新幹線に乗っていて富士山がきれいに見えると今日の出張はきっといいことがあると思ってしまうことがあります。

しかし、新聞や雑誌を読んでいたり居眠りをしていて気付かないまま、富士山を見逃してしまうこともしばしばあるのではないでしょうか。

どのようなタイミングが新幹線で富士山を見ることができるのか、富士山を見る絶好の座席とはどこなのか、説明します。

 


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富士山が見える新幹線の駅の場所は?

 

 

新幹線で富士山を見ることができるのは東海道新幹線ですが、東京行き(上り)でも東京発(下り)のどちらでも富士山を見ることは可能です。

東海道新幹線よりも内陸側に富士山は位置しているので、東京行きの場合は進行方向に向かって左側に、東京発の場合は進行方向に向かって右側に富士山の雄姿を目にすることができます。
三島駅
走行中の新幹線から富士山を見ることはできるのですが、富士山を見ることができる東海道新幹線の駅はどこになるのでしょうか。

新幹線の新富士駅の上りホームから富士山を見ることができます。新富士駅は他の鉄道路線と接続しておらず、こじんまりとした駅ですが雄大な富士山を眺めることができる駅です。

また、三島駅からも富士山を見ることはできますが、新富士駅の方が富士山の迫力を目の前で感じることができます。

ちなみに在来線には富士山が見える駅がいくつもあります。良く見える場所としては東海道線の富士川駅や由比駅、御殿場線の富士岡駅や御殿場駅、身延線の竪堀駅や沼久保駅、などがおすすめです。

 


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しかし、新幹線に乗車している場合は出張、あるいは旅行目的の人が多いと思われますので、わざわざ駅に降りてまで富士山を見る余裕はないかもしれません。

乗車中であればどの場所でどのようなタイミングで新幹線を見ることがよいのでしょうか。東京発の新幹線で説明しましょう。

東京発の新幹線が新横浜駅を出発してから約10分後に平塚市内を通過しますが、ここで最初に富士山を見るチャンスがきます。

新横浜駅を出発してから約23分後に熱海駅を通過した数分後に新幹線は長いトンネルに入ります、このトンネルを抜けると前方に富士山が見えてきます。

三島駅を通過すると連続して富士山を車窓に見ることができます。しかし、工場が多い場所でもあるので景色が切れ切れになってしまうことが多いでしょう。

三島駅を通過してから3分後くらいに富士山を見るベストポイントがありますので、意識しておくとよいかもしれません。

三島駅の次の新富士駅の周辺では防音壁が邪魔をして、富士山をよく見ることができない可能性があります。防音壁の隙間から覗く感じで見ることになります。

新富士駅を通過してから1分後くらいに新幹線は富士川の鉄橋に差し掛かります。富士山が少し後ろの方向に見えますが、東京発の新幹線ではここが最後のビューポイントになります。
座席
次に東京行きの新幹線の場合です。のぞみでは新大阪駅から約1時間35分、名古屋駅からは約40分で、こだまでは掛川駅から約12分で、静岡駅に到着します。

静岡駅ではまだ富士山を見ることはできませんが、これから富士山を見ることができるポイントに向かうので準備をしておくことをおすすめします。

静岡駅を出発して5分くらいすると富士川の鉄橋にさしかかります。この鉄橋が最初の富士山のビューポイントになります。

静岡駅を出発してからしばらくして短いトンネルを過ぎてから、3本長いトンネルを過ぎるとすぐに鉄橋になります。

なお、このポイントでは東京発(下り)の新幹線では鉄橋の柱が邪魔になって写真撮影には向かないと考えられるので、東京行き(上り)の新幹線での写真撮影をおすすめします。

鉄橋を通過すると1分くらいで新富士駅に到着しますが、その間車窓に富士山をずっと見ることができます。

工場地帯などがあって富士山を見にくいポイントがあるかもしれませんが、大自然の富士山と人工の工場地帯という対照的な風景をカメラに収められるポイントでもあります。

新富士駅を通過して3分くらいすると富士山は見えなくなってしまいますが、デッキに出て進行方向とは反対の方向を見ると富士山を眺めることは可能です。
下り

 

 

座席の位置はどのあたり?タイミングは?

 

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富士山を見るためには場所も大切ですが天候や時間帯も重要です。冬晴れの日は遠くまで空気が澄んでいるので富士山をキレイに見ることができます。

時間帯も朝早く空気がきれいなうちをおすすめします。人間や工場などが稼働する時間帯になってしまうと車の煙やばい煙などで空気が濁ってしまうからです。

新幹線の座席で富士山が見えやすい場所というのはどこになるのでしょうか。前述した通り、富士山は新幹線よりも内陸側に位置しています。

したがって内陸側(山側)の座席の方が富士山を見やすいということができます。

つまり、東京発の新幹線であれば進行方向に向かって右側の座席、東京行きの新幹線であれば進行方向に向かって左側の座席です。

通常は新幹線の座席はA、B、Cの3席が海側にあって、通路を挟んでD、Eの2席が山側にあります。

富士山をキレイに見ることができるのは、D、Eの2席になるので、この2席を予約することをおすすめします。

 

 

ただし、この席は2席になっているのですぐに予約済で埋まってしまう席でもあります。早めに予約したほうが安心です。

しかし、実際の座席では場所によって窓枠で富士山を見ることを邪魔されたりすることがあるので、写真を撮るような目的でない限りは、どの座席でもそんなに眺望が大きく変わるものでもないかもしれません。

オペラグラスや双眼鏡を用意するとどの座席でも富士山の眺望を楽しむことができるでしょう。

大袈裟な双眼鏡を用意することが恥ずかしいということであれば、望遠レンズ機能の付いたスマホを用意してもよいかもしれません。

 

 

最近のスマホは拡大機能が付いたレンズを搭載しているものもあるので、はっきりとスマホの画面で富士山の雄大な景色を楽しむことができるでしょう。

東海道新幹線では上りでも下りでも富士山の雄姿を眺めることができます。もし行きで見逃しても帰りに見ることはできますが、時間帯などによっては見逃してしまう可能性もあります。

どのタイミングでベストな富士山を眺めることができるのか、事前に準備しておくことも出張や旅行の楽しみかもしれません。