お気に入りの下着であっても愛用していればいつかは古くなってしまいます。古くなった下着は捨てることになります。

しかし、他の衣類とは違って、下着は処分する方法に少し気を使うものです。そのまま剥き出しで捨てるのは恥ずかしいと思う人が多いのではないでしょうか。

下着を処分する正しい方法や再利用する方法について説明をします。

 


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下着の正しい捨て方とは?

 

 

一般的には、毎日下着を身に着けて毎日洗濯して、ということを繰り返すとおおよそ3ヶ月くらいは着用することができると言われています。

実際は替えの下着を持っていない人は少ないでしょうから、もっと長い期間使うことができると考えられますが、それでも布地が薄くなったり金具が壊れたりして、使用不可になってしまう時がやってきます。

下着の正しい捨て方について、下着の種類別に説明します。
ショップ入り口

 

ファンデーション(補正着)

 

女性用の下着は大きく分けて、ファンデーション(補正着)、ランジェリー、アンダーウェア(肌着)の3種類があります。

ファンデーションは体型を補正することを目的としている下着で、ブラジャーやガードル、ボディスーツなどの製品があります。

ファンデーションは厚手の製品が多いので、捨てる時にも嵩張りやすく目立ちやすくなってしまいます。

また金具なども付いていることが多いので、そのまま捨ててしまうと混合ゴミになってしまい処分する人が困ることも考えられます。

ファンデーションを捨てる場合には、もし金属製などの金具が付属している場合には本体から外しておくことが必要です。

また、細かく切り刻んでから捨てるようにすると嵩張らずに処分することができます。小さな布片にすることで捨てやすくなります。

 

ランジェリー

 

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ランジェリーは装飾性の高い下着で、婦人下着を表すフランス語のランジュリーを語源としている言葉です。

セクシーなデザインのものも多く、下着泥棒にも狙われやすいような女性用下着の一種です。キャミソールやペチコートなどの製品があります。

ランジェリーは薄い生地で作られているものも多く、金具がついているものは少ないので、比較的処分しやすいと考えられますが、一方でそのまま捨てるのは恥ずかしいものも多いでしょう。

ファンデーションと同様に切り刻んで一片の布片にしてしまって、そのうえで新聞紙などに包んでからゴミ袋に入れるなど、外部からランジェリーだとわからないように処分すると安心できるでしょう。

特に一人暮らしの女性にとってはランジェリーだとばれてしまうと犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあるので、細心の注意をして処分するようにしましょう。
ショップの看板

 

アンダーウェア(肌着)

 

アンダーウェアとは肌着のことで、インナートップやショーツなどの種類があります。肌に直接触れるものなので、肌に優しい素材を使用してるものが多いようです。

肌に直接触れることが多い下着なので汚れやすく、ゴミとして処分する時には他人の目に触れないように気を付けなければいけないものです。

どうせ捨てるのだから下着は洗濯をしないで捨ててしまおうと思っている人がいるかもしれませんが、下着に関してはそうも言えない事情があります。

汚れたアンダーウェアをそのままゴミ捨て場に捨てると衛生上問題がありますし、悪臭の原因になる場合があります。

また、近所の人から、汚れた下着をそのまま捨てる非常識な人、と思われてしまう可能性もあります。

したがってアンダーウェアを処分する時には洗濯をしてから捨てるようにしましょう。アンダーウェアは捨てやすい素材のものが多いと考えられます。

しかし、ファンデーションやランジェリーと同様に、細かく切り刻んで新聞紙などで外から見えないように包んで、処分するようにすることをおすすめします。

 

男性用の下着

 

男性用の下着は、女性用の下着に比べると犯罪に巻き込まれることは少ないと考えられますが、それでも汚れた下着をそのまま捨てることは近所の人々やゴミ収集の人に迷惑をかけることがあるので、きちんと処分をすることが重要です。

男性用の下着(ボトム)は、形によってトランクスやブリーフといった種類に分かれますが、直接肌に触れているので、汚れやすいと考えられます。

ゴミとしてトランクスなどを盗まれる心配は女性よりは少ないと考えられますが、きちんと洗濯をしてからゴミに出すのがマナーです。
商品たくさん

 

 

再利用できる?手順は?

 

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下着としては使えなくなってしまったものでも、再利用する方法があります。ファンデーションは厚手の生地の製品が多いので、雑巾にすることができます。

素材にもよりますが、床掃除などに利用できるのではないでしょうか。ランジェリーやアンダーウェアなども小さく切って、細かい場所を拭くのに使うことができます。

繊維の目が細かい布地であれば、家具や電化製品の掃除にも活躍してくれるでしょう。また、レースやシルクなどの下着は靴磨きにも適しています。

吸水性の高いコットン性のトランクスやショーツなどは、不要な牛乳パックの中に敷いて油を捨てる際に利用することもできます。

このような方法で廃油を捨てると燃えるゴミとして収集してくれる自治体もありますので、自治体に確認のうえ、試してみてはいかがでしょうか。

なお、大手下着メーカーのワコールでは年に1回をめどに「ワコール・ブラ・リサイクル」を実施しています。

これは、ワコールの店舗で回収用の専用の袋(ブラ・リサイクルバッグ)をもらって、その中にブラジャーを入れてワコールに処分してもらうものです。

当初はワコール製のブラジャーしか対象ではなかったようですが、現在では他社のブラジャーも回収の対象になっています。ただしブラジャー以外は対象になっていません。

回収されたブラジャーは環境に優しいエネルギーの原料として再生されるので、多くの女性に活用されています。ワコールによると過去8年間で約170万枚のブラジャーが集まったそうです。

他にも使用済み下着を海外の開発途上国に送るプロジェクトもあります。

「下着de乳(NEW)スマイル」という活動では、着なくなった下着類を回収して下着が不足している国に送っており、売上の一部をNPO法人「J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)」が実施している日本の教育支援活動に寄付されています。