他人と自分をすぐに比較してしまう人は非常に多いでしょう。
誰かと比較して自分が劣っていると感じると、ストレスを感じてしまいます。
何故他人と比較してしまうのでしょうか。
また、他人と比較しないためにはどうしたらいいのでしょうか。
この記事では、他人とすぐに比較してしまう人の特徴や心理についてご紹介します。
他人とすぐに比較してしまう人の特徴や心理は？原因は？
他人とすぐに比較してしまう人の特徴や心理はどのようなものでしょうか。
原因として考えられるものをいくつかご紹介します。
自分に自信が無い
自分に自信が無い人は、すぐに他人と比較して劣等感を感じてしまう可能性があります。
自分に自信が無いため、平均以上の実力を持っていたとしても常に不安を感じてしまいます。
自分よりも格下のはず相手に対しても劣等感を抱いてしまうため、あまり良い精神状態であるとは言えないでしょう。
隣の芝生は青いという諺もあるように、周りの人が自分よりも優れた位置にいるのではないかと思い込んでしまっています。
常に比較されて生きてきた
常に誰かから比較されて生きてきたことにより、他人と比較することが染みついている状態の人がいます。
誰かと比較され続けている人は、比較対象に勝たない限り評価されない状況に置かれ続けているため、誰かに勝ってこそ自分の実力を証明できると思い込んでいます。
例えば受験は、ライバルをいかに蹴落として自分が合格できるかが重要です。
いくら勉強を本人が頑張ったとしても、合格できなければ評価はされないでしょう。
このような環境に常に置かれ続けることにより、他人の存在が脅威となって比較ばかりしてしまう性格になってしまいます。
過程を重視せず結果ばかりにこだわる人は、このパターンの人が多いです。
このパターンの人は、自分を他人と比較してしまうだけではなく、他人に対してもすぐに別の他人と比較しようとするクセがあります。
比較することによって他人に劣等感を与え、自信を奪い取ってしまう可能性があります。
周囲にも被害をもたらす最も厄介な存在であると言えるでしょう。
ライバルの存在が原動力になってる
ライバルがいないとやる気が出ないという人もいます。
このパターンの場合は、ライバルとしてふさわしい人を見つけて自分と比較することによって、さらに自分を成長させたいと考えています。
自分のレベルアップのために他人と比較することを利用しているタイプですので、健康的なタイプであると言えます。
他人に比較することを強要することは無いので、迷惑にもなりません。
しかし、ライバルと決めた相手に対しては、非常に面倒な人物となる可能性もあります。
事あるごとに勝負を仕掛けたり、自分のライバルとしてふさわしい行動を求めたりします。
相手も同じようにその人をライバルとして定めている場合は問題ありませんが、別にライバルにもなりたくないという相手であれば、単なる迷惑行為に他なりません。
みんなが仲良くすべき環境において、一人だけライバル意識を剥き出しにする人がいたら足並みが乱れてしまうでしょう。
このパターンの人が自己中心的な性格である場合は、周囲に迷惑をかける可能性があります。
客観的に自分を判断したいから
客観的に見て自分がどのような立ち位置にいるかを知りたいために、他人と比較している人もいます。
このパターンの人は、自分の実力を計るためのサンプル集めとしてのみ他人との比較を利用しているため、最も安全な人であると言えます。
他人に比較することを要求することもありませんし、比較することによって自信を失ってしまうこともありません。
軸がブレない状態で比較を利用するのであれば、非常に有効なツールとなるでしょう。
このパターンの人は、処世術としての比較を理解している人ですので、他人と比較するクセを直す必要はありません。
比較することを有効に活用できるのであれば、継続的に比較は続けた方が良いでしょう。
他人と比較しないためにはどうしたらいい？
他人と比較しないためにはどうしたらいいかについて解説します。
他人と比較してしまうクセを持つことに悩んでいる方は、見逃さずにチェックしましょう。
比較はしない方が良いかを考える
まず、本当に比較をしてはいけないことなのかを考えましょう。
自分がいる環境によっては、他人と比較することは避けられない場合もあります。
他人と比較してしまうことが嫌だったとしても、それが社会で生きる上で役立っている可能性もあります。
他人と比較をしなくなることで、自分が良ければそれでいいという考え方になる可能性もあります。
自己中心的な考え方は自分の精神状態を健康的に保つためには有効な考え方ですが、仕事などではその考え方が通用することは少ないでしょう。
他人と比較してしまうクセを直す前に、そのクセによってどのようなメリットとデメリットが生じているかを先に考えてみましょう。
ある程度そのクセによる恩恵を感じているのであれば、他人と比較することを完全否定するのではなく、比較することと上手に付き合える方法を模索しましょう。
自信を持つ
まず最初にやるべきは、自分に自信を持つ努力をすることです。
軸がブレない自信を持つことができれば、他人と比較しても劣等感を感じることが無くなるため、自分のレベルアップのために比較することを有効活用できるようになります。
他人と比較すること自体が悪いわけではなく、比較することによって劣等感を感じてしまうことこそが問題であると認識しておきましょう。
他人と比較して自信を失ってしまうという状態は大変危険です。
他人と比較することでしか自分の価値を証明できないということだからです。
他人と比較して自信を失ってしまうタイプであれば、一旦他人と比較することはやめてみてください。
自分の実績を数える
一旦他人との比較をやめてみて、自分だけを見つめ直してみましょう。
自分自身で達成した実績を一つ一つ思い出して、他人に左右されない自分だけの価値を探してみましょう。
誰かに勝てなかったとしても、確実に自分がレベルアップしたと実感できることはあるはずです。
他人と比較することを一旦やめれば、無駄だったと思っていることにも価値があったことがわかるはずです。
他人との比較抜きで評価した自分の実績は、揺るぎない自信となって自分を支えてくれるでしょう。
自分に自信が持てない場合は、他人と比較することは一切やめた上で、自分自信で達成したことを数えてみてください。
他人に比較を強要しない
自分だけを他人と比較する分には周りに迷惑をかけないため、それほど大きな問題にはなりません。
しかし、他人に対して別の他人と比較することを強要している人は注意しましょう。
自分の価値観を押し売りする人は、大勢の人に迷惑をかけます。
他人に対して比較を強要する人は周囲から嫌われることになるでしょう。
すぐに比較することを求めてしまう性格である場合は、比較抜きにして他人を評価してあげる訓練をしましょう。
結果として見えづらい過程の部分を評価してあげることで、相手も心を開いてくれるようになるでしょう。
他人と比較して評価したことが正論であったとしても、相手の心に響かなければ聞き届けてもらえません。
円滑なコミュニケーションを図るためにも、比較による評価のみではなく、その人自身を見た上での評価もしてあげるようにしてください。
他人にすぐに振り回されてしまう人の特徴や心理！原因や治し方は？
LINEやメールで「今何してる？」と聞いてくる心理は？脈アリのサイン？
