夏の終わりごろから意識され始めるのは、秋冬物のファッションですね。

 

ショッピングモールなどでもアーリーオータムセールなど、少しまだ暑いと感じる時期から秋冬物のファッションアイテムが並び始めます。

その中にも、やはりトレンドカラーとよばれる、色を意識させるようなアイテムが多く並んでいることに気が付きますよね。

 


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実はこのトレンドカラーですが、今年流行る色というわけではありません

 

たしかに流行る色ではありますが、別にそれは私たち消費者側がこれを買いたい、と意識して選んでいるわけではないのです。

 

ファッションアイテムやファッション雑誌で今年のトレンドカラーは〇〇色!のように紹介されることにより、無意識にその色を選ぶため、実際に流行っている色というようになるわけですね。

 

もちろんおしゃれに興味深い人はそのようなトレンドカラーを意識してアイテムを購入しますし、興味がない人はショップに多く並ぶトレンドカラーを選ぶことが増えますので、多くの人がそのカラーのアイテムを身に着けているような気がします。

 

このトレンドカラーというのは、1年から2年前までにはすでに決められているとのことです。

 

日本はもちろん、フランスやスイス、ドイツ、イタリアなどの多くの国が加盟する国際流行色委員会(インターカラー)により、〇年春夏、あるいは〇年秋冬のトレンドカラーは〇色、ということが決められ、多くのファッションデザイナーなどはそのカラーを意識したアイテムを作ります。

 

そして、1年後から2年後、つまり流行らせたいカラーの年にそのようなトレンドカラーのアイテムがショップに並び、私たち消費者の目につきやすいようになるということです。

 

また、これらのトレンドは何もカラーリングだけではなく、デザインや柄にもトレンドがあります。

 

その中でも最も取り入れやすいのがトレンドカラーですので、流行りのファッションを楽しみたいという方はまずカラーリングを意識するとよいと言えますね。

 

では、2018年秋冬物のトレンドカラーをご紹介します。

 

 

アビスカラー

 

 

寒色系のこの色はアビスカラーとも呼ばれ、青みがかった色が特徴です。

その中でも特に注目を浴びているのはネイビーでしょう。

 

ここ数年は大定番であったブラックに匹敵する人気のカラーリングです。

 

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派手すぎないネイビーは、流行のアイテムを追うことに抵抗がある方にでも取り入れやすい色だと言えるでしょう。

 

 

ベイクドピンクカラー

 

 

少しくすんだ色合いを持つピンク色もトレンドカラーとしてラインナップされています。

 

ピンクに比べると落ち着いた色合いとなります。

 

シックなカラーと相性がよいため、定番の秋冬コーデの中のワンポイントとして取り入れるとよいでしょう。

 

 

ベイクドマスタードカラー

 

 

こちらは、少しくすんだ色合いの黄色です。

 

イメージとしては、イチョウが紅葉した色でしょうか。

明るさとともにシックさを持ち合わせていますので、取り入れやすい色と言えるでしょう。

 

また、近年ではマスタードカラーが流行していたこともあり、すでに1つか2つこの色のアイテムを持っている方も多いのではないでしょうか。

 

 

ベイクドメイプルカラー

 

 

ブラウンよりも赤みを帯びた色合いのこの色は、秋の深まりを感じさせるカラーリングです。

 

アウターやボトムスに取り入れると大人のシックさを感じさせることができます。

 

 

ダークグリーンカラー

 

 

深みのある緑色は、神秘的な雰囲気を感じるカラーリングです。

 

グリーンカーキなどもこの色に含まれていますので、すでに持っているアイテムを今年の秋冬ファッションに取り入れることもそう難しくはないのではないでしょうか。

 

 

レッド

 

 

全体的にくすんだ色合いが多い秋冬のトレンドカラーですが、今年の秋冬はレッドも人気が高いとされています。

 

ワインレッドのような落ち着いた色合いよりもビビッドなレッドがトレンドカラーです。

 

全身のコーディネイトのうち、1点だけをビビッドなレッドのアイテムを取り入れることにより、差し色としても映えるでしょう。

 

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カラーパレット別トレンドカラー

 

 

2018年秋冬のトレンドカラーは、大きく分けて3つのタイプに分類されます。

 

タイプごとにご紹介しますので、取り入れやすいカラーリングから身に着けてみるのはいかがでしょうか。

 

トラディショナルカラー

 

こちらは、伝統的な例年の秋冬トレンドカラーにもラインナップされるような落ち着いた色合いです。

 

レッドペアと呼ばれる西洋ナシが赤く熟した時の色合いは、くすんだ色合いを持つ赤系統のカラーです。

 

見方によってはブラウン系統にも見えますので、取り入れやすい落ち着いた色合いだと言えます。

 

アウターやボトムスに取り入れることで、ファッションとしての重さを感じさせず、バッグなどの小物類としても適しているカラーです。

 

セイロンイエローは、スパイスで有名なセイロンのエキゾチックさを持ち合わせたイエロー系統の色で、ベイクドマスタードカラーのような色合いです。

 

マティーニオリーブは、ドライマティーニに入れるようなグリーンオリーブの実の色を意識したカラーリングで、落ち着いたグリーン系統の色です。

 

モスグリーンやグリーンカーキ色と似た色で、近年のトレンドカラーとしても非常に人気が高いカラーです。

 

ラセットオレンジは、落ち葉のようなオレンジ色で、発色もよいため落ち着いた色合いとともに差し色としても使えるカラーです。

 

ワンポイントアクセントとして取り入れてもよいのではないでしょうか。

 

メロウローズと呼ばれる色は、グレイがかったローズピンクで、くすんだようなピンク系統のカラーリングです。

 

伝統的なローズ色のこちらは、人を魅了するニュアンスを含んでいますので、冬にももってこいな色合いです。

 

ケツァールグリーンは、中南米に生息しているキヌバネドリの羽の色を意識したカラーリングで、深みがある青緑をしています。

 

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インパクトカラー

 

今年のトレンドカラーにはインパクトのあるような明るい色もラインナップされています。

 

そのうちの4つをご紹介します。

 

ヴァリアントポピーと呼ばれる赤色は、ポピーのような鮮やかな赤色ですので、差し色として映えるカラーリングです。

 

ネブラスカブルーと呼ばれる青色は、夕暮れ時の星空のような青色です。

 

ライムライトと呼ばれる緑色は、ライムのように黄色が強く出た刺激的な黄緑色をしています。

 

ピンクピーコックは明るいピンク色をしています。

 

パープル系

 

春夏にもトレンドカラーとして選ばれている、鮮やかな青紫色をしたウルトラバイオレットに加えて、秋冬ではもう一色トレンドカラーとしてラインナップされています。

クロッカスペタルと呼ばれる、明るい紫は早春に開花を迎えるクロッカスの花の色を意識させます。

 

 

まとめ

 

 

2018年秋冬のトレンドカラーとしてラインナップされているのは、従来のものと比べると全体的に明るい色が多い印象です。

 

定番カラーとして使われるモノトーンカラーも、素材やアイテムの場所によってイメージが変わります。

 

今年のトレンドカラーにはたしかに明るい色も多いですが、ベイクドカラーと呼ばれるくすんだ色合いのものも多いので、あまり派手なコーディネイトはしたくないという方にも取り入れやすい色合いだと言えます。

 

また、近年の傾向として秋冬のトレンドカラーの中には来年度の春夏にも取り入れやすいカラーリングが選ばれています。

 

季節を超えても楽しめるトレンドカラーですので、今年の秋冬にはトレンドファッションを取り入れてみるというのはどうでしょうか。