手洗い洗濯をする場合、柔軟剤はどのように使用するべきでしょうか。
今回は手洗い洗濯の時に柔軟剤を使うタイミングや、手洗い洗濯に向いている洗剤についてご紹介します。
手洗い洗濯をしたいと考えている方は、この記事を読んで柔軟剤も上手に使ってみましょう。
手洗い洗濯の時の柔軟剤の使い方は?
柔軟剤を入れるのに適したタイミングは、最後のすすぎの時です。
洗濯の仕上げとして最後の方に加えるようにしましょう。
洗濯機を用いる時などは柔軟剤を入れるタイミングの見極めが難しい場合もありますが、手洗いの際は自分のペースで洗濯を進めることができるため、タイミングが掴みやすいでしょう。
あらかじめ手洗いの手順を決めておき、手順の中に柔軟剤を入れることを組み込んでおけばタイミングを誤ることもありません。
手洗いで柔軟剤を使う際は、まずは洗濯物から洗剤をしっかりと落とし切りましょう。
続いて洗濯桶に新しく水を張り、柔軟剤を加えてかき混ぜます。
洗濯桶の中に洗濯物を入れ、柔軟剤を含んだ水に数分間つけ置きしておきましょう。
つけ置きが完了したら、洗濯物を取り出して水気を軽く絞り、よく乾かしましょう。
柔軟剤はすすぎ洗いをする必要は無いため、乾かすのみでオーケーです。
手洗いは洗剤と柔軟剤を混ぜることなく洗濯することが可能であるため、柔軟剤の効果を最大限に発揮させることができます。
柔軟剤の仕上がりにこだわる場合、手洗いは有効な手段の一つであると言えるしょう。
どのような種類が手洗いの時使いやすい?
手洗いの際に特に使いやすい柔軟剤はありません。
基本的にはどのような柔軟剤でも手洗い時に使用可能です。
しかし、手洗いで洗濯することを想定する時に、向いているであろう柔軟剤はあります。
手洗いに向いていると思われる柔軟剤の特徴についてご紹介します。
肌に優しい柔軟剤
手洗いは洗濯機を用いて洗濯する場合とは異なり、直接洗濯物に手を触れて洗うことになります。
柔軟剤は薬品ですので、手に触れる時間が長いほど肌荒れの原因となってしまいます。
できる限り肌に優しい柔軟剤を選ぶことによって、手洗い後の肌荒れを軽減することができるでしょう。
ファーファやハミングNeoといった洗剤は敏感肌の人にも優しいことで知られているため、手洗い時の柔軟剤として用いることをオススメします。
肌に優しい柔軟剤を提供している会社は、洗濯洗剤も肌に優しいものを販売している可能性が高いです。
敏感肌の方は、肌に優しいお気に入りのシリーズを見つけて揃えてみても良いでしょう。
繊維に優しい柔軟剤
手洗いの際は肌荒れも気になるけど、繊維にも優しい柔軟剤が欲しいと考える方もいることでしょう。
普段は洗濯機で洗うものの、繊維が傷つきやすい洗濯物に関しては手洗いするという方も多いはずです。
繊維を傷つけないよう手洗いを選ぶ方は、柔軟剤も繊維に優しいものを選ぶと良いでしょう。
人の肌に優しい柔軟剤は服の繊維にも優しい場合が多いため、刺激が少ない成分で作られている柔軟剤を選べば良いでしょう。
化学物質を用いず天然由来の成分を用いている柔軟剤は繊維に優しいものが多いです。
柔軟剤を使う時に気を付けることは?
