毎日の食後には、必ずと言っていいほど使った食器や調理器具などが出ます。

 

まさか、毎回使い捨てにしているという方はいないでしょう。

 

では、次回以降も衛生的に使うためにはどうしているでしょうか。

 

おそらく、ほとんどの方が洗剤とスポンジを使って洗っているでしょう。

 

もちろん、食器洗い乾燥機などを使いスポンジを使う機会がない方もいるでしょうが、まだ多くの方がスポンジを使っています。


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でもそのスポンジは本当に衛生的でしょうか。

 

実は多くのスポンジにはおよそ1億個以上ともいわれる菌が生息していると言われています。

 

これは、トイレなどの掃除用ブラシよりと同じかそれ以上という数です。

 

研究によると、なんと掃除ブラシの20倍という報告もあるほどです。

 

食べ物を扱う場所ですので、そんな非衛生だったとは驚きですね。

 

では、スポンジはどのように除菌すればよいのでしょうか。

 

また、どのくらいの頻度でスポンジを取り換えるべきなのかということも併せてご紹介いたしますので参考にしてみてください。

 

 

スポンジは使い終わった後どのように保管すればいい?

 

 

最近はスポンジも除菌できる洗剤などが売られていますよね。

 

では、本当にそれで除菌ができているのでしょうか。

 

答えはきちんと除菌できていないという驚きの答えなのです。

 

ほとんどの方が食器や調理器具を洗うときにスポンジに洗剤をつけていますが、そのあとに汚れた食器や調理器具を洗いますよね。

 

そうなると、スポンジには汚れが付着しています。

 

その後、そのまま放置しておくことでスポンジには細菌やカビが発生し増殖してしまいます。

 

スポンジには、水分が多く含まれ、また保管している場所もキッチンの水回りなど湿度が高い場所です。

 

さらに、食器や調理器具などの汚れなどには栄養が含まれています。

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また、細菌にはプラスチックすら分解し栄養とするものもいます。

 

ですので、スポンジの中には細菌の好む栄養もたくさんあります。

 

加えて、温度も細菌が繁殖しやすい室温に保たれていることが多いので、より細菌が多く繁殖する結果となってしまいます。

 

乾燥させておく

 

最近が発生し、増殖するためには水分が欠かせません。

 

ですので、乾燥させておくことによって水分量を抑え、細菌の増殖を抑えることができます。

 

また、汚れがスポンジの中に残っているとそれらを栄養として細菌が増殖してしまいますので、必ず洗剤などを洗い流し、きれいにしてから乾燥させます。

 

たとえ抗菌表記のあるスポンジであっても、スポンジ表面にいる菌の増殖を抑えるだけですので、内部にいる菌の増殖を抑えることはできません。

 

ですので、使い終わった後はなるべく早く水気を絞ったうえで乾燥させておくことが重要です。

 

乾燥させるのにレンジなどを使うと、より早く乾燥させることができます。

その際は、スポンジの様子を見ながら短時間ずつ行うようにしましょう。

 

熱湯消毒する

 

最も確実に細菌を抑える方法は、熱湯消毒をすることです。

 

細菌の多くは、熱さには耐性がありません。

特に、食中毒を引き起こす細菌の多くは、熱湯で消毒することにより死滅させることができます。

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必ず熱湯をつかい、煮沸消毒したうえで天日干しなどを行い乾燥させておきましょう。

 

除菌効果のある洗剤をつけておく

 

除菌効果のある洗剤も、食器や調理器具などを洗った後にそのまま放置していては効果を得ることはできません。

 

まず、スポンジの汚れをきれいに洗い落とし、水気を絞ります。

 

洗い終わったスポンジに洗剤をかけ、よくもみながら内部にまで浸透させます。

 

この方法でしたら、次回スポンジを使う際はこのまま洗い落とさずに使うことができます。

 

漂白剤を使う

 

食器を洗い終わった後に、除菌効果があるハイターなどの漂白剤などにつけておくことも、細菌の発生や増殖を防ぐためには有効な手段です。

 

少し薄めた漂白剤に、スポンジを漬けおきします。

 

その後、よくすすいで水気を切り、十分に乾燥させてから置きましょう。

 

どこに置けばいいの?

