カビキラーはジョンソンエンドジョンソンが販売している洗剤で、商品名の通りカビ汚れに強いとされている製品です。

親しみやすくわかりやすい商品名もあって多くの人が認知している商品なのではないでしょうか。

カビキラーの効果を発揮することができる使用方法について説明して、実際に使用する場面について紹介します。

 


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カビキラーの基本的な使い方や使用上の注意は?

 

 

カビキラーは塩素系漂白剤と呼ばれる洗剤で、強力な殺菌力を持っています。主な成分は次亜塩素酸塩と水酸化ナトリウムで、それぞれがカビを破壊して掃除してくれるのです。

強力なだけにカビキラーの取り扱いには注意が必要です。カビキラーを使う場所の素材によっては、素材を傷めてしまう場合があります。

 

 

壁

 

 

柔らかい材質のものを変形させてしまったり、変色させてしまう可能性もあります。アルミや金属でできている製品や木製の製品などは使用を止めておいた方が安心です。

また、人の肌に触れると危険な場合もあります。例えば目の粘膜に入ったりすると大変です。

カビキラーを使う時には、ゴム製の手袋やサングラスを使って目や肌を保護するようにしましょう。

また、カビキラーは他のもの(酢やアルコールなど)と混ぜると有毒なガスを発生することがあるので、他の液体と混ぜないように注意しましょう。

それではカビキラーの基本的な使用方法について説明します。最初にカビが発生している場所を軽く洗います。

カビが生えている部分にある人間の皮膚や皮脂の汚れ、シャンプーや石鹸などのカスを落としてカビキラーの成分を浸透しやすくします。

 


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その上からカビキラーを吹き付けます。近すぎる場所から勢いよく吹き付けると液剤が飛び散って危険なので、15cmくらいは離した場所から吹き付けるようにします。

カビキラーを降りかけてから、汚れがひどい場合は10分以上放置して成分が浸透するのを待つようにします。

そして汚れている部分を水で洗い流すようにします。カビキラーの溶液が残らないように、キレイに洗い流すことが大切です。

上記のような流れで基本的にはカビをキレイに掃除することができますが、なかなか落ちにくい場合には繰り返しこの手順を実施するか、定期的に繰り返すことで効果を発揮するでしょう。
洗剤

 

 

実際にどのようなシーンで使うか解説

 

 

カビキラーが活躍する場所は、カビが生えやすい場所です。一般的には水回りと言われている場所で使用されることが多いと考えられます。

使用場所別に使用方法を説明します。

 

お風呂

 

お風呂場はカビが生えやすい条件が揃っている場所です。カビが繁殖するためには、水分(湿気)、温かい空気(高温)、酸素、栄養分、が必要です。

お風呂場は高温多湿で、石鹸カスや皮脂などのカビにとっての栄養分も豊富な場所と言ってもよいでしょう。

お風呂場のカビは放置しておくとゴムのパッキン部分や天井にまで繁殖してしまうので、こまめに掃除をすることが必要です。

お風呂場は空気が澱みやすく、カビキラーの中で作業をすると気分が悪くなってしまう場合があるので、換気を十分にすることが大切です。

日中であれば浴室の窓を開けて空気の流れを確保しながらカビキラーで掃除をすることをおすすめします。

お風呂で使っている手桶や洗面器にカビが生えてしまうこともあります。

カビキラーの使用方法には特殊なものはありませんが、他の家族も使用する道具なので掃除をした後にカビキラーをしっかり洗い流しておくことだけは忘れないようにしましょう。

特に小さい子供がいるような家庭の場合は、カビキラーを使った後始末まできちんとしておくことが大切です。

 

トイレ

 

トイレもカビが生えやすい条件が揃っている場所です。家の中でも暗い場所にトイレが設置されている場合が多く、日当たりは悪くじめっとした環境にあります。

おしっこなどがはねてしまうこともあり、カビが必要な栄養分もしっかりあることが考えられます。

便器には防菌効果を施しているものも増えているようですが、トイレの床や壁にカビが生えてしまうことは多いのではないでしょうか。

 


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お風呂場のようにトイレの床や壁の場合は水で流し洗うようなことは難しいと思われますが、カビキラーを染み込ませた雑巾などであらかじめ拭き掃除をするとカビの発生を防ぐことができます。

既に生えてしまったカビを掃除するには、基本的には、カビキラーをスプレーでカビが生えている場所に吹き付けるようにします。布などで擦ることはカビの拡散になるので厳禁です。

お風呂場以上にトイレは密閉された空間なので、空気の入れ替えには十分に注意することが必要です。

前述したように、トイレは木材を利用した床や金属製のパイプなどが使われていることが多いと考えられますので、素材の変化や変色には気を付けるようにしましょう。

目立たない部分でカビキラーを使ってみて、大きな影響がないことを確認してから使うことをおすすめします。
壁と天井

 

キッチン

 

キッチンもカビが生えやすい場所の代表です。なぜならば、食べ物のカスは豊富にあるし、水分には事欠かないし、カビに好適な環境が整っているからです。

キッチンのシンクなどは抗菌性の製品が増えているので、キッチンがカビだらけになるというのは少なくなっているのかもしれませんが、それでもシンク下の物入れや食器入れなどは湿気も多く空気も動かないので気が付くとカビは生えてしまっているものです。

キッチンでのカビキラーの使い方で重要なのは、口の中に入れないようにすることです。

カビキラーを直接口に入れるなんてことは考えにくいのですが、キッチン周りを掃除する時に、誤って食材にカビキラーをかけてしまったり、食器の掃除が中途半端でカビキラーの溶液が残ったままになってしまったり、ということがないように気を付ける必要があります。

キッチンでカビキラーを使う場合には、近くに食材や食器を出しておかないことは徹底する必要があります。

 

洗濯機

 

洗濯機や洗濯機周辺にもカビが生えて困ってしまう場合があります。洗剤カスなどのカビにとっての栄養分が豊富な場所です。

トイレと同様に空気の動きがあまりない場所なので、換気には十分に注意してカビキラーを使う必要があります。

洗濯物の中にはカビキラーのような強力な洗剤に触れると変色したり、穴が開いてしまうようなものもあるので、洗濯物にはカビキラーがかからないように気を付けましょう。