結婚式の直前になってピン札を用意していなくて慌てたような経験はありませんか。結婚式のような慶事以外に、お正月のお年玉など、ピン札が必要な場面は結構あるものです。

しかし、ピン札ってなぜ「ピン札」って呼ぶのでしょうか。

「ピン札」の言葉の由来を説明して、どうやってピン札を手に入れることができるのか解説します。

 


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そもそもピン札とは何?

 

 

ピン札とは新札のことだと多くの人が認識していると思われますが、正確に言うと新札とピン札は少し違うということを言う人もいます。

新札は発行されてから一度も使われていない紙幣のことです。未使用の新しい紙幣ですね。
お札各種
一方ピン札は、新札も含まれますが、使われていたとしても紙幣にシワがなくきれいな紙幣のことを指す、という人もいます。

一般的には紙幣は使用されれば折り目がついたり汚れたりするものなので、ピン札は新札のことだと理解していて問題はないでしょう。

ピン札の「ピン」にはどんな意味があるのでしょうか。恥ずかしながら、折り目がなくてピンとした紙幣だからピン札と言うのだと思っていたら違うようです。

ピンはもともとポルトガル語の「pinta」に由来しているという有力な説があります。pintaには点という意味があり、かるたやすごろくの「一」の目をpintaと言うようになったそうです。

その意味が転じて「第一の」や「最初の」という意味を持つようになったそうです。したがってピン札とは最初に使われる紙幣という意味になったということです。

同様に、「ピンからキリまで」のピンも上記のpintaに由来するという説が有力なようです。

 

 

どこで変えられる?

 

 

古いお札をピン札に替えるには、銀行に行って替えてもらうことが一番確実な方法です。

銀行は行内の紙幣や硬貨が不足すると、日本銀行に預けてある自行の口座から紙幣や硬貨をおろします。

日本銀行が銀行の銀行と呼ばれているのは、市中銀行の資金を預かっているからです。市中銀行が日本銀行からお金(現金)をおろすことを「直取り(じきとり)」と言います。

直取りをする場合には、日本銀行の封緘がなされた新札が各銀行に渡されることになります。封緘された新札は本店から各支店に運ばれます。

 


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したがって、預金者が銀行に行ってピン札に替えてほしいという要望に応えることができるのです。
銀行
しかし、銀行は土日は営業していませんし、多くの銀行は午後3時には窓口業務を閉めてしまいます。

銀行で古いお札をピン札に替える場合には、銀行の営業日及び営業日数には気を付けるようにしましょう。

銀行以外では郵便局もピン札への交換に基本的には対応してくれます。以前は対応不可だったのですが、民営化以降、変化があったようです。

窓口業務も午後7時頃までやっているところもあるので、もし銀行が閉まっていても対応してもらえるかもしれません。

しかし、地域によってサービス内容が異なっている可能性もあるので、念のため確認してから郵便局に行った方が安心です。

銀行も郵便局も利用できないような場合にはどうすればよいのでしょうか。100%確実とは言えませんが、可能性が高いのはホテルのフロントに両替を頼んでみる方法が考えられます。

特に結婚式場や披露宴会場などに使用されるホテルでは、お客様の新札需要に応えるためにほとんどがピン札を用意しているそうです。

多くのレジを設置しているようなスーパーなどでピン札への両替をお願いしてみるという方法も考えられます。

もしかすると新札があるかもしれませんが、スーパーには両替の義務はありませんのでお願いしているという姿勢は大切です。

そもそも両替を禁じているお店もあるので、両替をお願いする前に確認するようにしましょう。

確率の問題になってしまいますが、銀行やコンビニのATMでピン札が出てくるまで粘って払い出しをするという方法も考えられます。

しかし、夜間や休日には手数料がかかってしまう可能性があるので、注意してください。

会社にいる時にピン札が必要になったことに気付いたら、会社の経理に聞いてみましょう。会社もお祝い事にピン札を使う場面は多いので、ピン札を準備していることは多いものです。
郵便局
このように、何かしらの方法で古いお札をピン札に替えてもらう方法を紹介しましたが、どうしてもピン札に替えることができない場合もあり得ます。

そのような場合に古いお札をピン札同様に変身させる方法があります。多くの人が思い付くのはアイロンを使ってシワを伸ばす方法でしょう。

どんな古いお札でもピン札同様になるかというと、何度も折り畳まれてシワが深いようなお札はなかなかシワを完全に伸ばすことは難しい場合があります。シワの少ない紙幣を選ぶことが大切です。

 


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アイロンの使い方も重要です。お札を焦がしてしまったりすることのないようにしましょう。

最初に古いお札の表面を薄めた中性洗剤を染み込ませた布でよく拭きます。アイロンを当てる時にはホログラムには当てないようにします。

ホログラムとは、紙幣の表面に印刷されているキラキラしている部分のことです。ホログラムは熱による変化で、キラキラした光沢がなくなってしまう場合があるのです。

 

 

しかし、スチームアイロンを使う場合には注意が必要です。水分で紙幣が縮んだり、丸まったりしてしまう可能性があるからです。なるべく使用は止めておいたほうがよいでしょう。

アイロンだけではなく、他のアイテムを使って古いお札をピン札同様に替えてしまう方法もあります。

一つはすりおろした大根を使う方法です。大根に含まれている酵素が紙幣に含まれているでんぷんを柔らかくしてくれるのです。

紙幣に大根の絞り汁を塗ってからアイロンをかけると古いお札が見違えるようになります。しかし大根の絞り汁は臭いが気になる場合があります。

大根の絞り汁と同様の効果を持つ物には、リンゴのすりおろしがあります。リンゴであれば臭いも気にならないでしょう。

 

 

また、洗濯のりを使っても古いお札のシワを伸ばすことができます。洗濯のりをそのまま使うとお札がゴワゴワになってしまうので、水で薄めてからお札に塗ります。

洗濯のりをかけ過ぎるとお札が焦げてしまうので注意してください。大根の絞り汁でも薄めた洗濯のりでも、アイロンの温度は中温で素早く使うようにしましょう。

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