 

シンクにそのまま置いてしまうと、シンクとスポンジの間に水気がたまり、湿度が高くなってしまいます。

 

水切り籠などを用意し、スポンジがシンクに直接触れないようにして保管しておきましょう。

除菌方法のコツや頻度は?

 

 

では、どのようにすれば効果的に除菌をすることができるのでしょうか。

 

また、毎日のように使うスポンジですので、どのくらいの頻度で除菌を行うとよいのかも気になる点ですよね。

 

除菌方法のコツは?

 

まずは、やはり濡れたまま放置しないことです。

 

湿気を含むと、より細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

 

使い終わった後、毎日除菌するのは面倒に感じるかもしれませんが、少なくとも水気を絞って乾燥させることだけはやっておきましょう。

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また、天日干しをさせるためには、どうしても長時間干しておく必要があります。

 

研究によると、5時間ほど日光に当てることにより細菌の数が大幅に減少したというデータもありますので、朝洗濯物を干すときに一緒に天日干しをして、夜洗濯物を取り込む際に一緒に取り込むというやり方が一番よいでしょう。

 

ですので、スポンジは1つではなく2個から3個程度を用意しておき、交代で使用することが望ましいです。

 

漂白剤に漬け込むときは、あまり高濃度でないほうがよいです。

 

350cc程度の水に、スプレータイプで1プッシュ程度が適した濃度です。

 

漬け込む時間は2分程度に留めておきましょう。

 

あまり長時間漬けこみすぎると、スポンジが変色したり傷んだりということがあります

 

また必ず、水ですすぎ落してから乾燥させましょう

 

もし、洗い流さずにそのまま次に使ってしまいますと、手荒れの原因となることがあります。

 

また、塩素系漂白剤は体に入れると害をなすことがありますので、必ず洗い落としてください。

 

赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭では、あまり望ましい方法とはいえません。

 

その場合は、重曹とお酢の組み合わせによる除菌を行いましょう。

水気を切ったスポンジに、重曹をふりかけます。

 

その上からお酢をかけ、泡が出てくるのでしばらくの間放置します。

 

最後に水でよく洗い、水気を切って保管します。

 

洗剤で除菌するのが一番簡単かつ効果的な除菌方法です。

 

使い終わった後にしっかりと汚れを洗い落とし、水気を切ったスポンジに除菌ができる洗剤をかけます。

 

普通のサイズのスポンジでしたら、8ml程度をかけることで効果的に除菌することができます。

 

内部まで洗剤をしみこませるためにも、よく揉んでから置いておきましょう。

 

除菌の頻度は?

 

毎日使うもので、かつ衛生性が求められるスポンジですのでできるかぎり毎日除菌をしておくとよいでしょう。

 

もちろん、毎日熱湯消毒や漂白剤による除菌をする必要はありません。

 

ですが、最低でも徹底した乾燥と、可能なかぎりスポンジ除菌ができる洗剤をまわしかけ浸透させるくらいはやっておきましょう。

 

 

スポンジの変え時の頻度は?

 

 

スポンジの交換頻度もなるべく高いほうがよいです。

 

もし、1個のスポンジを使っているのであれば、毎日同じスポンジを使うことになりますので1週間に1度を目安に交換するとよいです。

 

少なくとも1か月ごとに交換することが望ましいです。

 

2個から3個のスポンジをローテーションして使っているのであれば、2週間ごとあるいは3週間ごとに交換するとよいです。

 

こちらもやはり、最低でも2か月に1度は交換しましょう。

 

 

まとめ

 

 

常に衛生的に保っている必要があるスポンジですが、実は意外と汚れがたまりやすく細菌などの温床になりがちです。

 

食中毒などを防ぐためにも、スポンジは除菌をしておく必要があります。

 

望ましいのは、スポンジを複数個用意しておきローテーションで使用しつつ残ったものを除菌消毒するという方法です。

 

スポンジはそれほど高価なものではありませんので、複数個購入しておいてもよいです。

 

また、スポンジは長期間使い続けることにより劣化し、細菌の繁殖はもちろん泡立ちが悪くなるということもあります。

 

なるべくなら1週間、最低でも1か月に1度くらいは交換することをおすすめします。