フローリングの床を歩いていて、気が付いたらなぜかベタベタしているな、と感じたことがある方は少なくはないでしょう。

 

キッチンなどに限らず、廊下などのフローリングもなぜかべたつく感じはありませんか。

 

いったいどこからそのようなべたつきがやってくるのでしょうか。

 


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頻繁に掃除をしているはずなのに、特に原因が思い浮かばないという方もいるのではないでしょうか。

 

今回の記事では、そんなフローリングのべたつきの原因と、それを解消するための方法をご紹介します。

 

併せて、対策方法もご紹介しますので、何度もべたついて困っているという経験をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

フローリングがベタベタする原因は?

 

 

まずは、フローリングがべたつく原因についてです。

 

原因がわからなければ対処をしたところで、またべたついてしまいますよね。

 

料理中の油跳ね

 

キッチンのフローリングがべたつく原因として最も多いのが、料理中に飛んでしまう油です。

 

どれだけ気を付けていても、料理中に油の飛び跳ねはつきものです。

 

もちろんすぐに気づいてふき取ることもありますが、忙しくてついつい後回しにしてしまうこともありますよね。

 

油汚れは時間が経つとこびりついてしまい余計にとりにくくなってしまいます。

 

そこにさらに食べ物のカスなどが付着し、べたべたとしてしまうということなんですね。

 

足の皮脂

 

ではキッチン以外はどうでしょう。

 

油を使わない場所でもべたつくことってありますよね。

 

その場合に考えられるのは足の裏の皮脂による汚れが原因として挙げられます。

 

正確には足の裏というより、足の指の股から出る皮脂です。

 

皮脂なので、油ですね。

 

裸足で歩くことによりフローリングに油がつき、さらにほこりやごみなどがその油にくっつくことでベタベタしてしまいます。

 

湿気

 

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特に梅雨の時期などに強くべたつきを感じるということはありませんか。

特にフローリングの素材は湿気の影響を受けやすいため、床のべたつきを感じやすくなります。

 

キッチンを歩いたスリッパ

 

家の中は基本的にスリッパを使って歩いているのだから、皮脂がつくはずないとお考えではありませんか。

たしかに、スリッパを使って歩いていれば足の皮脂がフローリングに付着することを防いでくれます。

 

ですが、それはキッチンで使っているものと同じではありませんか?

 

キッチンを歩いているスリッパの裏には、料理の油跳ねなどを踏んでいる可能性があります。

 

そのスリッパで家の中を歩くということはキッチンの油を他の部屋に持ち込んでいるということとほとんど変わりません

 

ワックスの剥がれ落ち

 

フローリングの表面にはワックスが施されています。

 

ですが、そのワックスは時間が経つとともにどんどんと自然に剥がれ落ちてしまいます。

 

そのワックスの劣化により、フローリング面がべたつきやすくなります。

 

 

効果的な予防対策は?

 

 

ではどのようにすれば、フローリングのべたつきを抑えることができるのでしょうか。

 

まずは、フローリングのべたつきをなくし、対策をとりましょう。

 

酢や重曹を使う

 

フローリングのべたつきを抑えるのには、酢や重曹を使う方法がおすすめです。

水1リットルに対し、酢を大さじ2杯混ぜ、酢水を作ります。

 

その酢水でべたついたフローリングをゆっくりと拭きます。

 

最後にモップなどを使い、乾拭きをするとべたつきが落ちます。

 

少し酢独特のにおいが気になるかもしれませんが、自然と消えていきます。

 

また、重曹を使ってもべたつきを落とすことができます。

 

ぬるま湯で重曹水を作ります。

 

こちらは目安は水1リットルに対し、重曹の粉を大さじ2杯から3杯程度です。

 

もしくは、市販されている重曹水のスプレーなどを使ってもよいでしょう。

 

重曹水を雑巾などに浸し、しっかりとしぼってべたつき部分を拭きます。

 

その後、水拭きをしてから仕上げに乾拭きをします。

 

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クエン酸を使う

 

皮脂汚れなどの油を落とすのにはクエン酸も効果的です。

 

クエン酸水を作り、酢水でやったようにフローリングを拭いていきます。

 

また、ほこりなどもきれいに取り除くことができますので、フローリング全体をきれいにすることができます。

 

ワックスを塗り重ねる

 

定期的なワックスの塗り重ね、塗りなおしをすることにより、ワックスの剥がれ落ちによるべたつきを抑えることができます。

 

塗り重ねは半年から1年に1度を目安に、塗りなおしは5年に1度を目安にするとよいでしょう。

 

フローリングの板目に沿ってワックスを塗ります。

 

塗りなおしの際は、一度ワックスを剥がし落としてから塗るとよいでしょう。

 

スリッパをキッチンと使い分ける

 

どうしてもキッチンの油跳ねは防ぐことが難しいです。

 

ですので、他の部屋にしつこい油汚れを持ち込まないためにもキッチン用のスリッパを作るとよいでしょう。

 

スリッパの使い分けをすることにより、頻繁に掃除をしなくてはいけなくなるのがキッチンだけになります。

 

 

まとめ

 

 

フローリングがベタベタする原因として考えられるのは、油汚れにほこりやゴミが付着することです。

 

まずは、その油汚れを落としてやるところから始めましょう。

 

その後は、さらにしつこい油がつかないようにキッチンと他の場所で使うスリッパは使い分けることが大切です。

 

面倒に感じるかもしれませんが、定期的にワックスを塗り重ね・塗りなおししてやり、ワックスの劣化によるべたつきを防止しましょう。