柔軟剤は誤った使われ方をされていることが多く、ほとんど効果の無い使い方をしてしまっている人もいます。
柔軟剤の正しい使い方を理解することで、柔軟剤の効果を最大限に発揮することができるでしょう。
中々柔軟剤の効果が実感できないという方は、柔軟剤の選び方を考える前に、正しい使い方を覚えてみてください。
劇的に効果が変わるかもしれません。
柔軟剤を使う際の注意点をいくつかご紹介しますので、洗濯前にチェックしておきましょう。
タオルに対して頻繁に使用しない
柔軟剤には繊維をコーティングして滑りを良くする機能があります。
繊維をコーティングすることによって肌との摩擦を減らして肌荒れを防いでくれる効果があります。
しかし、タオルに頻繁に柔軟剤を使用するとコーティングされすぎてしまい、水を弾いてしまうようになる可能性があります。
タオルから吸水性が奪われてしまっては本末転倒です。
タオルに対しては適度に柔軟剤を使用する必要があるでしょう。
タオルを使う際にゴワゴワしてきたと感じた頃に柔軟剤を使えば丁度良いでしょう。
洗濯の度に律儀にタオルに柔軟剤を使うことで、せっかくの吸水効果を奪ってしまわないようにしましょう。
正しい使用量を守る
柔軟剤を使う際は、正しい使用量を守るようにしましょう。
柔軟剤を使っている4人に1人が、定められた用量の2倍以上の柔軟剤を使用していると言われています。
つい多めに柔軟剤を使ってしまう原因として、柔軟剤の香りが挙げられます。
柔軟剤には服に良い香りをつけてくれる効果がありますが、繰り返し香りを嗅ぐことによって鼻が慣れていってしまいます。
鼻が慣れることによって香りを感じにくくなり、物足りなさを埋めるために大量の柔軟剤を使ってしまうようになる傾向があります。
しかし、柔軟剤を定められた以上の量使用することにより、服の吸水性の低下や黒ずみを発生させてしまう可能性があります。
残った柔軟剤を落とすために洗剤の成分が使われてしまうため、次回の洗濯の際に汚れが落としづらくなってしまう原因にもなります。
柔軟剤の香りが欲しいからといって、過剰に柔軟剤を使ってしまうことの無いよう注意しましょう。
洗剤と柔軟剤を混ぜない
洗剤と柔軟剤は混ぜて使わないようにしましょう。
洗剤は−極の電気を帯びており、柔軟剤は+極の電気を帯びています。
洗剤と柔軟剤を一緒に入れることで相反する電極が結合してしまい、どちらの効果も失われてしまいます。
化学反応を起こして効果を失わせてしまうことの無いよう、洗剤と柔軟剤は分けて使用する必要があります。
洗剤をしっかりと落としきってから柔軟剤を投入するようにしてください。
洗剤と柔軟剤の関係は、いわばシャンプーとリンスのような関係であると覚えておくと理解しやすいでしょう。
手洗いの場合は最初に説明した通り、洗剤用と柔軟剤用の水を分けて使用すれば間違いはないでしょう。
洗濯機で洗う場合は柔軟剤を加えるタイミングを計ることに苦労しますが、最近の洗濯機は柔軟剤を自動的に最適なタイミングで投入してくれる機能がついているものもあります。
洗濯機を購入する際に柔軟剤を自動で投入してくれるものを選ぶと良いでしょう。
洗濯物を詰め込まない
洗濯桶に洗濯物を詰め込みすぎないよう注意しましょう。
洗濯桶一杯に洗濯物を詰め込んでしまうと、衣類一つ一つに柔軟剤が浸透しにくくなり、効果が薄くなってしまいます。
これは洗濯洗剤でも同様ですので、ある程度余裕を残して洗濯物を入れるようにしましょう。
洗濯物が多すぎる場合は、無理せず何回かに分けて洗濯するようにしてください。
柔軟剤をブレンドしない
異なる柔軟剤のブレンド方法が紹介されているサイトもありますが、柔軟剤をブレンドすることはあまりオススメできません。
柔軟剤を開発する段階で既に調合師が様々な香りが組み合わせており、単体でも十分に香りが楽しむことができるようになっています。
不用意に他の柔軟剤とブレンドすることによって、逆に良い香りを損なうことになってしまう可能性があります。
また、それぞれの柔軟剤の成分の相性が悪くて効果が落ちてしまう可能性があるため、香りだけの問題ではありません。
柔軟剤の香りにばかり焦点が当てられ、効果に関するデメリットなどは無視されがちな風潮があります。
柔軟剤の本来の効果を損なわないためにも、柔軟剤のブレンドは避けることをオススメします。