NHKの集金人は夜遅く訪問したり態度が悪かったりとあまり良い評判は聞きません。
とくにしつこく食い下がったり、脅すようなことまで言われると、NHKと契約する気持ちも失せてしまいます。
NHKの集金人が訪問する時間帯や服装について説明します。そのうえで上手な断り方についても紹介します。
NHKの集金人の訪問可能時間は?
NHKの集金人の訪問時間については、何時から何時までと定められてはいませんので、好きな時間帯に訪問することが原則可能です。
しかし、朝の通勤通学前の忙しい時間帯や多くの人が寝静まっている早朝や深夜に訪問しても支払ってもらえることはほとんどないでしょうから、在宅率の高い時間を狙って訪問していると考えられます。
家庭の主婦や旦那さんであれば、夕方から夜9時くらいまでの間は訪問の頻度が高くなると考えられます。
常軌を逸した時間帯にしつこい訪問をすると警察に通報されて逮捕されてしまう可能性もあります。多くの集金人はNHKから委託を受けた業者に勤務している人です。
結果的にNHKに迷惑をかけてしまうとNHKとの契約を打ち切られてしまう可能性もあるので、お客様と接する態度は非常に重要になってきていると考えられます。
以前は、態度の悪い集金人が多く見かけられましたが、現在ではそのような集金人がいたのでは結果として契約も集金も成果があがらず、NHKの評判が落ちるだけ、ということに気付いたようで契約企業に対するNHKの指導も変わってきているようです。
時間帯も重要ですが、集金には訪問日も大切です。例えば給料日前では財布の紐も固くなってしまいますが、給料が出たあとであれば気持ちよく支払ってくれる可能性は高くなります。
できる集金人は各家庭の状況を把握して、最適な訪問日や時間帯などを決めているものです。
服装の特徴は?
NHKの集金人は、前述したようにNHKから業務委託された企業に雇われている人が多いので、決まったユニフォームは基本的にありません。
男性も女性もスーツを着ていることが多いと考えられるので、服装だけでNHKの集金人かどうかを判別することは難しいかもしれません。
しかし、大型のタブレットを持ち歩いている集金人はよく見かけます。契約する時に必要なフォーマットなどが格納されているので、NHKの集金人にとっては必要なアイテムです。
この端末には訪問したお客様の情報なども逐次蓄積されており、「ナビタン」と呼ばれています。
もう一つの特徴は首からぶら下げた身分証です。NHKの職員と身分を偽り受信料を詐取するような犯罪が後を絶たないことから、基本的には集金人は身分証を携帯するようにしています。
首から身分証を上げていることで、なんという会社のなんという名前の人なのかがはっきりとわかるようになっていることが多いようです。
それでも相手のことを信用しきれない場合には名刺をもらうようにしましょう。多くの場合、拒否されることはありません。
名刺には、NHK受託事業者などの文言が掲載されているはずなので、確認できれば安心できるでしょう。
身分証を見せてくれず名刺ももらえないような場合には、写真を撮りますといって撮影することを宣言しましょう。
もしもやましいことがあるのであれば、すぐに逃げ帰るようにその場からいなくなってしまうでしょうし、二度と来ないことも考えられます。
いずれにしても気を付けるべきです。
しつこい時の上手な断り方は?
最初に言っておきますが、テレビを持っている人はNHKと契約をしなければならないと放送法で定められているので、原則として契約をして受信料をきちんと支払いましょう。
しかし、今は手持ちがなくて払えないなどの事情がある場合もあるでしょうし、思想信条として(正しいか正しくないのかはわかりませんが)今はNHKには受信料を払いたくない、という人もいるかもしれません。
いろいろな断り方が考えられますが、シンプルですが効果が高いのは居留守でしょう。集金人と接する機会がなければそれまでです。
しかし、集金人もあの手この手で自宅を訪ねてくる可能性があるので、我慢比べになってしまうかもしれません。
自宅はテレビがないと毅然と主張することも効果的です。受信機器がない人はNHKと契約する必要はないからです。
中には、本当にテレビがないかどうか部屋を見せてくれと言ってくる集金人もあるかもしれませんが、応じる義務はまったくありません。
NHKには他人の家に入る権利はないのです。もし無理やり家の中や部屋に侵入しようとするのであれば、不法侵入罪になるため警察に通報しても構いません。
大切なことは、きちんとNHKから委託を受けた正当な集金人であることを確認して、集金の場合であればきちんと対応(もし今手元にお金がなかったら〇日には払える、と伝えるなど)することが大切です。
NHKとの契約を求められた場合には、自宅にテレビがあってNHKを見ているのであれば、堂々とNHKを見るためにも契約をしてしまった方が安心できるでしょう。
NHKに対しては様々な意見があることは事実ですが、一方で多くの人(世帯の約8割)がNHKに対して受信料を払っていることも事実です。
公平性の観点から、NHKを見ているのであれば気持ちよく受信料を払うべきでしょう。