これからピアスを開けたいと考える方も多いでしょう。

ピアスを開ける際にトラブルに見舞われると、様々な症状が発生してしまいます。

この記事では、ピアスのトラブルの症状や治し方についてご紹介します。

ピアスを開ける際にどのようなトラブルが発生する可能性があるかについて知りたい方は、是非チェックしてみてください。


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ピアスでトラブルが起きるとどのような症状が起きる?

 

 

ピアスのトラブルによって発生する可能性のある症状をご紹介します。

順番に症例を確認してみましょう。

 

しこり

ピアス症状

ピアス穴に古い角質や細胞の死骸が溜まることで発生する症状です。

また、ピアス穴を開けたことによる体の防衛反応から、新しくできる皮膚が固くなってしまっている可能性もあります。

自然治癒しますが、完治するまでに時間を要することは覚えておきましょう。

触っても痛みを伴わないしこりは無害ですので安心して良いでしょう。

痛みを伴う場合は粉瘤や肉芽腫の可能性があるため、注意が必要です。

 

粉瘤

ピアス症状

粉瘤(ふんりゅう)とは、皮膚の奥深くに垢などが溜まってできる良性腫瘍です。

良性腫瘍ですので命に関わる程悪化する可能性は低いですが、時間を追うごとに肥大化していく可能性があります。

しこりが中々治らず不安に感じたら、粉瘤の可能性がありますので早めに医者に診てもらうようにしましょう。

 

肉芽腫

ピアス症状

肉芽腫(にくがしゅ)とは、体の防衛反応によって発生する症状です。

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人体にとってピアスは異物で、排除しなくてはならないものです。

体の免疫機能が異物であるピアスを排除するために頑張りますが、免疫機能がピアスを除去することはできません。

いくら頑張っても除去することができない異物に対して業を煮やした免疫機能は、最終手段を取ることになります。

除去できないものは隔離してしまえば良いということで、人体の外側に新たなエリアを設けて異物を隔離する措置が取られます。

この結果生じるものが肉芽腫です。

肉芽腫は異物を隔離しておくために作られた部屋であるということが分かります。

重いピアスやピアス穴を歪ませやすいピアスはそれだけ耳にかかる負担も大きいため、人体から異物と判断されやすくなります。

人体にとって有害な異物と判断されることで、肉芽腫も発生しやすくなるでしょう。

悪化すると手術でしか取り除くことができなくなる可能性があるため、肉芽腫が疑われる場合は早めに医者に相談しましょう。

 

かゆみ

 

金属アレルギーがある方は、金属製のピアスをつけることによってかゆみを感じることがあります。

大きなトラブルにはなりませんが、かなり多くの人が経験する症状であると言えるでしょう。

金属製のピアスを使っていてかゆみを感じる場合はアレルギーの可能性があるため、樹脂製のピアスに替えてみてください。

 

 

自宅ではどのように対処できる?

 

 

画像のような症状が表れてしまった場合、病院に行かずに自分でできる対策はあるのでしょうか。

自宅でも可能な対処方法についてご紹介しますので、ご参考にしてみてください。

 

市販の薬を使う

 

市販の薬を用いて改善できる可能性があります。

飲み薬や塗り薬など、様々な種類があります。

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しこりや出来物に対して作られている薬を試してみると良いでしょう。

手術が必要なほど症状が悪化していなければ、市販の薬のみで完治させることができる可能性があります。

 

ピアスを替えてみる

 

ピアスを替えてみることで症状が改善される可能性があります。

体質に合わないピアスをつけていることによって症状が発生してしまっている可能性があるため、相性の良いピアスを探してみると良いでしょう。

金属製のピアスをつけることによって症状が発生しやすくなる傾向があるため、樹脂製のピアスに替えてみるなどの工夫をしてみてください、

ピアスを替えることによって体から異物であると判断されなくなり、症状の発生を抑えることができる可能性があります。

 

ピアスを外す

 

ピアスをしばらく外してみて、様子を見るという方法も有効です。

肉芽腫などの症状は、いつまでもピアスが耳に残っているために発生する症状です。

耳から異物であるピアスを取り除くことで免疫機能による防衛反応が作動しなくなり、症状が改善されていく可能性があります。

せっかくピアス穴を開けたのにもったいないと感じるかもしれませんが、症状が改善されるまでの間はピアスを我慢するという選択肢も考えましょう。

これはお金がかからず、最も有効な対処方法であると言えます。

ピアスを使うことによって発生する症状ですので、ピアスの使用を止めれば改善されるという簡単な理屈です。

しこりが肥大化し始めた場合などは、すぐにピアスを外すようにしましょう。

一旦ピアスの使用を中止して症状が改善されたことを確認したら、別のピアスに替えるべきであるかを検討すると良いでしょう。

 

 

症状が治らない場合は病院にいくべき?

 

 

ピアスのトラブルに見舞われた場合など、病院に頼った方が良い時もあります。

ピアスに関して病院を活用する方法をいくつかご紹介しますので、ご参考にしてください。

 

ピアス穴を開ける時

 

ピアス穴を開けるためのピアッサーは市販されていますが、万全を期したい場合は病院でピアス穴を開けてもらう方が良いでしょう。

自分でピアス穴を開けるとトラブルに見舞われる可能性も高くなるため、プロに任せた方が安心です。

痛まないよう麻酔をしてくれるところもありますし、穴を開けた後には適切な方法で消毒してもらえます。

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金属アレルギーがあるかを事前に調べてもらうこともできるため、自分でピアス穴を開けるよりもメリットが大きいです。

ピアス穴を開けることは保険適用外ですので値段は少々張り、両耳で7000円程度は必要になります。

市販のピアッサーで穴を開ける場合も3000円程度はかかりますので、多少お金がかかっても病院で開けた方が良いでしょう。

自己判断のみでピアス穴を開けてトラブルに見舞われた場合、治療費などでさらに出費がかさむことになり、結局損をしてしまうことになります

ピアス穴を開けてもらえる病院は豊富で、耳鼻科・皮膚科・形成外科・美容外科で開けてもらうことができます。

ピアス穴を開け慣れていない医者は多いため、ピアス穴を開ける技術に詳しい病院はよく調べておく必要があります。

 

症状が発生した場合

 

ピアスによってなんらかの症状が発生した場合は、病院に行って相談した方が良いでしょう。

発生した症状に関する相談は皮膚科で行うと良いでしょう。

耳鼻科・形成外科・美容外科でも相談に乗ってくれる病院はありますが、症状の知識に特化している病院は皮膚科です。

まずはピアス穴を開けた病院で相談してみて、さらに詳しい病院を紹介してもらうという手順を踏んでも構いません。

中々しこりが改善されないなど、不審に感じた場合はすぐに受診してください。

症状の対応が遅れると、最悪の場合は手術が必要となる可能性があります。

手術が必要になるほどの大事になる前に、早めに対処するようにしましょう。

早期で対処できればそれに越したことはありませんので、違和感を感じた段階ですぐに受診するという手段も有効です。

しかし、症状の重さを一瞬で見抜くことは難しく、医者によっては誤診してしまうことがある点には注意しましょう。

ピアス穴のトラブルの場合、粉瘤・肉芽腫ともしこりの一種であり、見た目が似ていることが多いです。

医者の受診結果に不安に感じる場合は、さらに別の病院で受診してみても良いでしょう。

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