風邪の予防に冬場になるとマスクをする人が増えますが、メガネが曇って困った経験はありませんか。

風邪の予防ではなくても、冬は防寒低策としてもマスクをする人が増えるので、メガネの曇りに悩んでいる人は多いと思われます。

マスクをしていてもメガネが曇らない方法について説明します。

 


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マスクをしているとメガネが曇る原因は?

 

 

メガネが曇ると見えにくいだけでなく、自動車や自転車の運転中であれば視界を奪われてしまい大変危険です。

なぜマスクをしているとメガネが曇りやすくなってしまうのでしょうか。メガネが曇るのは、空気中の水分がメガネに付着することが原因です。

 

 

メガネ2本

 

 

マスクをすることで口の中で温められた空気は口の外へ排出されます。一方で冬においてはメガネは常に外気と触れているので冷えた状態にあります。

口外に排出された湿気は冷えたメガネに触れることにより急激に冷やされることになり、水滴となってメガネを曇らせることになるのです。

このようにメガネが曇るという現象は、冬の方が発生しやすくはあるのですが、夏であっても曇る場合はあり得ます。

冷房の効いた部屋から暑い外へ急に移動するような場合は、たとえマスクをしていなかったとしても、大気中の湿気が冷えたメガネに反応してレンズを曇らせる場合があります。

つまり、湿気が冷たいメガネに反応することで曇りが生じるということです。その証拠に寒い外部から乾燥した部屋に入ってもあまりメガネが曇ることはありません。

メガネとマスクの位置関係も影響していると考えられます。マスクの中の温かい空気は、顔の上の方へと向かいますので、呼吸をしている口や鼻の上にある目に向かって上昇します。

 


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すると温かい空気が冷たいメガネに触れるような動きになるため、曇りやすくなると考えられます。

マスクでメガネが曇ることを嫌がる人は結構多いようで、メガネを止めてコンタクトレンズにしてしまう人もいます。

しかし、コンタクトレンズが苦手な人もいるので万人に対応できる方法ではありませんし、何よりも費用が嵩みます。

曇らないメガネや曇らせないマスクがあれば良いのですが、そんな都合の良い商品が果たしてあるのでしょうか。

また、通常の生活においてマスクでメガネを曇りにくくすることができるような方法はあるのでしょうか。
マスク

 

 

予防対策は?

 

 

隙間から温かい空気が漏れにくくなるようなマスクがあれば一定の効果はあると考えられます。顔の表面とマスクとの間の隙間がなくなるようなものがあればよいでしょう。

その名も「眼鏡が曇りにくいマスク」というそのものズバリの商品名ですが、鼻への高いフィット感をアピールしているマスクが販売されています。

他にも、一般的なマスクよりは高価ですが、立体型や三次元といった顔の形状に合わせたマスクもあります。

また、マスクの鼻の部分に息漏れ防止のパッドやクッションが付いているものもあります。これらのメガネの曇りを防止する効果は大きいようです。

別売りでパッドやクッションのみを売っている場合もあります。別売りの場合は、原則としてどのようなマスクにも使えることができるので便利に活用できます。

メガネにも曇りにくい商品があります。防曇レンズというものが開発されています。

レンズに曇りにくい加工を施しているもので、最近ではこの防曇レンズも増えているようです。店員に防曇レンズかどうかを確認してみてもよいでしょう。

レンズを代えるとなるとそれなりに出費も必要ですが、曇り防止のレンズ用スプレーもあるので、こちらであればリーズナブルに利用可能です。

100円均一ショップでも取り扱っているので、あまりお金をかけたくない人にとっては良いのではないでしょうか。

 


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上記のように、マスクやメガネに対して何らかの道具を使うことによってメガネの曇りを防止することができますが、身の回りの物を使ってもレンズの曇りを予防することができます。
曇り
日本テレビ系の朝のニュース番組の「ZIP!」で紹介されていた方法ですが、いつも使っているマスクを利用してメガネの曇りを防ぐものです。

ワイヤー入りのマスクを用意します。ワイヤー入りでないとあまり効果はないので、ワイヤー入りのマスクをおすすめします。

最初にマスクを半分に折ります。鼻の部分がはまる向きに折ったら、底から左右ともに数センチの場所を再度折ります。

Wのような形に折れたら完成です。顔の形にマスクがフィットするので、空気が漏れにくくなってメガネが曇ることが少なくなります。

折り曲げる間隔は、自分の顔にぴったりとなるように調整してください。このように簡単に、曇りにくいマスクを作ることができます。

また、パッドやクッションの代わりにティッシュを使って、マスクと顔の間の隙間を埋める方法もあります。

ティッシュがずれやすいように感じるかもしれませんが、そんなことはなくしっかりと固定されて、曇りにくくなります。

ただし、ティッシュは耐久性がないので、1日に数回は変える必要があるかもしれません。

また、ティッシュを使っていることが周囲の人にわかってしまうと、口の悪い人には「貧乏臭い」と陰口を叩かれてしまうかもしれません。

ティッシュほど柔軟性はありませんが、マスクの外部からはわかりにくい方法としてはワイヤーの代わりに綿棒を利用するものがあります。

顔の形にそって綿棒を折り曲げて接着剤でマスクに貼り付けて使います。綿棒自体は安価なので、加工に失敗してもさほど痛手にはなりません。

小さめのマスクをして、その上に少し大きめのマスクを二重ですることで、空気の漏れを防ぐ方法もあります。

防寒の観点から寒い日には良いかもしれませんが、息苦しくなったりすることもあり得ます。また耳にも二重でゴムなどの負担がかかるので、耳が痛くなってしまうかもしれません。

このように様々な方法でマスクを使う場合のメガネの曇りを防ぐ方法がありますが、費用対効果を考えると、曇り止めをレンズに塗る方法が良いのではないかと考えられます。

マスクの加工などは、必ずしも空気が漏れることを完全に防ぐことが難しいと考えられますし、防曇レンズを使ったメガネは効果は大きいですが、金銭的な負担も大きくなります。

100円均一ショップでも手に入れることができる曇り止めを使うことで、手軽にリーズナブルなコストで対策をすることができます。