トイレの黒ずみが中々落とせず苦労した経験は無いでしょうか。
この中々取れない黒ずみは一体何なのでしょうか。
この記事では、トイレの黒ずみの原因と予防方法についてご紹介します。
トイレの黒ずみの上手な落とし方が知りたいという方は、是非チェックしてみてください。
トイレの黒ずみの原因とは？
トイレの黒ずみの原因として考えられるものはいくつかあります。
一つずつ原因を確認してみましょう。
カビ
トイレの黒ずみの最有力候補がカビです。
カビは湿気の多い所に発生するため、トイレはカビの温床となってしまいます。
中でも湿気がこもりやすいトイレタンクの中は、特にカビにとって好ましい環境です。
トイレタンクを開いたらタンク内がカビで真っ黒になってしまっていたという話はよくあります。
トイレの黒ずみを取りたいと考える場合、カビへの対策を重点的に行う必要があるでしょう。
水垢
水垢が黒ずみの原因となっている可能性もあります。
水垢単体では黒ずみにはなりませんが、カビやホコリと混ざることで黒ずんでいきます。
水垢が他の汚れと混ざり合うことで頑固な汚れとなり、中々落としずらくなってしまいます。
水垢が他の汚れと混ざることを阻止できれば、水垢による黒ずみの発生は抑えることができます。
水道水
トイレに使われている水道水に鉄分が多く含まれている場合は、鉄分と水垢が混ざって黒ずみとなる可能性があります。
ミネラルが豊富な水が流れている地域では、鉄分による黒ずみも発生しやすくなります。
水道水に鉄分が多く含まれている場合には、トイレのみではなく風呂などでも黒ずみが発生するため、水道水が原因である場合は分かりやすいでしょう。
予防対策は？
トイレの黒ずみの発生を予防するためには、どのような対策を取れば良いのでしょうか。
順番にご紹介します。
市販の洗浄剤を使う
市販の洗浄剤を使ってトイレの黒ずみを取ることができます。
黒ずみを取るのみではなく、新たな黒ずみを予防してくれるものもあるため、様々な商品を試して使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
トイレタンクに置くタイプのものや、トイレにそのまま流すタイプのものなど、種類は豊富です。
市販の洗浄剤はトイレの汚れを落とすために開発されているものですので、効果は信頼できるでしょう。
トイレの黒ずみを落とす際には、まず市販の洗浄剤を使うことから始めることをオススメします。
市販の洗浄剤を用いても黒ずみが落とすことができない場合に、他の対策方法を考えてみましょう。
洗剤を使って洗う
トイレ専用に作られた洗浄剤ではなく、様々な洗剤を利用して黒ずみを取る方法です。
重曹やクエン酸など、トイレの黒ずみに有効とされている洗剤を駆使して黒ずみを落としましょう。
洗剤でつけ置きしておくことで、黒ずみの予防効果も期待できます。
洗剤には酸性のものとアルカリ性のものがあるため、使い分けながら使用する必要があります。
洗剤による性質の違いを理解し、効率良く用いましょう。
専門家に依頼する
専門家に黒ずみの除去と予防を依頼する方法があります。
専門家であれば黒ずみをどのように落とせば良いかを理解しているため、綺麗に落としてくれるでしょう。
値段は張ってしまいますが、確実に黒ずみに対処したいという場合にオススメです。
専門家を呼ぶのであれば、せっかくですので黒ずみ以外の様々な点検を依頼すると良いでしょう。
住処を変える
水道水に多くの鉄分が含まれている地域に住んでいる場合は、残念ながらいくら努力しても黒ずみが発生しやすい状態が続いてしまいます。
どうしても黒ずみが気に入らない場合は、いっそのこと引っ越しをすることも考えてみてください。
鉄分の少ない水質の地域に移り住むことで、水道水原因の黒ずみの発生は防ぐことができるでしょう。
オススメの洗剤やアイテムは？
トイレの黒ずみを取るためにオススメの洗剤やアイテムをご紹介します。
黒ずみ掃除の際に是非試してみてください。
重曹
重曹はアルカリ性の洗剤であり、カビに対して高い効果を発揮します。
トイレタンクの中で繁殖したカビが水と一緒に流れ出て便器の黒ずみとなるため、重曹を使ってトイレタンク内のカビを落とすと良いでしょう。
重曹はトイレの臭いの元となる尿石や水垢を落とすことはできないため、トイレ掃除向きではありませんが、カビ由来の汚れである黒ずみに対しては有効な洗剤となります。
黒ずみはカビと水垢が混ざって複合的な汚れとなっている可能性があるため、アルカリ性と酸性両面からのアプローチが必要となる場合があります。
アルカリ性の汚れ落としは重曹に担ってもらい、カビを落としましょう。
クエン酸
アルカリ性の洗剤である重曹に対して、酸性の洗剤として用いることができるのがクエン酸です。
クエン酸を用いることによって黒ずみの原因となる水垢を落とすことができますし、トイレの不快な臭いの元となるアンモニアも除去することができます。
重曹とセットで使用することによって、様々な成分で構成されている黒ずみにも対応することができるでしょう。
塩素系漂白剤
トイレの黒ずみに対して有効であると言われている洗剤が塩素系漂白剤です。
汚れを落としてくれる効果に加えて漂白効果もあるため、黒ずみを綺麗に落としてくれるでしょう。
注意点として、塩素系漂白剤を使用する際は酸性の洗剤と併用しないように注意してください。
化学反応を起こすことで人体に有害なガスが発生してしまい、最悪の場合は死に至ります。
クエン酸やお酢と組み合わせることもNGですので、塩素系漂白剤を使う際は危険性をよく調べておきましょう。
化学反応を起こした際は強烈な臭いが発生しますので、塩素系漂白剤を使用した際に少しでも刺激臭を感じたら、すぐにその場を離れて換気しましょう。
カビキラー
カビキラーを使用して黒ずみを落とすことも有効です。
黒ずみがカビ由来のものであれば、カビキラーのみでもある程度綺麗にすることができるでしょう。
カビキラーも塩素系の洗剤ですので、酸性物質と混ぜることのないよう注意してください。
クレンザー
クレンザーは研磨剤を含む洗剤であるため、便器をこすり洗いすることによって物理的に黒ずみを落とすことができます。
こすり洗いによって汚れを落とす洗剤であるため、強くこすりすぎると便器に傷がついてしまう可能性はあります。
掃除用のブラシにつけて力加減に気を付けながら磨きましょう。
ブルーレット
ブルーレットは市販の洗浄剤です。
ブルーレットには洗浄力もありますが、除菌効果と汚れ防止機能がある点も魅力的です。
除菌効果によってカビの繁殖を防ぎ、黒ずみの発生を軽減してくれます。
アンモニアを分解する雑菌も繁殖しなくなるため、トイレの不快な臭いも発生しにくくなるでしょう。
さらにブルーレットには汚れ防止機能が備わっており、便器の表面をコーティングして汚れが付着しにくい状態を作ってくれます。
トイレを綺麗にするのみではなく、その後の汚れもしっかりと予防する工夫が施されていますので、非常にオススメの商品であると言えるでしょう。
トイレスタンプ
トイレスタンプは便器内にジェル状の洗剤を貼り付ける斬新な商品です。
トイレを流すたびに貼り付いたジェルの洗剤が溶けだし、便器を洗浄してくれます。
掃除がしづらい便器の縁にまで行き届いてくれるため、非常に便利な洗剤でしょう。
黒ずみを落としたい場合は、漂白タイプのトイレスタンプを選ぶと良いでしょう。
