くのみでは効き目が出ない可能性があることを覚えておきましょう。
ハッカを忌避剤として利用したい方は、ハッカ油を買い求めるようにしてください。
ハッカ油は業者も虫の忌避剤として利用している信頼性の高い油です。
蚊取り線香
蚊取り線香でもある程度ムカデを撃退することが可能です。
蚊取り線香には微弱な殺虫成分が含まれており、蚊などを殺す効果を持っていることは周知の事実です。
ムカデは蚊と比べてサイズが大きく丈夫であるため、残念ながら蚊取り線香で殺すことまではできません。
しかし、ムカデにダメージを与えることは可能であるため、忌避剤としての効果は見込めるでしょう。
蚊取り線香は殺虫能力も範囲も弱いため、ムカデを撃退するために使う場合は少々工夫をする必要があります。
玄関先など、ムカデが入ってくるであろうルートの近くに設置するようにしてください。
家の中から蚊取り線香の香りがすることによって、ムカデが家に侵入することを止めてくれる可能性があります。
わざわざムカデ用の殺虫剤を買うのが面倒であると感じる場合は、蚊取り線香によって代用することを考えてみてはいかがでしょうか。
ムカデを見たら刺激せずに対処しよう
ムカデの発生原因や駆除方法についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
ムカデはエサを求めて家の中に入ってくるため人間に対する敵意はありませんが、放置しておくと大きな害をもたらしてしまう可能性があります。
見つけ次第、早急に対処する必要のある虫であると覚えておきましょう。
ムカデに触れると大暴れされてしまいますので、駆除する際は安全な場所から遠巻きに対処するようにしてください。
また、ムカデが家に入りこまないように日頃から気を付けておくことも大切です。
家の中が高温多湿になることを避けつつ清潔に保っておき、ムカデのエサとなるゴキブリなどが入り込まない環境を作りましょう。