子供はもちろん、大人でも悩むことがあるのは初対面の人が苦手だという人見知りが挙げられます。
でも中には、初対面の人とも簡単に仲良くなってしまう人もいますよね。
それにはコツがあるのでしょうか。
今回の記事では、初対面の人とも簡単にスグ仲良くなれるコツをご紹介します。
そもそも人見知りとは
まず生まれたばかりの赤ちゃんは人見知りをしません。
それは、まだ人の区別が十分ではないからです。
特に生後1か月くらいまでの赤ちゃんでは誰に抱っこされていても、機嫌さえ悪くなければにこにこしていることが多くみられます。
しかし、それは嬉しいから笑っているわけではなさそうです。
この1か月くらいまでの笑顔は、医学的に生理的微笑とも呼ばれており、赤ちゃんが自発的に笑っているというものではないとされています。
特に人間の赤ちゃんは、生まれたばかりの頃は自分でほとんど何もできず、お母さんを含めた養育者に保護してもらうことにより成長することができます。
つまり、大人に守ってもらえなければ赤ちゃんとは簡単に命を落としてしまうような存在なのです。
この生理的微笑は養育者に関心を持ってもらうために生得的に備わっている、いわば赤ちゃんがこの世を生き抜くために獲得した手段の1つです。
生理的微笑は英語で「angel smile」つまり天使のほほえみとも呼ばれるように、世界共通で可愛いものとされています。
もちろん、育児とは楽しいことだけではなくつらいことや苦しいこともあります。
ですが、この赤ちゃんのほほえみによりほっと心が安らぐこともあります。
そして、赤ちゃんは自分が笑顔になることで養育者も笑顔になると成長とともに学習し、生後3か月ごろから少しずつ、生後6か月ごろには完全に自発的に声を出して喜ぶ、自発的微笑に変化していきます。
それと同時に、養育者とそのほかの人を明確に区別するようになります。
育児にかかわる頻度が高いお母さんをはじめに認識し、お父さんに抱っこされたときに泣き出すということが多いです。
両親ともに育児に参加している場合は、久しぶりに会う祖父母相手で、今までは抱っこされても平気そうだったのに急に泣き出す、嫌がるというのが人見知りのはじまりとしてわかりやすいかもしれません。
ですが、これは異常なことではありません。
この自分の命を守ってくれる養育者と、そうではない他人を明確に区別するという能力は、安全に成長するために大切なことだからです。
例えば、知らない人にも愛想よく近づいてにこにことしている子供ははた目から見て育てやすい子供かもしれません。
ですが、もしその相手が不審者だったり危険な人物だったりしたら、命の危機に関わることです。
ですので、子供の発達段階において人見知りをしなさすぎるというのは危険なこともあるのです。
もちろん、大人にも個人差がありますし、子供の個人差は特に顕著です。
そのため、よっぽど警戒心がなかったり、あるいは警戒しすぎて親でも泣き続けるという場合を除けば、成長を見守るとよいでしょう。
また、このころの人見知りは言葉が出始める1歳ごろ、遅くても2歳ごろにはおさまると言われています。
もちろん、もっと早くおさまる子供もいれば小学校入学ごろまで続く子もいます。
心配であれば専門家に相談するのもよいですが、基本的には成長とともに収まってくると考えて、あまり悲観的にならないほうがよさそうです。
初対面の人と仲良くなるためには
人見知りの人であってもそうでなくても、初対面の人と会うときは少なからず緊張感を抱くものです。
では、実際に仲良くなるためにはどのようなことを意識すればよいのでしょうか。
自分に対しても相手に対しても正直になる
初対面の人と会うときは、お互いに心に壁を作っている状態です。
その壁を取り払うことが、相手と仲良くなるコツです。
そのためには、自分に正直にならなくてはいけません。
仲良くならなくては、という意識で自分をよく見せようとしても嘘をつくと相手との距離感をどんどんと感じてしまいます。
ですので、初対面で緊張しているのなら、その気持ちを正直に打ち明けましょう。
開いても少なからず緊張しているはずですので、正直な人だという印象と、緊張しているのが自分だけではないという安心感を抱きます。
すると、相手も本音を正直に話しやすくなります。
名前をよく呼ぶ
人は名前を呼ばれることにより親近感を持ちやすくなります。
また、名前を覚えてくれたということも、あなたを信頼しやすくなる一歩です。
あなたも名前をうろ覚えにしている人よりも、きちんと覚えてくれている人のほうが信用しやすいですよね。
文章の中に不自然ではない程度に名前をはさんでみましょう。
笑顔を意識する
緊張して仏頂面の人と、緊張はしつつも笑顔を見せてくれる人とでしたら、どちらと仲良くなりたいですか?
ほとんどの方は後者、笑顔を見せてくれる人と仲良くなりたいと答えるでしょう。
人は、視覚情報から多くの情報を取り入れています。
また、笑顔になることで自然と声も高くなり明るい印象をつけます。
笑顔が苦手だという方は、話をしている最中や聞いている最中に表情をよく動かすようにするとよいでしょう。
相手の真似をする
これは心理学用語でミラーリングと呼ばれます。
もちろんすべてを真似してしまうと嫌がられることも多いですので、例えば相手の口調がゆったりとしているものならこちらも少しゆったり目に話すなど、ポイントを真似るだけのほうがよさそうです。
また、自然な動きを真似するのもよいでしょう。
一緒に何かを飲んでいるのであれば、相手が飲み物を口に運ぶときに自分も同じように飲み物を飲むといったようにするとよいです。
このミラーリング効果は、相手に気が合いそうという印象を与えます。
気が合う人と合わない人、どちらがより早く仲良くなることができるかは一目瞭然ですよね。
相手の話に興味を持つ
どんな内容で相手と会話をしたらいいか迷ったときは、相手に少し興味を持って踏み込みましょう。
何が好きか、どういった場所出身なのかなど、相手に関する質問をするのです。
そうすることにより、相手も自分に興味を持ってくれているのだなという風に感じます。
少しの会話のきっかけを作り、他のコツを同時に実践することにより、早く相手と仲良くなることができます。
聞き上手になる
多くの人が、相手の話を聞くより話すことのほうが好きだと答えます。
ですので、聞き役が上手な人は聞き下手な人よりも人と仲良くなりやすいです。
適切なタイミングで相槌を打つ、相手の話を掘り下げて聞くなど、聞き役のほうが話し役よりも難しいことが多いですが、それができると簡単に人と仲良くなることができます。
仲良くなろうと頑張りすぎない
これは大切なことかもしれません。
あまり仲良くなろうと躍起になると、どうしても不自然さが生じてしまいます。
そうなると相手も違和感を抱きますので、あくまでも自然体でふるまった方がよさそうです。
まとめ
大人になっても人見知りの人がいる一方、すぐに人と仲良くなれる人もいます。
もし、初対面の人と仲良くなりたいのであれば、笑顔で明るく接するとよいです。
相手の名前を呼ぶ、相手の行動を真似るといったことは、相手との距離を縮めてくれます。
また、お互いに正直になり心の壁を取り除いて話すとよいでしょう。
ですが、仲良くなろうと躍起になると違和感がありますので、注意が必要です。
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